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最前線  作者: TF
109/697

おまけ Xmas 前編 心の声が見えるバージョン

本編とは一切関係が無いお祭り編です。

役職などはルーレットで完全にランダムに決めております。

最初の発言や、姫様ボックスで話す人もルーレットでランダムに決めています。

1日目の夜アクションもルーレットで決めています。


なので、会話の流れや状況などを考えるのに凄く時間が掛かりましたw

こういった企みは、初めてなので凄く新鮮で楽しかったです。


※こちらの話は、参加者の心の声が駄々洩れです、役職を推理したい人は違う方をお選びください。※

会議室に、急遽集められたメンバー


中庭のハンモックで寝てた団長

自室で研究をしていたNo2

夜の営業の準備をしていた女将と旦那

ムフフな店に行こうかと準備していたベテラン

孫ちゃんと一緒に近くのハンモックで寝ていたお爺ちゃん

一緒に仲良く街でデートをしていたティーチャーに長

そして、姫様と常に行動を共にしているメイドちゃん


この9名が突如、街中の人達総出によって、呼びかけられ、大急ぎで会議室に集められた

何事かと全員が内心焦り、緊急事態なのかと、緊張をする最中にドアが開きのっそのっそとゆったりと部屋に入ってくる。

その出で立ちは、真っ赤な帽子に真っ赤な服を着ており、白くて、胸元まである長い髭を装着した姫様…


姫様の奇抜な恰好を見た瞬間に集められたメンバー一同が、状況を察する

(また、何か変なことを考えている、我儘に付き合わされる)


会議室の中央にある円形の卓上の中心までゆっくりと歩いて来ると


「メリークゥリスマスゥーー!!!」

姫様が唐突に叫びだすと同時に全員が確信に至る

(わけのわからないことを言う日)だと


非常事態ではないことに胸を撫でおろすのだが、今からくる無茶ぶりに全員が巻き込まれたのだと察してしまい、どの様に逃げるのか考えていく。

「はい、今日はクリスマスです、今からゲームをしてもらいます」

話の流れが無茶苦茶で何を言っているのか全員が言葉を失っている


そもそも、クリスマスってなんだ?に始まり、クリスマスはゲームをする日なのか?と、言葉の意味がわからないので困惑している

「ゲームの説明をします、しっかりと聞いてくださいね、後に質問を受け付けます」


今から行われるゲームは、心理戦です。

村にやってきた暗殺者を追放し、村を守る、もしくは、村を襲う暗殺者となって村人を滅ぼすゲームです。


皆にはあるカードが配られます、そのカードに役職が書かれています。

役職の種類ですが、この様になっております。


①暗殺者(人狼)

②内通者(狂人後人狼)

③術士(占い師)

④守衛(騎士)

⑤探偵(霊媒師)

