表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sinθが分からない  作者: y42ks
cosθ編
78/86

cosθ≒0.978

とりあえず命の危険だけは回避出来たみたいで安堵していた。この屋敷に入ってから、まぁ当たり前だけど、みんな関西弁の中この十六夜九十九という男だけは普通の所謂標準語であったので、関西出身では無いことは分かった。つまり要約すると、東北の片田舎でガキ大将をしていた九十九は、転校でやってきたたつ兄とライバル関係になり、勉強や運動全てで競い合ったことから仲良くなったと。つまりこの人たつ兄と張り合えるほどの逸材ということ…?


「俺の住んでいた地域にいたたつじいというじじいがいてな。俺と龍騎の師匠ってやつだ。なんで田舎暮ししているのか分からないくらい才能に溢れていてな。」


たつじいて。ほぼたつ兄やないか。


「たつじいは龍騎の名付け親らしい。だからか分からないけどだんだん、俺と差が開いてしまってな。」


「それでも仲良くいれたんだな。」


「まぁ、あいついいやつだろ。」


それはそうだ。


「高校に入るタイミングでこっちにきて気づいたらこうなってたんだけど」


おい!その端折った部分がいちばん気になるわ!


「とにかく、うちらは見た目はこんなだけど、実は警察とも繋がりがあって裏から事件解決の手助けしたりもしてるんだ。そして今回、目標となったのが三ノ宮家ってことなんだ。」


なるほどなぁ。まぁ色々あったんだろうけど、それにしても菜花さんを誘拐する必要が感じられない。


「あ、菜花はおれの妹な。」


あー。そういうことね。完全に


「理解できるかァァァァ!!」


ちゃんと説明しやがれ!


まぁまぁ落ち着けと。言われてすぐに落ち着く。俺は大人だから。


「あぁ、もしかして、実の妹を救うかつ、危険から離すために…?」


「理解が早くて助かるよ。」


それだけじゃない気もするが、まぁ気持ちはわかるよ。俺だって琴葉がその立場なら同じことしそうだし。


「だからもう関わるな。」


ここまで聞いといて、そんなこと出来るわけないだろ。

とりあえず引越し終わりました


荷解き残ってるけども

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