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魔王さま、住民票が必要です。

火曜日 9:00


午前1時から並んでいた魔王さまの順番は、5番目だった。


なぜか。


後ろにいたおばあさんやおじいさんに、順番を譲っていたからだ。


「では、世界征服の申請ですね」


私は書類を確認する。


「まず必要書類ですが……」


魔王は腕を組んでうなずく。


「うむ」


「住民票をお願いします」


魔王が止まった。


「……住民票?」


「はい。この市に住所がある証明です」


魔王は眉をひそめる。


「我は魔界の王だ」


「ですが、この市に住んでいないと手続きできません」


魔王は沈黙した。


そのとき——


「どうした」


後ろから声がした。


振り向くと、課長が立っていた。


「課長、この方が世界征服の申請を……」


課長は角の生えた男を見た。


そして落ち着いた声で言う。


「まずは住民票ですね」


魔王

「……」


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