⑥村人


計6種類となります。


敵の陣営が①と②です。

村人の陣営が③~⑥となります。


勝敗の決まり方は

敵陣営が村人陣営を減らして村人が残り2になった時点で勝ちとなります。

村人陣営は敵陣営である①と②を村から排除すれば勝ちです


役職が出来る行動を説明します


①暗殺者

夜に一人だけ、暗殺することが出来ます。


②内通者

内通者は暗殺者が村から追放されてしまった場合

その後に暗殺者として行動が出来ます。


③術士

夜に一人だけ、役職を調べることが出来ます。


④守衛

夜に一人だけ、守ることが出来ます。


⑤探偵

夜に一人だけ、役職を調べることが出来ますが、条件があります。

夜に死んだ人、または、追放された人の役職を調べることが出来ます。


⑥村人

普通の村人です、特別な力はありません。


ゲームの流れです。


1日目の朝はこちらで選んだ順番に発言してもらいます。


1日目の夜に行動できるのが

術士 守衛 暗殺者 の3名です


2日目の朝に各々、話し合いをしてもらいます、所要時間は、5分ほどです。

話し合いの末、誰を村から追い出すのか、投票してもらいます。

殺人が行われなくても追放は発生します。

誰の名前も書かないのはダメです、絶対に誰かの名前を書いて投票してください。

白紙で投票された場合は、一番票を集めている人に自動的に割り振られます。

全員が1だった場合や、数が引き分けた場合は追放は行われません。


2日目の夜に行動できるのが

術士 探偵 守衛 暗殺者 の4名ですが、誰も死んだり、追放されていない場合は探偵のお仕事はありません。


これを繰り返して、何方の陣営が勝利するのかを競ってもらます。


全員がしっかりと説明を聞いていたので、ゲームの内容を理解している様子だったのだが、ゲームに強制参加となり、一部の人達のモチベーションが上がっていないので

「はい、お忙しい皆様がしっかりとゲームを楽しんでもらえたら、ちゃんと勝者には、ご褒美があります!!」

その一言で全員のやる気が少しだけ湧き上がる


ただし!一番、ポイントが多い人だけに報酬があります!


チャンスは2回!試合は2回行う予定です!では、会場へ移動しましょう


どうやら、ゲームをする場所は会議室ではないようで全員が姫様の後ろについていき何処かに向かって歩いていく。


移動の最中に勝利の報酬である欲しい物はどの程度の規模まで大丈夫なのか、質問がされ

それの答えを聞いて、みんなのやる気がもりもりと湧き上がってくる


「私が用意できるものであれば何でもいいよ、街でも城でも建てて、あ・げ・る♪予算なんて気にすんな!!」

大陸で一番、いや、この星で一番お金を持っている姫様が予算度外視で何でもしてくれるという最大規模の報酬に全員のやる気が最高潮に高まっていく。


「あ!罰ゲームもあるから!1日だけ、私の我儘に付き合ってもらうからね」

その一言に全員が自分だけでも逃れる方法を考え始める


勝ち、負けの対象はポイント制

敵側の2名が追放されず、完全勝利した場合は5ポイント

一人だけ生き残った状態で勝利なら生き残った方が2ポイント

陣営が勝利したけれど、追放されてしまったら1ポイント


村人陣営は、勝利した時点で村側全員に1ポイント

更に、生き残っていた人達に1ポイント

あり得ないけれど、村人全員が生き残った完全勝利なら5ポイント


一番ポイントが低い人が罰ゲームの対象となります…

一番下の人と同じポイントであれば一番低い人達全員が罰ゲームの対象になります。


この時点で賢い人は気が付く、死んだ状態で勝利しても罰ゲームの対象から逃れにくいと、確実に罰ゲームの対象から逃れるのであれば、1回目で即死んだ場合、2回目で必死に交渉などをして追放や殺されるのを回避するべきなのだと…


完全勝利など無意味で、あり得ない。


会場に到着すると、通されていく舞台の上に

舞台の上には、椅子と、左右が見れないように衝立がある机が人数分、用意されており、部隊の前には観客席が用意されていて、すでに多くの人達で賑わっていた


罰ゲーム・・・嫌な予感がする、1日だけ我儘に付き合う、場合によっては、負けた直ぐにでも罰ゲームが執行され、この舞台の上で恥を晒せという命令もありえるのだと…


参加メンバー全員が席に着席すると

『第一回!クリスマスデスゲーム!!開催だぁ!準備はいいかてめぇらぁ!!』

姫様のうっきうきの楽しそうなコールで会場が湧き上がる


っていうか、題名にデスっていう不穏なタイトルが付けられているのだけれど!?


その後は、今から行うゲームの説明を会場にいる人達に説明をした後、私達が聞いていない言葉が追加された

村人陣営、敵陣営どちらが勝つのか賭けてもよいというルールが発表された…


つまり、見に来ている人達がどちらの陣営に多くBETしているかを知ることにより、相手がポンコツなのか、巧みな話術を持っているのかを推測することが出来る!!


