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プロローグ

処女作です。頑張って書きますのでどうぞよろしくお願いします。

 狂ったような炎が頭上を舞う。と同時に背後で爆発が起きる。


「総員配置に付け!!」


「敵襲だ!!」


「なぜだ! 敵はまだ2ガル先ではなかったのか!」


 カストラと呼ばれる野営地は、一瞬にして阿鼻叫喚の巷と化す。


「盾部隊は前衛を固めろ!弓兵は後衛! 団長! アルファーを出せ!」部隊長の怒声が響く。


 右往左往している歩兵たちをよそ目に、騎士たちが泰然自若と動き出す。

流石は王国随一の精鋭部隊と呼ばれるアルファーの騎士たちだ。その動きはまさに職業軍人のそれである。


 このアルファーと呼ばれる騎士団は1人で100人の歩兵を倒すと言われる騎士においても、最も力量があるとされるトップの小隊だ。巷ではアルファーに所属する騎士1人で一般騎士10人に匹敵するのではないかとも言われている。まさに一騎当千。まさに精鋭中の精鋭なのだ。


 そんなアルファー所属の騎士がこの部隊には5人もいる。彼らがいれば、不意打ちを食らった今からでも形勢を立て直すことは容易いだろう。部隊長もそんなアルファーの騎士たちに信頼の目を向け送り出す。


 実際アルファーたちの強さは別格だった。あっという間に前線に躍り出たかと思うと、目にも止まらぬ剣捌きで敵の軍勢を蹴散らし始めた。


 後方からは、アーチャーと呼ばれる弓兵たちが弓を放ち援護する。


 相変わらず急遽徴兵された歩兵たちはオロオロとするばかりで全く役に立っていない。数だけそろえてもたいした戦力にはならないようだ。


 少し遅れて、従士たちもついて行く。

「おい! ルーキー行くぞ! 後ろから来る矢に気をつけろよ。味方にやられたんじゃぁ目も当てられねえからな。」


 先輩従士に声をかけられ、俺も前を向いて駆け出す。


 しかし、何でこうなった?


 俺はただ、先輩のパシリとしてどら屋の芋ようかんを買いに行ってただけなのに……。

読んでいただきありがとうございます。

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