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詩集

楽の調べ

作者: しのぶ

(がく)の調べを楽しめば

肉の味をも忘るべし

現世(げんせ)の道を離れなば

長き夢より覚めるべし


調べを聴くは方内(ほうない)

()ずる道にはあらねども

さらに高みを踏み行きて

(あま)つしるしを見たいもの


月光を見るそのたびに

長き旅路(たびじ)を思いやり

業を絶やしてあとかたを

無くすることを思い見る


さざ波立つは水の上

内なる水は波だたず

さらに深みを踏み行きて

己の道の果てを見ん


水面(みなも)にうつる月を見て

元のかたちをあおぎ見て

まつわる雲をはらいつつ

道の果てをも踏み行かん

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