会場は久方ぶりのお祭り騒ぎに熱気が高まっている、

何故なら、かけ事だけじゃなく、罰ゲームもあると発表されているからだ…


この様な催し物はめったにないので、遊び心に飢えた観衆は楽しみで仕方がないといった感じである。


姫様が一人一人にカードを配っていく、全員にカードがいきわたると、姫様の合図で一斉にカードを捲り、自身の役職を知ることになる

あるモノは、口を開いて驚き、あるものは、落胆する


そして、カードを目の前にある台座にセットする、セットすることにより、舞台を楽しそうにしている観衆にしっかりと見えるように、立てる。

カードに書かれている、内容をみた観衆は、どよめきが隠しきれず、会場全てに、広がっていく。

うわぁ、どっちに賭けたらいいんだぁ!?っという叫びが聞こえてくる。


5分ほどの時間を設けてから、賭けの投票が行われていく、その間に、壇上にいる皆はどの様に振舞うべきか考えておいてもらう


賭けの投票が終わり、結果を開示する


村人陣営が勝利するが8割

敵陣営が勝利するが2割


この瞬間に、聡い人は敵陣営に選ばれた人達が、この街に住む人たちから見て、ポンコツが選ばれた可能性が高いと推測が出来る…!?


音声を拡声する魔道具を片手に姫様が司会進行をスタートしていく

『では、一日目の昼スタート!今から指名する人達から順番に挨拶なり、何でもいいので話をしてねー』


姫様は事前に用意していた箱に手を入れ、中から何かを取り出す、ボールのようなものに、そこに名前が書かれている様だった

『一番目はー…団長のお爺ちゃんどうぞ!!』


ふいに名前を呼ばれたので、ん、んっと咳ばらいをするように喉を鳴らした後、渋い声が会場に響き渡る

お爺ちゃん

「このような場を設けて頂き、老骨ながら楽しみたいと思っておる、わしに賭けたやつは賢いのぅ」

(役職は村人、死ぬと罰ゲームに近づくからのぅ、迂闊な振る舞いはできんのぅ、ほどほどが一番じゃろ)

『お爺ちゃんは愛想よく手を振って会場を和ませているー無難な対応にどっち側の陣営かわかりにくいねー!』


次に名前が出てきたのが女将の旦那、畜産の王と呼ばれる人

何を言うのか決めていたのかスラスラと言葉を並べていく、伊達に畜産業をまとめ上げているわけじゃない、人前で話すのは得意ってことだね!

旦那

「ゲームが終わった後は、皆さんで美味しい物を食べましょう、私は村人ですよー」

(これで、私を守衛が守ろうとしてくれるので、迂闊に暗殺者が私を殺しに来ることはないでしょう、何故なら、私は探偵!長く生きて貢献しないと…)

『早くも心理戦が始まっているー?いいねぇ!こういうゲームってのは、相手の心理を読みあうのが醍醐味だからねー!初手から、軽めのジャブを放つ旦那に拍手をー!』


会場が拍手で湧き上がる。


会場の拍手が収まると姫様が次の人を指名する


女将

「あーっえと、こういった頭をつかうゲームってぇのは苦手でねぇ、まぁ楽しませてもらうさぁねぇ」

(なんで、あたいが暗殺者なんだい!こういうのしたことがないってぇのに、何をどうしたらいいのか、さっぱりわかんないさぁねぇ・・・夫が何を話していたのかも聞きそびれちまったしねぇ。

それに、8割の人達が村人に賭けたってのはわかったけどさぁ、あたいがポンコツだっていいたのかねぇ?…

そういやぁ、内通者の相方が誰かあたいは知らされていないが、まさか、それも探れってことかねぇ?…

そんな気がしてきたねぇ…)

『女将も無難な挨拶だー!旦那の先制パンチを無視する流れ!緊張しているのかー!?』


女将の無難な発言に会場は反応に困っている様子なので、サクサクと司会進行を進めていく


『さぁーどんどんいくよー!次の人は…』

ボールを取り出し指名されたのは、騎士の部を指導する立場である騎士の部隊長、みんなのまとめ役!指揮者!ティーチャー!!


