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最前線  作者: TF
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おまけ お酒との付き合いは、しっかりと気をつけよう

本編の時空とは関係のない、お祭り的な内容ですので、まったりとお楽しみください。

大広間で目が覚める、視界に映る光景は褒められるような状況ではない。

大人としてあるまじき失態、惨状が目の前に広がっている、手が何かに触れているのでちらりと、その触れた先を見る。

普段だったら絶対にこんな隙を見せないメイドちゃんが服装が乱れるとか、そういうレベルじゃない、肌着があらわになるどころか、肌着で隠さないといけい場所も全部零れ出ているので、問答無用で肌着を綺麗に装着する。


零れ落ちないようにねっ


綺麗に肌着を装着しなおすと同時に、お尻をぱーんと叩くとんぅっと気持ちよさそうな声が漏れ出てくる、艶のある声を無視して、普段着ているメイド服を探してあげよう、メイドちゃんの大事な戦闘服は何処だろう?


きょろきょろと辺りを見回すが見当たらない?


ズキズキと動くたびに頭痛がする、頭痛のせいで思考能力が低下させられる、辺り一面に広がるお酒の匂いでまた、酔ってしまいそうになる、いや、正常な判断が出来ないので、私もまだまだ酔っぱらっているのだろう

だって、目の前に転がっている光景が幻じゃないかと思う、だって


大きな胸が全部零れ出ている状態で、スカートもまくり上がっていて見てるこっちが恥ずかしくなってしまいそうな際どい下着を大股であけっぴろげにしていて、尚且つ、サイズが合わないのにどうして着たのか理解できない、メイドちゃんのメイド服に包まれながらも大きないびきをかいていて、絶対にお父さんに見せられない恰好をしているNo2の姿が床に転がっている。


近くにある布を引っ張ってきてよそ様に見せられない部分を隠す様に被せてあげる。


喉が渇いたので、何か無いかと探す為に立ち上がって遠くにある飲み物を取りに行こうと立ち上がるが、頭が痛い

痛いのを我慢して立ち上がり、ふらふらとしながらもテーブルに置いてある瓶のふたを開けて直接口に飲み物を放り込む、コップなんて探さない、喉が渇いたから飲むの、飲んだ水分がお腹の中でかぁっと熱くなる、いいにゃぁ、美味しいにゃぁ…このみず、ほのかにあまぁ~い、にゃぁ…


頭痛も落ち着いてきた、けれど、動く気になれないので、ゆっくりと膝をついて、体を横にすると睡魔がくるので寝る





「…んが!?んむぅ、あ、っつぅ」

誰よー?こんな分厚い布被せたのー暑いじゃぁないのさぁー、あんだ?この布?見覚えが無いなぁ、なんだ?この青い布っきれ?まぁいいか

トイレにいきたくなったので、トイレにいく、道中いろいろと蹴飛ばしたり踏んだような気がするけれど、さじよさじ、大事(トイレに行く)に比べたらさじよーさーじー


ふらふらとおぼつかない足取りでトイレに辿り着き、お花をつんだ後は、部屋に戻ってくるけれど、どうして私はおっぱいをこんなにもあらわにしてんだぁ?まぁ、性欲豊富な野獣共がいないから、べつにいいかぁ、アレも出てないし、下着くらい見えててもいいっしょ、大事なのはなーかーみー!


先ほどまで寝ていた場所に向かう前にテーブルに置かれている蓋の空いた瓶があったので、喉を潤わせてから寝よう


瓶の中にある透明で独特の香りのする水をコップに注ぐのもめんどくさいので、ダイレクトに口につけて飲む、ごくごくと喉を鳴らして飲む

っかぁ!なんぞこのみずー、水のくせにつめてぇくせに、のんだらおなかがあつぅなってきたぁ…よのなかにはいっぱいふすぎがいっぱー


のんでから より一層 あしもとが ふらういて、うむぅ、ここでいいか?よこになるか


足元に団長が転がっているので、違う場所で寝よう


きょろきょろと見回すと姫ちゃんが胎児のポーズで寝てるじゃなーい、いまかぁら、まーまが恋しいのね、いまからぁら、今いくわー

姫ちゃんの近くまで行くと、下着を外して私のおおきなおおきな胸の中に姫ちゃんを埋めるように抱きしめながら眠りにつく




私の右手から愛する人の感触が無くなって寂しくなり起き上がる、きょろきょろと探すが見当たらない、ぶるっと寒気がするので近くにあった青い布を拾い上げて包まる、どうして私は下着姿なのか、思い出せない、思い出そうとすると頭痛がするのと同時に気持ち悪くなり、慌ててトイレに駆け込む。

