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目が覚めた時からの展開は
事の目まぐるしさに揺らされて
自分の事が不覚転倒
臭気の中に本来の姿を発見する
夜の闇にふけるは沈む鳥
黒黒とした色合いが
どこか儚く寂しげで
誰からも見向きをされぬ時刻さえ
音の刻みが響き渡る
街灯に隠れるは光の姿
散々と照る太陽がなき故に
輪郭のぼやけが気になりだす
昔見た限りの記憶では
頼りになる程の無い孤独感溢れる地平線
ため息つくなど身に耽り
そそくさ足早に歩き出す
蘇る失敗の霹靂は
暗雲と共に消えてくれるなら
今日の失敗は失敗でなくなる