ティーチャー

「ご紹介にあずかりました、楽しんでいきたいと思っております」

(前に出たり、目立つ行動をしない旦那さんが軽めとはいえ、前に出る、ということは、敵陣営の可能性が低く、何かしらの役職についている可能性が高い、だったら、それを尊重して旦那にヘイトを向けて守衛がそれに気が付いていれば守ってくれるはず、余計な挨拶を省いて気配を消すのが得策)

『爽やかに、そして、いつも通り言葉控えな通常運転のティーチャーでしたー』


ティーチャーの挨拶に黄色い声援が聞こえる辺り、結婚したとはいえファンは数多くいる様子

一夫多妻制が根付いている大陸であれば、側室の座を狙っている女豹は数多く潜んでいるのだろう


『続いては、おっと、新婚ほやほやカップルですねぇ研究塔のおさー!』

2世代にわたって研究塔を管理し発展させてきた、この街の陰ながらに支え続けてきた功労者ー!


「はぁ~い、皆を陰ながら支えてきたよー。これからも夫と一緒に応援してねー」

(うわぁ、内通者って何するの?暗殺者って誰?)


『んー、無難な自己紹介ありがとうございますー続きましてはー私の右腕めいどちゃーん!』

メイドちゃんの名前があがると会場からピーピーっと指笛が鳴り響く、メイドちゃんが街の皆から多くの人気を得ていることが手に取る様に会場の反応でわかる


メイドちゃん

「皆様からの応援、痛み入ります~。このような機会をいただき感謝の一言ですー、せっかく頂いた機会ですので、楽しみたいと思いますー」

(なーんで、役職ないのかなー、面白くないなぁ…場をかき回したいと思ってたけどな~、それと、罰ゲームが怖いけどー…内容や状況によっては引きずり込むのもありだよねぇ?ふふふ)


『何か腹に住んでそうな不敵に大胆なメイドちゃんがどのような活躍をしてくれるのか楽しみですねー、次は、おっと、これまた腹黒い人だー!No2よろしくねー』

No2の名前を出した瞬間に会場から歓声が沸き上がる、想像以上の歓声に恥ずかしそうに声を出す


No2

「はぁ~い、皆のアイドルだよー・・・はい、静まり返らないの!まったく、失礼しちゃうわねー、やるからには勝つよー!」

(守ってもらってばかりの私が守る立場になるなんて面白いじゃないの…誰を守ればいいの?)


『はーい、皆の本当のアイドルはー私だよねー?はぁーい拍手ありがとー』

「ちょっとー!姫ちゃん、もってかないでよー!」

拍手が沸き上がる、No2がツッコミを入れて会場を盛り上がらせる


『場も温まってきたねー!次の人はー…性の伝道師ベテランさんだよー!』

ブーイングと拍手が入り混じる中、挨拶をする


ベテラン

「吾輩の紹介の仕方が少々、納得がいかないのであるが、まぁまぁ、遊びの席、怒りなど感じはせんぞ?ゲームだからと言って負けるのは気分がよくないのである、全力でいくであるぞ!」

(とは言ったものの、吾輩の役職は何もないのであるなぁ…こういう時はどのようにすればいいのであるか?頭を使うのは苦手であるなぁ…)


『無難な挨拶ありがとうございますー、さぁ、まさかの真打がラストを飾るー!だんちょー!』

団長の名前が出ると会場の男女問わず会場にいる全員が声援を送る


団長

「わ、大きな応援ありがとー!勝つよー!応援しててねー!」

(術士かぁ…役職を調べれることが出来るからー、長生きするべきだけど、でも、速く敵を見つけるのがいいの、よね?先手必勝)


『はい、初日に限定、朝の挨拶も終わったので、夜のターンです、今から暗殺者 守衛 術士の人は紙に名前を書いて机の前にある紙を入れる為の穴にいれてくださーい、考える時間は3分だよー!急いでねー!』

姫様の声が言い終わると同時に壇上の全員が驚いた声を出す

『壇上の人達には周りの気配や動きが見えない聞こえないように術式で阻害してますのでご安心くださいねー』


女将

(姫ちゃん、やってくれるねぇ、最悪、誰がどう動いたのか音と気配でさぐってやろうかとおもってたんだけどねぇ…取り合えず、誰が厄介な人なのかってことだよねぇ?内通者は誰なんだい?…