胃の中のものを全部吐き出す、ちょっと青い布が汚れてしまったけれど、洗えばいいや、トイレの横にある洗面所の壁に何かをひっかける場所があるので、汚れた青い布をひっかけて、もう一度、トイレに行きたくなったので、入る。

トイレから出ていくと、視界にうつった、テーブル、その上に飲み水が入っているであろう瓶があるので、喉の渇きを満たしてから愛する人を探そう


蓋の空いた瓶から近くに置いてあったコップに注ぎ、一気に飲み干す、上品な甘さのある液体が美味しかったので、もう少し飲みたいと瓶をフルが音がしない、どうやら中も空っぽになってしまった、他にも同じラベルがついていりゅびんがあっから それで いっか んおー?


あっふぅ、あーれー?せかいがまわるー びんがとおいーたどりつけなーい


愛する人がいないからさみしー涙がでてくるーさみしいさみしい!!

泣き叫びそうになった時に、ふと足元見ると愛する人が転がっているので抱き着くように一緒に寝る

次は逃がさないように愛する人の肌着の中にまで手を入れて寝る







目が覚めるパチっと目が覚める、辺り一面を確認する、うん、飲み過ぎて寝ちゃったか、女性同士の飲み会だからーって誘われて、本当は夫と一緒に過ごしたかったけれど、夫がこういう機会なんて滅多にないのだから参加したらーなんて言うから来てみたけど…


全員はめをはずし過ぎてない?戦乙女ちゃん達も全部隊潰れて床に転がっているし

なにあれ?なんでNo2は下着を外して胸を姫様に押し付けてるの?見なかったことにしよう


視線を壁に向けるとおっきな熊みたいな女将が壁に寄りかかって寝ている、服装が乱れることもなく寝ているのだけれど、大きな熊が項垂れているようにしか見えない。

あのでっかい太ももの上に女将の娘ちゃん達が枕にして寝ている、親子で仲が良いのは羨ましい、私もそんな関係を築けれたらいいなって素直に思ってしまう。


テーブルの近くでメイドちゃんと団長が一緒に寝てる一人は下着姿だけど、あんなにもぴったりくっついて寝ていれば風邪をひくことはないだろうし、ほっといてもいいか


ここにいてても、しょうがないし、後片付けは全員が起きてからでいいか、自分の部屋に戻って二度寝しよう。


ドアを開けて、外に出て自室に向かって行く途中で夫が見えたので手を振りながら、自室に向かって行くのだけれど、一瞬だけ視界に映った人がどうしても、気になってしまった、誰かとお茶を飲んでいたので、念のためにもう一度、誰と飲んでいるのか性別だけでも見ておく、白い服を着た男性だったので、浮気の心配なし!一夫多妻が多いけど!私はゆるさないからねー!!


自分の家に帰ってきて、自分の部屋に辿り着いたので寝る





「お母さん起きて」

ぺしぺしと頬を叩かれて目が覚める、最愛の娘達に起こされる、周りから漂う匂いと惨状に、酒の席でみんなが暴れたのだとすぐに理解する

一番上の長女は14歳で、次女は10歳だから、お酒は飲んでいねぇ、いねぇはずだ


確認の為に各々にお酒は飲んでいないか確認すると一滴も飲んでいないけれど、くらくらするという、酒の匂いが充満しているこの部屋に長いこといたから、それで酔っちまったのだろう、お父さんのとこに帰れるか聞くと、問題ないって返事が返ってくるので先に帰ってもらう


帰り際に、大きな布どっかいっちゃった、お母さん見つけたら貸してくれた人に返してね?って言ってたけど、なんだいそりゃ?


