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  作者: 豊田直輝
1/77

詩1

まだ始めもない揺らぐ頃


どこからともなく空気音が聞こえる


よく聞いてみれば車の走り抜ける音


雑踏の中に身を置く身とあれば


儚くとめどなく感じるものなのか


天地は走馬灯の如く変わりゆき


俺は走馬灯のように変わらない


進歩なき涙ぐむ病気の世界


まだ走り抜ける余裕があるのならば


是非走ってみろと急かされるかの如く


電車の切符を買うこともないSuicaの時代


星乃珈琲店ではどこかの社長が社内での愚痴を言い


講談社学術文庫で格闘している俺にとっては


極めて耳障りなバックグラウンド声音


頼むから読書させてくれ


あまりにもうるさいとスペイン語の勉強に変えざるえない


アイスコーヒー飲みながら本にかぶりつく

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