表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sinθが分からない  作者: y42ks
sinθ編
41/86

sinθ≒0.643

前日と変わらず、自動集計システムが構築されているため、売上ランキングの作成は例年とは思えないほど早く終わり、表彰状の作成だけして生徒会のメンバーは所属するクラスや部活の出店の片付けを手伝いに行った。たつ兄は、自分でぶっ壊した琴葉のクラスの迷路の片付けを手伝いに行った。多分今頃もっと派手にぶっ壊していることだろう。たまに高笑いが聞こえてくるので間違いない。トランプタワー。ドミノ。丁寧に精密に作り上げたものを壊す時ほど楽しいものは無いと彼は言う。狂った趣味してる。この前は自分で作った10000ピースのほぼ暗闇でできている宇宙のジグソーパズルを壊したらしい。


兎にも角にも陸奥第三高校の文化祭は終わり、この後の閉会式をもって、たつ兄ら2年生のメンバーは引退となる。正しくは生徒会選挙の後なのだが、大きな仕事はこれで終わりだ。この学校に入学してから僅か半年ほどだが、あの人の下につくのはとても大変であった。振り回されるし、めっちゃ引っ張り回されるし。寂しいなんて思っていないんだから!


「おい。りんたろう。この後打ち上げな。」


爆速で片付けを終わらせてきたであろうたつ兄は、額に少しばかりの汗を光らせ言った。


「メインデザインの作成者である琴葉も呼んであるから。」


まぁ、誘わなきゃうるさそうだしな。たつ兄の優しさではあるだろう。二次会があることは知っていたし、内々に時期生徒会長等もここで決めるらしい。毎年立候補がほぼいないので、無駄な選挙をしないためにここで人数を絞って、信任投票だけにしているようだ。 民主主義とは。


とはいえ、時期生徒会長はもう決まっているようなものだ。そう。俺だ。たつ兄が指名したから。という理由だけで誰も文句を言わない。応援演説もたつ兄がやれば信任投票も問題ないだろう。俺ができることは例年通りのイベントを行い。問題を起こさずまた次に繋げる。それだけなのだが。たつ兄と違い目立ちたくないので、全校生徒の前で口上みたいなのはやらない。いや、ほんとに。


え?各イベントの俺用の台本が用意されてるって?よし、破り捨てておこう。データ管理されてたら絶対に復元されないように削除するだけだ。


「三高生諸君!!!楽しんだか!!!俺は楽しんだ!!!最後に怒られたけどね!!!」


ほんとに。たつ兄みたいにはやらないからな!!!!


そう決意して、文化祭は閉幕した。

ほんとにほんとに久しぶりです…。


年末年始忙しすぎて更新できてなかったと思いきや、休み明け直前にコロナになってしまいまして…。


驚きの14連休!!!


とりあえずこれだけ更新したらちょっと休みもらいますね…。


来週の月曜日から更新再開したいです。切実な願い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