日曜日のカレーライスとホットカフェオレ
入院していた時の
ささやかな楽しみは
日曜日のお昼に出る
カレーライスとホットカフェオレ
何事にも
小さな楽しみを
見つけて過ごすことで
疲弊した身体を労ります
疲れ切った私を
休ませる時間として
入院していたあの頃を
「思い出す」詩を詠みました。
昔、入院していた時
病院の食事での
ささやかな楽しみ
それは、
日曜日の昼の
カレーライスと
ホットカフェオレ
どちらも茶褐色
どちらも
私の好物でした
夜は、お化けに怯え
夜勤の看護師さんに
頓服をもらいに行く日々
冷たい病院の廊下
目が覚めてしまった
夏の夜
音楽を聴いて紛らわす
眠れないという焦りを
金縛りにあったみたいに
圧迫感を感じ
苦しかった
病院のベッド
夜が恐かった
だけど
日曜日の昼のカレーライスと
ホットカフェオレは
とても、とても
楽しみだった
それを思いだし
今日の昼は
カレーライスと
ホットカフェオレにした
雨が降ってきた
洗濯物を急いで取り込む
病院は何だか
ネバーランドみたいだった
いつまでも子供であることを
責められない
でもそれで良いんだと思う
退院して病院から離れても
ずっと子供のままで良いのだ
今日は日曜日
ゆっくり休もうや
何の変哲も無い詩ですが、
お読み頂き、ありがとうございました!