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いつの日にも竜は

ハロウィーン編

作者: 羅季

  皆様、ご機嫌麗しゅう。わたくしの名前は黒藍。一応、アランセント王国の皇位第2継承者です。もちろん第1継承者はお姉様の蒼生様ですよ。

 わたくしは、眠っている時に夢を見ました……。そう、まだ旅立つ前のハロウィーンの思い手。




 あれは、学院を留年すると決まってすぐのことでした。わたくしは学院を離れ、アランセント王国の城に帰って来ておりました。さすがにわたし1人で帰らせる訳にはいかないとお父様は思ったのでしょう。わたくしは赤刃と一緒に城に戻りました。それは、10月30日。ハロウィーンの前の日でありました。


 翌日、わたくしは赤刃に起こされました。何でも、

「今日はハロウィーンっていうお祭りなんだ。遊ぼうよ」



 わたくしは赤刃の誘いにのりました。初めてきちんと見た城はたくさんのパンプキンに飾られていました。正直怖いです。意味わからないです。

「赤刃、これは何ですの?少々気味が悪く思われますけど……」

「これはジャック・オー・ランタンなんだ。悪い霊を追い払うためのものなんだよ」



 それからわたくしたちは仮装をして、遊びました。わたくしが魔女で赤刃がドラキュラです。可愛かったですよ。とても。



 今でも10月31日になるとこのことを思い出すのです。ええ、その次の日熱を出してお母様に怒られたとしても……。



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