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魔王さま、まだ手続きがございます。

魔界税をその場で納め、財布の中身を確認する魔王さま。


「ありがとうございます。では、住民票の発行手数料が300円です」


「……まだ金を取るのか」


「魔界税と住民票の手数料は別ですので」


ダークエルフは淡々と告げる。


「仕方ない……これでやっと手続きできるのだな」


住民票を受け取り、魔王さまは小さく息をついた。


そのとき——


「いえ、魔王さま。まだ手続きがございます」


「——まだあるのか」


鈴木課長が静かに続ける。


「魔界課で必要な手続きは、印鑑証明、転出届、本人確認書類などがございます」


「……」


魔王さまはゆっくりとうつむいた。


「まだまだ先は長いな……」


頭を抱え、深く息をつく。


ダークエルフが、事務的に口を開く。


「魔王さま」


「……なんだ」


「本日の営業時間は終了です」

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