表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

終わらない英雄談

作者: 早川 奏一
掲載日:2026/02/16

勇者は眠りについた。

彼は事実上、初めて魔王を討伐した人物だった。

その葬式には30000もの人が訪れていたのだった。


多くの悲しみの声。

多くの安らかな声。

そして、多くの歓声。


そんな中、この勇者は、この人生を終えたのだった。


ここでは、そんな勇者についてあってはいけないことを見てしまった人ロイドの話である。


「よし、ここに勇者様の英雄談が記されている本がある場所だ。」


そう言って、ロイドが訪れたのは、勇者が人民と村に一番貢献されているとうわさされるシンギュラリティ村である。


彼は勇者の英雄談が好きであり、これを探したのも、委員会からの秘密を盗み聞きしたからだ。


「確か噂だとここに埋まっているはずだ。」


そういって彼は掘り始めた。

しかし、どんなに掘ってもそんなものは見つからずついには疑い始めた。


「本当にそんなものなどあるのだろうか?」


ただ、勇者への信仰の厚さだろうか、彼はゆうに3メートルも地面を掘った。


その時 カン といった甲高い声がした。

彼は急いで掘り進んだ。

すると小さな宝箱が見つかった。


「この中にあるのかな?」


そうして開いてみた。


まさにドンピシャだった。


そこには古びた一つの本があった。

彼はそれは勇者の英雄談だと確信した。


「さあ、読もう。」


彼は、めくった。

勇者の数々の英雄談それは私を虜にしたのだ。

しかし、最後のページを見たときに一瞬手を止めた。


「ゼラクタンは、村人100人を手にかけた。」


その言葉を見たときに私は恐怖を感じた。

ゼラクタンそれは私が尊敬する勇者。

魔王も滅ぼしたという勇者。


そういい私はこの英雄談を深々とみた。


「著 イイドイ

 ゼラクタンは100人もの人を手にかけた。これは、真実だ。ゼラクタンは、8歳の時に、勇者の剣をつかい。100人を殺した。なぜだろう。遊びだったのか、でもそんなものはどうでもよい。最初ゼラクタンは、批判の的になった。それはそうだ。そんな奴批判されないとおかしい。でも、たぶんこれを読んでいるあなたはそんなこと知らないと思うだろう。彼は、魔王を殺した。それが大きかった。これにより、やんちゃな子供が、厚生をして魔王を殺したため民衆は、より一層ゼラクタンをすごいやつだと思った。そうして英雄談を作るためにこの話はないことになった。ゼラクタンに殺されたやつの墓もすべて撤去された。そうして、彼には英雄談しか残されなかった。しかし、私は、今でもゼラクタンを恨んでいる。親友を殺されたからだ。しかし、このことを英雄談で記すことはできない。この話は、ゼラクタンとそれを信じる者への最大の汚点だからだ。だから、これを貼り付けたのだ。最後埋めるときになって。俺が。」


そう言い終えてこの話は終わった。

私は、この村に確かに違和感を覚えたことがあったのだ。

誰も行ってはいけないという丘に対して。


村の目を盗む夜になって、私は丘に行った。

そこには、何もなかった。


「やはり、完全に撤去されているな」


そこで私は掘り返した。


ここで何回掘ったのだろうかと思った。

でも掘り返したのだ。


そこで見つけてしまった。


「骨だ。しかも人間の。」


その瞬間私は刺されたのだ。


「やあ、見てしまったかい」


そういったのは、私が知らない人だった。


「ああ、お前は誰だ。委員会の人でもないだろう。」


私は、さけんだ。しかし、誰も助けなど来ない。


「ああ、俺か、そうだな俺は、コリス-マカドニアだ。」


確かゼラクタンの姓もコリスだったか。


「そうか、マカドニア。わかったよお前らだけだもんな全て知っているの。墓を撤去したのもお前ら。村にそう促したのもお前らだろう。」


そうするとマカドニアは否定した。


「いや、そういうわけではない。それを希望したのは民衆の意向だよ。最も、反対した奴は突然死をしてしまったがな。」


ああ、そうか、それでか。


「でもまて、突然死したら気づくだろう。」


「いや、そうでもない。殺したのも民衆だよ。それを仕向けたのは俺だけど。私の親友に反対したものを強く殴ってといった。そうしたらほかの人もそれに追随するように殴った。勇者への賛同が多いってのもあったんだけど。やっぱ人は誰かがやると俺もやってもいいみたいになってしまうんだよ。そうして、反対した奴らは全員いなくなった。そうして、その汚名もなくなった。しかし、イイドイ、あんたやっぱりすごいよ。静かに反対の意見を入れるなんて、ただこれで終わりだね。おそらく、あんたを殺して、この英雄談を燃やせば、もう勇者の英雄談は終わることはない。だからさ、死んで。」


そうして刃は強く刺さった。


丘には血が流れ。

それが英雄談を赤く染めた。

もう読むことはできないだろう。


そしてロイドは、眠りについた。


もうわかるだろう。

英雄談は終わらない。


こんな話を私の妹が言っていました。

私NGOに行きたい。

なぜなら、そこで優越感を得たいからだと

本当に笑えるよね

だって、そんなこと思ったって言えるわけないんだもん。


でもね。妹が次に


「ボランティアだって同じでしょ、自分が結局気持ちよくなるために行っているんだよ。」


といったんだ。


納得してはいけないけど

妙に納得してしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