トイレに行きたくなったので重たい体を起き上がらせ、トイレに行き、手を洗って近くにあるバカでかくて青色の上等な布でこさえた手拭きタオルで手をふく、姫ちゃんだから、こんなとこまで財を存分につかえるなんて流石だねぇ…


部屋に戻ってくると、立ち込める酒の匂いに酔っぱらいそうになる、酒はどれだけ飲んでもよわねぇ!って若い頃は思ってたけどねぇ、姫ちゃんが生み出した数々のお酒がすごすぎてねぇ、酔うって感覚を覚えちまったさぁねぇ・・・


喉も乾いているので、テーブルに置いてある瓶からコップに注ぐ、匂いを嗅いでこれが水ではなく透明な度数の高い酒だと気が付く、その瓶が空っぽになっている、それも三本も誰だい?こんなきっつい酒を三本も開けたやつあぁ、辺りを見回すと急変した症状の人はいねぇから、昨日の宴会で全員であけたんだろぉ


危ない状況になっていない、それを見て安堵してコップになみなみと注いだ液体を一気飲みする


一気飲みしてから思い出す、これが度数の高いアルコールだと


迂闊だった、辺り一面に漂う酒の匂いのせいで手に持っている飲み物が酒だってのをうっかりしていた

酒につえぇあたいだけど、この酒はきく…


ふらふらと元の位置にどすんと大きな音を出して座り、ドカっと大きな音を出しながら壁を背にして眠りにつく





大きな音がしたので、カっと目を見開くと、視界は肌色とピンクの点がある…こんなことをするのはあの人だろうし、こんな大きな胸はあの人しかいない

抱きしめられている状態から抜け出そうとするがガッツリとホールドされているので抜け出しずらい

きっと、団長もこんな気分を味わってきたのだろう、私も少しは巻き付く癖を直さないといけないね

抜け出るために目の前にあるピンクの突起を摘むといあぁんっと声がした隙に抜け出る


辺り一面を見るとこれまた、凄い状態だった、幸いにも寝ゲロをしている人が居ない、ちゃんと息がある。

よかったよかった、と、思った瞬間に頭痛がするので、水でも飲んで体内のアルコールの濃度を少しでも下げないと、そんなに飲み過ぎてしまったかな?


ふと、思い出すこの惨状が起きる前の出来事を


あ~そうそう、そうだった、念願の日本酒っていう酒が長年の研究の末、生み出せたからつい、勢い余って大盤振る舞いしたくなっちゃって、皆を収集して日本酒って言えば、正月じゃーー!!って、ことで女子と男子と別れて日本酒大宴会をしたんだった。


透き通るお酒に濁ったお酒に、皆が驚くなか、木で出来たコップで飲むのが礼節みたいだったから、そのコップを作って全員で飲んでからー、のんでから…全員が一気に酔っぱらったんだっけ?


ああーだめだ、思い出そうとするとあったまいたーい、取り合えず水、水をのもー


テーブルに近づくと、メイドちゃんが下着姿で団長にくっついていて、両手ががっつりと団長のおっぺぇを掴んでるけど、どういう状況これ?ここではじめないでよ?


テーブルに置いてある瓶は日本酒のラベルがはってある瓶、ラベルには日本語で酒!って書いてあるので、この街の人達はこの字が文字だとは思っていない、何かの図形だと思うだろう、だからか、たぶん、透明で同じ匂いがこの部屋に充満してあるから、これがお酒だと気が付かず、水だと思ってたっぷりと飲んでしまった結果、更に酔っぱらったってことじゃない?


ってことは、このテーブルにあるのって、ぁぁ、ああ、あ~そういうことねー水がねぇわ、全部、酒だわこれ…

取り合えず、トイレいこ、浄水装置を完璧にしてあるから、トイレがある小部屋から出てすぐ、横に備え付けてある手洗い場なら飲めるからそこで、水分を摂取して血中アルコール濃度を下げないと

ふらふらと歩いてトイレの横にある手洗い場で水を飲むとトイレにも行きたくなるのでトイレにいき、再度手洗い場で手を洗って手を横にある大きな布で拭くとものすごい違和感を感じる


こんな高級そうな布を設置したっけ?ゆっくりと色を見る、青色…

広げてみる、金の糸でお月様が描かれている紋章・・・・

うわぁ、すっごい見覚えがあるぅ・・・・


手を拭いた布が何なのか気が付いた瞬間には絶叫していた。


私の絶叫を聞いて全員が目を覚まして駆け寄ってくれるのだけれど、酔っているので千鳥足だわ、何を言っているのか言葉が支離滅裂だわで収集つけるためにも、全員を一か所に集めて、全員に水が入った瓶を取り出して飲ませる。


