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第14話

これ意外と同世代の人には分かると思います特に高卒で就職するしか無かった人とか特にね(笑)

今の時代凄く情報が集めやすくなった

2000年代初期はまだちらほら図書館の本を探す為の緑画面のパソコンが現存しており、

俺達子供は目を輝かせて司書さんに使い方を質問して機械を触る為に図書館に通ったなぁ


あれから約20年今やタッチして

『化け物 クリーチャー 世界情勢』とワードをピックアップすれば世界各地の状況が手に取る様に分かる


俺は狭間世代と呼ばれている

つまり全ての移行期間の世代だ


情報化社会だからパソコンを使おう手探り初期だからまぁ、最初の子達に専門的に教えたけど無理っぽいから入門編で良いよね?

土日休みにしようだから余裕あるよね?、根性論やめようね?


貧富の差で学力や生活力に差が出ないようにこれからするわ!

みたいな宣言は出されるが移行期間で俺達が望んだ事が出来るのは10年後ですよろしくっ!って言われ続けた世代だ


つまり、そうします!って宣言が出されて社会ではそう言う教育を受けてきたかの様に見せられ

何も知らない世代それが俺達の世代だった


つまり、世代によって特徴があるけど特徴が何も無いのが俺達の世代だ


そうやって何も特筆性の無い教育課程を進んだ結果俺に残ったのは

社会では何一つ褒められる事ないスキルばかりであった


社会に出た時には、学歴重視、資格重視の世界に変容していた

資格は最初期は本当に出来る事の証明書発行の為金銭要求はほぼせず

実務経験があれば試験もほぼ無しに発行されていたが

金儲けになると気付いた社会は何でもかんでも協会を立ち上げ

試験を作り、資格取得料金を貰う為の仕組みになり

政治家の天下り先を増やすだけの世界と変わっていた


そんなクソみたいな世界でもがいて底辺でも抗ってはみたが

優秀だろうが、学歴も無い、資格も無いと


あれだけ数年前は実務経験が重視されていた社会は無くなっていた


そんな世界が壊れた事に俺は申し訳ないが歓喜していた


「おーおーやっぱり日本は妖怪だ何て呟きが多いけど国外は悪魔やクリーチャー何て呟きが多いな」


この世界の化け物や怪奇現象は

人の思念の集合体が現実になってしまう事が多い


これは都市伝説やふざけた噂話、冗談が広まって実際に起きてしまうのだ


なので昔からある様な有名な物は大概現れてしまう

それは、そういう事が人間の潜在能力の中に出来るという事に気づいて無いのだ


結果、悪魔やクリーチャーが本当に現れてしまう


「んー…でもこれだけ呟きコトダマ見てて宇宙人が出てこないって事は…いやいや辞めておこう見たくも会いたくもない。連れ去られたら対抗出来るとも思えんしな」


そんな事を思いつつ俺は、

朝の日差しを浴びて、軽く運動をしていた


日本の化け物、妖怪は素晴らしいね!

そもそもほぼ丑三つ時や夕方からしか現れないからね!


「おい!貴様は雷光と共に居た取り巻きの1人では無いか?おい!待て」


うひゃー、でもこういう奴は良く出会います。

無駄なスキルだよね!トラブルメーカーって奴は

トラブルメーカーって言葉も良くないよね。

俺がトラブル作ってる様に思われるけどそんな事はない

有り得ない程トラブルに好かれるのだ


信じられるか?昔出会って2日目にはすげー嫌われてるからおかしいなって思ったら

噂話だけで嫌われてるって


そんな地元で生きていたら村八分にされるよな。

情報源?凄いよ。

俺の事を嫌ってた家族が情報源だったせいで信頼性抜群ってなってたよ!


田舎の情報の信頼性ってのは基本的に愛想が良い人程高い傾向にある

後は基本的には面白おかしければ広まるスピードが早い


なので、恋愛系のトラブルはすぐに広まる

おばちゃん達の井戸端会議を舐めちゃいけない


昔話をしよう

知り合いに彼女が浮気をして1度許したが2ヶ月後にまた浮気をされた人が居て

遂に彼女と別れた


しかし、彼女の方は浮気をしたのがバレて別れた何て体裁の悪い別れ方は納得出来なくて

妹と話し合った結果


その知り合いの人の方が浮気をしたと言い出したのだ

始末の悪い事に知り合いは当時高校生。


その高校に直接噂話を流し込み、面白おかしく吹聴した結果

別れてから2週間後に他の女の子と遊んでいた事が発覚。


その妹は、遊んでいた期間を捏造して更に噂話を捏造して流した

結果、その知り合いが浮気をした最低男として高校で孤立したそうだ


味方は、恋愛相談をしていた友達3人だけだったそうだ

その知り合いは元彼女の知り合いのヤンキーに絡まれボコボコにされるオマケ付きで2度と恋愛しないと誓った程心をへし折られたという


まぁ、その知り合いって俺本人だけどな。

他人として見た視点の方が、傷をつかずに思い出せるからな。


それ位、トラブルは嫌いだ呪われてると思っている



「それにしても中々にしつこいな…」

そんな長い間の自虐の中、振り返ると先程の高圧的なトラブル君2人がまだ追いかけて来る


参った…確実性のあるトラブルとわかっている以上遭遇したくない


誰も『箱の中に手を入れてください』

って書いてある箱の口の中に燃え盛る火が見えて入れるバカは居ないだろ?


それと同じで俺もバカを見る結果が分かっているのにそれに好奇心や怖いもの見たさで近付くことは無いので全力で逃げるが振り切れない


段々とイライラしてきた。


「ん?むむむ。お腹痛くなってきた」

ストレスかな?アイツらのせいかな。

俺に呪術が扱えるなら絶対にアイツらに虫歯になる呪いだったり腹痛になる呪い掛けてやるのに。


俺は、急な腹痛により

「燐音!隔離頼むその間にトイレに隠れるから」


『主様!誠心誠意私が「頼む時間が無い」おっとかしこまりました』


後ろを振り返ると奴らは急に俺が目の前から居なくなり見失った事で右往左往しながら辺りを散策し始めた


「ふぅ、さてとこの辺で1番近いトイレはどこだっけかな?」


俺は近くのスーパーに向かいトイレに直行するのであった


「ありがとう燐音助かったよ。日中は温存したいからもう隔離は良いよ!」

『はい!また必要になればお呼びください!』


俺はスッキリしたので、スーパーを物色して居た


「そういや、もう年齢1桁以来スナック菓子って食べてないな…」

そんな事を思ったので俺はスナック菓子コーナーへと向かう


上に着いている看板を見つけたのでそこの棚に向かおうとして曲がり角を曲がると人が居てお見合いをする


「あ、これは失礼、うへぇー」

俺はすぐに状況を理解してゲンナリする


相手も最初はこりゃ失礼何て顔をしたがこちらの顔を確認すると

「お前さっきはよくも逃げてくれたな余りカロリーを消費したくないのに!」


何こいついきなり乙女みたいなカロリー気にしてます宣言してたんだ?

まぁ、これもトラブルメーカーあるあるだ

回避した筈のトラブルが当たり屋の如く戻ってくるのだ


「知らんよ…それで俺はスナック菓子を取りに来たんだけど」

と視線を目の前のソイツに向けると両手いっぱいのチョコレート菓子が腕の中一杯に積み上がっていた


俺達はイートインスペースに移動して仕方なく

仕方なくだ。これ以上逃げても面倒臭い事しか起きないと思うからな!


炭酸飲料とスナック菓子を持ち

会話にのぞむことにした


お読み頂きありがとうございます!

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