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画面内の裏事情。  作者: 無名→琥珀→名無→ユキカゴ
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雲の上へ


琥珀です。

明日テストなんですが・・・泣きたいです どうしてこうなった

姉さんが「お前男なんだからネア視点でかけよ」とか言うので・・・;

こんなんでよかった?



ひゅーっと風が吹き付ける

二人は真っ青な空を華麗に飛んでいた


空を移動するのはその二人だけではなく

ある程度のレベルがあれば飛んで移動する確立が高い




何で俺がこんな初心者MAPでわざわざ飛んでるかというと・・

同じギルドのNoaFrostがなんか問題に巻き込まれたそうで解決の手伝いをしてる、そんなところだろうか







俺は秋津あきつ脩平しゅうへい

平凡にすごす高校二年生であって、今はオンラインゲーム フライナル をしてる。


「にしたって ゲーム内に入るとかあり得ねえよなぁ」


俺は苦笑いを浮かべつつ画面に目を向ける

そこにはいつもどおり何にも変わったことはなく、

俺はイヌワシに乗って空をとびNoaFrostは狐火をまとって飛んでいた


[うーんとりあえず浮くことはできたけど進み方とか・・・いろいろ大変そうかも]


NoaFrostの発言もテロップとして表示される。

からかわれてるだけなんじゃないかな、とも思うがあまりに真剣そうなのでつきあってやってる


俺はキーボードを慣れた調子でカタカタッと打った


[www まぁがんばってな]

[おーう!]

すぐに返事がきた 向こうからしたら喋ってるんだから返事が早いわけだ



そのまま旋回して高度をあげていく

下をみるとNoaFrostはかなり小さく見えていた


[ネアルったら少しは待ちなさいよー!]


やれやれと思いながら俺は高度を下げる


「普段のあってどんな風に高度あげてたっけなぁ・・・」


パソコンの前でぼそりと独り言をつぶやく

んーっと少し考えてからチャットを打つ


[その狐火を下に向かって出すことできるか?]


NoaFrostは首をかしげる。そんなモーションはないはずなんだがなぁ


しばらくした後[えいっ]とテロップが表示されて

NoaFrostが手をかざす

どこかのアニメのようにカッコよく手から狐火が噴出されるわけでもなく・・・

かざすと同時にNoaFrostの武器アバターの狐が炎を上げた

その炎はNoaFrostの両腕を螺旋状に下りながら下へと流れその炎圧で上へと飛び上がった


「なんかはっきりしないなぁ」


くすっと笑いをこぼすとキーボードを操作し俺も上へと向かった

NoaFrostに難なく追いつくと


[案外簡単にできるものだね]


と冗談交じりに軽くいった

NoaFrostはというと[ぜぇ・・・ぜぇ・・・]とテロップが表示される

本人としては息を切らしてるだけなんだろうが思わず笑ってしまう


そりゃぁあのスピードでいきなり上がったら怖いだろうなぁ


ゲームならまだしも現実であんなことやったら気絶もいいところだろう


[のあ、大丈夫?]


と俺が聞くと


[だ・・・大丈夫じゃないかも・・・]


と返ってきた



しばらく休んでからまた進み始める

そんなこんなでも案外のあが飛行に慣れるのは早くて

動き回るうちに大分スムーズに飛べるようになっていた。


狐火で俺のイヌワシに勝てるわけないけど

なーんて思っていたらのあに思いっきり睨まれて 突然ふっと姿を消した

案の定俺は驚いて辺りを見ると少し進んだところでのあが満足そうに笑って舌をだした

[べーっ]とテロップが表示される

「こんにゃろう・・・!」

俺もイヌワシのスピードをあげる

追いかけっこのようなことをしながらちょうどウィスプ森林の上を通ろうとしたとき

俺のMAP上に敵がいる、という印の赤い点が表示された

あわててチャットを打つ いつもならこれくらい大丈夫だろうが

なにせ今は用心棒のようなものだ あとで文句言われてもかなわねえしな・・・


[のあ!止まれ!]


NoaFrostはびっくりしてぴたりと止まる 

流石に気づいたのかバッと後ろを振り向く ぎょっとしていた


ウィスプ森林上の空ではよくみかける

黒魔女のようなモンスター ゛ラミア゛

由来としてはギリシャ神話にでてくるラミアーなのだろうけどなんか似てない。

初心者MAPの中では強いほうだけど所詮俺等の敵ではないんだよね


[のあ、下がっとけ]


なんかカッコよくそれっぽいセリフを吐いてみる

自分で打っておいて微妙に照れて頬をかく

いつも使っている愛用の双剣をとりだすとイヌワシに乗ったまま突っ込んだ

流れるように切り付ける そんなに量はいないからすぐに片付くだろう



予想通り一瞬で片付いた。盗賊としての移動速度、攻撃速度

そしてレベルに物を言わせたこの火力があれば当たり前だ


[ネアル、ありがとねー]


NoaFrostが隣にきて微笑む。

ここまで仲がいいっていったって流石に異性なんだから照れるんだよなぁ・・・


[おう]


とさりげなく返事を返す。


ラナ大陸を回っているうちはいいだろうが他の大陸に移ったら大変になりそうだな・・・

というより飛びながらテレポートできる技術がるんだったら攻撃もできるんじゃないだろうか

とおもってNoaFrostをちらりとみる。

しかし良く考えればそんなにテレポートを多様してるわけではなかった

しばらく顔をしかめてそれからなにやら手を伸ばしその直後にテレポートしている

なんか高度なことやってるんだろうなぁ・・・


「どんだけ起用なんだよ・・・ったく」


狐の炎圧操作をしつつテレポート・・・本当にやったら大変だろうに




ラミアと戦闘した直後とはいかないが少し行った後に大きな雲の塊が見えてきた

――――レナ雲海だ。


[のあ レナ雲海が見えたぞ]

[おー!ほんとだぁー]


ラナ大陸はいつも晴天で雲ひとつないのだがレナ雲海のまわりにだけ雲が存在する

その中心には大きなレノン城と城下町が存在する


二人は吸い込まれるようにレナ雲海へと近づきトン、と足をつけた


俺は地に足をつけたときにイヌワシの頭をそっとなでるモーションをして次の瞬間にイヌワシは空へと飛び上がり見えなくなる。

NoaFrostはふわっと狐火が消え、狐がのびをする


[おつかれ^^]


とチャットを打つ NoaFrostは[うん!]と笑って返す






久しぶりに来たレノン城を見上げ、目的地に向かって歩き始めた



ネアしてんっていったらノアの言葉もテロップに見えるのかなとか思ってこう書いてみた


てかいい加減ネアの服装決めようぜ・・・・


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