それにしてもなんて、惨状なのだろうか


冷静になって一か所に集められて水を飲んでいる集団を見ると、本当にアルコールの暴力に恐怖する


なんで、No2はメイドちゃんの服着てるの?しかも、なんでブラジャー外したの?今も全部出てるよ?見えてるよ?ピンクが二つ…っていうか、寝相悪すぎない?どんな寝方してたの?メイド服のスカートが皺だらけだし、身長差があるから、パンティーも、もろみえじゃん…


メイドちゃんもどうして、自分が下着姿なのか疑問に思わないの?何があってお洋服を渡したの?そして、どうして団長のブラジャーを片手に持ってるの?いつの間に外したの?いい加減、返しなさいよ

団長も団長で意識が飛んでいるのかぼーっとちびちびと水を飲んでるけど、貴女も、No2と同じ状態よ?


戦乙女ちゃん達や女将の服装は正常なあたり、正しいお酒の付き合い方をしたのだとわかるけれど…

長はどこ行った?あいつ帰った?…帰ってそう、気ままな猫ちゃんだから、ふらっと、どっか行くのよね、まぁ、ティーチャー君が、見つけているだろうから、問題はないでしょ、うん、きっとない!!


全員が水を飲んだ後、トイレにいったり、吐いたりを繰り返して、お酒が抜けるのを待ち続ける


その間に空気も入れ替えて充満していたお酒の匂いが無くなってきて、ようやく、全員がある程度、お酒が抜けたみたいなので

手に持っている大きな布を広げて


「誰ですかー!これを持ってきた人はー!!!」


王家の紋章が金の糸で紡がれているマントを広げる


そう、宰相のマントだ


誰かが持ってきて放置して、何がどうなったのか経緯がわからないけど!汚してしまってるのよね!誰かゲロはいたでしょ!!!!


このマントについて各々の言葉を聞き出していく


まだ酔っているのか夢心地の団長が手を挙げて

「さむそーなひとがいたから、かぶせたよー?」

ふにゃふにゃなままで声を出すけれど、何処から持ってきたの?

「ちかぁくに、おってたー」

どうやら、団長の近くに落ちていたから、寒そうな人が居たので体を冷やさないように気を使って被せてあげたのね、医療従事者としては正しい判断ね。


うーむ、こんな状態の団長が宰相から奪い取れるとは思えないので、彼女ではない


「それねー私にかぶさってたと思うわ、でも、その場に置いてからの記憶が無いし、持ってきた記憶もないわね」

その言葉が正しく偽りが無いのであれば、No2では無さそう、一番やらかしそうな人だけど、べろんべろんに酔ったこの人をあの人がチャンスを逃さずこの場に返すとは思えないから、白ね


さっきまで握りしめていたブラジャーを団長につけさせ、手が震えていてゆっくりと挙手するメイドちゃん

「ぁ、あのー、汚したの私ですぅ、その、寒かったから近くにあった大きな布があったので、つい包まっちゃって、その後にトイレにってたぶん、そのときかと~」

なるほどね、No2が置いた布を寒かったから羽織って、そのまま行動してトイレに置いてきちゃったってことね…

持ってきたのはメイドちゃんでは無さそうね


…考えられるのは一人だけね、この人に捕まったら逃げれないじゃない


「おーかーみー?」

貴女はお酒に強いから失態なんてしないと思ってたんだけどなぁ?


問い詰めようと声を掛けると慌てて弁明してくる

「姫ちゃん、あたいじゃねぇ!あたい、じゃねぇが、あたいの娘だ…ちょいと呼んでくるから待っててくれ」

ポケットから出てきたベルを鳴らすと、しばらくしたら鳴らしていないベルが鳴る、その魔道具持ち歩いているのね、助かるわ。呼びに行く手間が省ける


娘ちゃんずが戻ってきて、事情を聴くと


会場にいる大人全員がが酔いつぶれたけど、娘ちゃん達は一滴も飲んでいなかった、だから、暇になって外で散歩していると背の高いお母さんと同じ世代くらいのおじさんが上機嫌で歌ってたり、その近くで一緒に叫ぶように歌ってる人達が居てうるさいなぁって思って違う場所に向かって歩いていくと、同じようにご機嫌で耳まで真っ赤な人が

