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詩45
無駄足と決めつけるなら
無駄足か
どこまでも続く地平線
例えてみるなら純白の
白銀世界と変わり果て
吐く息白く染まりたる
不思議な輪廻の転生は
鮮やかになりたる美しさ
帷の落ちたる物音が
猛々しく広がる憂さ晴らし
どこから聞こえる白鳥の音
空虚の波に伝わって
四方八方感染し
そういうことなら私の出番と
息も絶え絶え仰け反りて
幕引きの舞台に躍り出る
あれは9月の1年前
朧げな記憶と共に舞い落ちる
脳裏に刻む炎天の嵐
見も得ぬほどの迫力は
筆舌に耐えぬ強行として
遥か目の前に立ち塞がる




