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フェブラリーオブラウンド  作者: 超人テリー
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「カエデ会議」

          「カエデ会議」

 


 《カラン、カラン》


 ドアのベルが鳴り、客が入ってくる、


「すいません、知り合いが先に来てると思うんですけど…」


 入ってきた客はシンゴの後輩のユキで、シンゴはユキを呼ぶ


「おー、ユキこっちだこっち」


 ユキはシンゴを見つけ、テーブル席に向かおうとするが、


 一旦立ち止まって振り返り


「ハッちゃん、こっちこっち」


 ユキがそう言うと、もう一人、


 小柄で可愛らしい女性が店に入ってくる、


 そして二人は席に着くと、まずユキが挨拶する。


「はじめまして、ミハラ ユキといいます、セラ先輩の同僚です、で、この娘は幼馴染の…、ほら…ハッちゃん」


 ユキに促され、幼馴染の女性も挨拶する


「あの…、サイキ ハツカといいます、こんばんは」


 彼女は〖サイキ ハツカ〗といい、


 ユキの年下の幼馴染で、先月成人式を迎えたばかりの現役大学生で、


 愛称は〖ハッちゃん〗だ。


 シンゴはユキに礼を言う


「ユキありがとう、友達も連れて来てくれたんだな、ハツカさんも来てくれてありがとう」


 頭を下げるシンゴを見て、恥ずかしそうにユキは答える


「もう、先輩やめてくださいよ」


 ユキはそう言った後、テーブルを囲むシンゴ達を見回した後、質問する


「で…この方々は?」


 ユキにそう聞かれ、


 シンゴはユキとハッちゃんに、副長・タフ・ミノを紹介し、


 さらに二人が来る前に、話していたTRPGについて説明した。


「そのTRPGっていうのが、バレンタインデーを忘れられるくらい、楽しめるゲーム、なんですね?」


 ユキがシンゴに聞くと、シンゴの隣にいる副長が笑顔で言う


「ええ、ユキさん、保証しますよ」


 それを聞いてユキは頷くと、続いてシンゴが副長に聞く


「それで副長、どこでどうやってやるんだ?、場所とか参加費がいるのか?」


 シンゴがそう質問すると、副長が答える


「ああ、場所はこのビルの2階にある、私の趣味スペースでやろう、あと、かなり時間を取るゲームだから、ゲームプレイ中の飲み物や食事は、このカエデ亭に頼もうと思う」


 副長の返答を聞き、タフが続いて聞く


「で、参加費は?」


 タフがそう言うと、副長はみんなの顔を見て言う


「で、その参加費なんだが、無料でいい、ただ…、一つ頼みがある…」


 副長がそう言うと、シンゴが眉をしかめる


「頼みとは?、まさか…副長、動画で配信させてくれとか言うんじゃないだろうな?」


 シンゴにそう指摘され、副長は笑顔で答える


「おお、さすが部長、ご名答」


 副長がシンゴに感心すると、シンゴが慌てる


「おいおい、副長、俺やタフやミノはともかく、ユキやハツカさんは無理だ ろ?」


 シンゴはそう言ってユキを見ると、ユキは困った顔をする。。


「そうですね…、ちょっと動画に出ちゃうのは…」


 ユキの返答を聞いて、副長は説明する


「動画と言っても、プレイ中のテーブルを天井から撮るだけで、顔は出ないし、名前もプレイする際に、キャラクター名で呼び合えば、個人を特定される心配もないよ、…駄目かな?」


 副長が、ユキとハッちゃんの顔色をうかがいながら聞くと、


 それを見てミノが言う


「副長、さすがに難しいと思うよ」


 ミノにそう言われ、副長はガックリすると、


 そんな副長を見て、申し訳なく思ったユキは、ハッちゃんと相談する


「ハッちゃん、顔とか出ないし…、面白そうだし…、どうかなぁ?」


 ユキにそう聞かれ、ハッちゃんは副長に質問する


「副長さん、飲み物ってお酒もいいんですか?」


 ハッちゃんの質問に、副長は頷き答える


「はい、いくらでも飲んでください、参加してくれれば、全部無料ですよ」


 副長の無料という言葉を聞いて、


 お酒を飲めるようになったばかりのハッちゃんは、顔がパッと輝き、ユキを見る、


「お酒まだあまり飲んだことないし、無料ならラッキーだよね、ユキちゃん参加しましようよ!」


 参加に前向きなハッちゃんの姿を見て、


 ユキは、ハッちゃんのスイッチが「酒」だった事に、一瞬困惑したが、


 気を取り直し答える


「まぁ、ハッちゃんが乗り気なら、私も参加します」


 ユキが苦笑いし参加を了承すると、副長は二人と握手し、礼を言う


「ありがとう、ありがとう」


 そのやり取りを見て、シンゴは頭を掻きながら言う


「とにかく…、人数は揃ったわけだが、今後の予定はどうするんだ?」


 シンゴがそう言うと、副長は全員を見ながら答える


「皆さんの明日と明後日の予定は?」


 そう言って副長は、全員の2月13日と2月14日の予定を確認する。


 そして、全員から参加可能の返事をもらうと、副長は再確認する。


「では皆さん両日とも休みで、参加可能ということで、よろしいですね?」


 全員コクリと頷く、


 それを見て副長は続ける


「明日2月13日は、午前11時にこのビルの二階に集合、2時間ほど事前説明をして、午後1時から午後7時まで、TRPGテーブルトークロールプレイングゲームに慣れてもらう為、初心者用のダンジョンを実際にプレイしてみましょう」


 それを聞いて、全員が頷くと、


 さらに副長は続ける


「あと、明日も「前夜祭」として、プレイ中は実況動画を配信させていただきます、その代わりに飲み物や食事は、好きなだけ注文してください、えーと、こんな感じでいいかな?」


 副長がそう言うと、シンゴが代表して答える。


「副長、それでお願いするよ、ところで…、今日の飲み代もお願いできるかな?」

 

 副長は苦笑いし了承すると、シンゴ達は料理を追加注文し、


 プレイ時の名前と職業を相談しながら、和気あいあいと食事を楽しんだ。


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