「よなかにーだーめだぞーうろついたやー、あんさつされるぞー、ほれ、おうけのかごがありまーす、よーにー」って、上機嫌で私達に大きな布を投げるように被せてきて

「かしたーげるー!」と、声が聞こえてきたの…


その、きっと、この大きなマントを貸してくれたんだけど、広げてみると、豪華な刺繍もあるから、これは高級なものだから借りていい物じゃないってわかったの。

だから、返さないといけないって思って返そうと思ったら、何処に行ったのか一瞬でどっかにいっちゃって見つからなくて…


外は暗いから、遠くには行けないから、一旦、お母さんのいる場所に戻ってお母さんに相談したんだけど

「夜もおせぇから、朝になったら返したらいいさぁね」って、言ったと思ったら寝ちゃって

私達もお家に帰ろうかって思ったんだけど、外は真っ暗だし、外にいる人達全員酔っぱらってて、色々と身の危険があるからってことで、お母さんと一緒に寝たの


そして今に至るってわけね

「うん!これは大人全員が悪い!!」


お酒も抜けて服装も正して、謝りに行こう全員で向こうも酔っているから許してくれるよ


この場にいる全員が元の状態に戻ろうとするが、問題だらけである。

まず、サイズの合わないメイドちゃんの服を強引に着たせいでメイド服の胸元がだるんだるんに伸びてしまっている、糸がほつれているあたり、力で強引に引きちぎったでしょ?胸元を広げるために…このお洋服に使われている素材特殊だから高いんだよー?まったくもー…


No2が着ていた洋服を探すがどこにもない…どこいったの?


娘ちゃん達に頼んで、服を取ってきてもらう、今の状態で皆を動かすのは危険すぎる、もっとしっかりとお酒が抜けていないと、外にいる酒が抜け切れていない野獣の群れに放り込むことになる。

だって、お酒が強いこの人達がここまでべろんべろんになるのだから、男連中も相当、酔っていると思うし、今も吞んでいる可能性が高い!!


全員が服を着替え終わるころには、一部の人を除いて酔いがさめてきているので、酔いがさめた人達だけで謝りに行く


探してみると直ぐに見つかった中庭でティーチャー君と一緒に紅茶を飲みながら談笑していたので、全員で頭を下げると

「あ!そちらにあったんですねー!いやーよかったよかった!探してたんですよー!お恥ずかしい話なのですが、人生で初めて酔ってしまって記憶が無かったんですよー」

どうやら、相手側も完璧に酔っていたのでお咎めは無しになりそうね、それじゃどうせなら

「あのー、宰相?その汚しちゃって、だから、こちらで綺麗にしてからお返ししてもいいですか?」

王家の紋章が入ったマントを汚すなんて大罪もいいところだからね?打ち首まったなしだからね?


「ええ、勿論ですよ、そもそも、僕が酔っぱらって手放したのが原因なのですから、僕の責任ですよ、それなのに洗っていただけるなんて申し訳ないくらいですよ」

ニコニコと上機嫌で許してもらえた、いつものように青い服を好む宰相は下は青いジーンズに、上は黒い私達の隊服を羽織っていた。きっと、寝巻としてティーチャー君が提供したのだろう。


その後は、全力で宰相のマントを綺麗にし、宴会会場の片づけをする、片づけをしていると長も途中から参戦して一緒に片づけをしてくれる




だけど、No2の服だけが出てこなかった…




長に尋ねてみるが、記憶にないからわからないと、みんなべっろべろに酔っていたので、記憶が定かではないので、No2にはお洋服は諦めてもらった

女将の娘ちゃん達に念のため聞いてみると、気が付いたらメイド服だったからわかんないっと、真相が闇の中に消えていく


因みに宴会前に来ていた服は青いジーンズにゆるっとした感じの白いセーター


何処にでもある量産品だから、無くしても惜しくないからいいやっと話は終わった。




姫様の締めの言葉が全員の心に深く刻まれた




「酒は飲んでも、吞まれるな!!」




良いお正月をお過ごしください、そして良い年でありますように。



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