ぁ、なんだい?紙が置かれた?内通者の名前が書いてあるじゃないのさぁ、なるほどねぇ、こうやって教える手はずってことさぁねぇ・・・内通者は、ぅぅんなんとも言えない人だねぇ、どうするかねぇ…

考える時間はなさそうだしねぇ、勝つためには曲者から落とすべきだねぇ…

戦士長のお父さん、年の功が怖いねぇ…早めにきえてもらうとするさぁねぇ)


No2

(…うーん、旦那さんが珍しくアピールしてたから、何かしらの役に付いてそうだけど、だからといってすぐに狙われるわけでもないし、暗殺者である可能性ってのもあるから、一日目は…様子見でよくない?適当に騎士様のお父様でも守っておきますか)


団長

(術士で役職が見えるみたいだけど、誰が味方なのかって知っておくほうがいいと思うし、この人が敵だったら厄介だなって人を調べておくのがいいよね?なら、食わせ物であるメイドちゃん一択でしょ、紙に書いてっと、わ、もう返事が返ってきた、何々…ぇー村人なのー安心したような、残念なような、何とも言えない気持ちだなぁ…)


『はーい、夜が終わりましたー、朝だよーって。。。ぉを?意外な結果だなぁ、このパターンは予行練習で一度もなかったよぉ?どうなるのかたのしみ!!』

姫様の声が聞こえてくると同時に全員の視界や聴覚がしっかりと反応する

目の前にの光景を見て、悩まされる、会場にいる全員がどよめいているから


『朝になりました!でも、被害者はいませんでした!では、今から議論を開始してください』


No2

(っは?ぇ、うそ、私守ったの!?騎士様のお父様を守れたの!?っていうことは、お父様を真っ先に狙う人…女性の敵?ぁ、駄目だわ、ピーンとこないわぁ、これって私が守りましたって発言するべきなのかしら?

迂闊な発言しちゃうと、次の夜に私ってさ、死なない?…

罰ゲームが怖いから発言しにくいわねぇ、なるほどねぇ、姫ちゃんやってくれるじゃないの、嫌な鎖ね)


女将

(ってことは、あの人は、死ななかったってことは、守衛じゃないってことさぁねぇ、守られたってことは重要なポジションかねぇ?でも、まだ誰も知らないから偶々、守られてしまったってことさぁねぇ)


団長

(術で判明したことって素直に報告していいのかなぁ?今日の夜に私殺されない?長生きして、数多くの役職を判明させるべきだけど、どうやって信頼を得たらいいの?)


旦那

(僕は狙われたのか?守ってもらえたのか?思惑が成功したのか?だとすれば、僕の発言から状況を理解した人がいるってことだから思慮深い人が守衛?ティーチャーさんあたりが守衛かな?暗殺者は誰だ?僕を狙うような愚かな行動をする人…いや、うちの嫁さんでは、ない、かなぁ?あの人は愚直だけれど、搦め手にも反応するから、わからないなぁ…)


お爺ちゃん

「ほほ、平和な世界じゃのぅ、今は誰が敵かもわからないのぅ、わしからは何も言えんのぉ」

ベテラン

「ですねぇ、僕からも何も言えないのが現状ですね、平和で何よりである」

ティーチャー

「はい、死者が出ないことが何よりです、術士の方とか、守衛さんは誰なのか知りたいのですが、誰ですか?」


ティーチャーの発言の後、沈黙が続く


『はーい、10秒沈黙なので、こちらが指定する人に話してもらいますーボックスからボールを引いて、名前の書かれた人に話してもら…うーん、さっき、話してたじゃーん、まぁ、こういうものだよね、お爺ちゃん何か一言!』


お爺ちゃん

「わしか?そうは言われてものぅ、何も情報が無さ過ぎる、守り手であるわしがいうのもおかしな話だが、被害が出ないことには洗いだせんのぅ」


団長(こうなると、場が混乱するから、少しでも私の生存確率を上げるためにも報告するべきだよね?)

「私が術士です!」

長(これは、援護しないとまずいかも、このまま場が混沌になってくれれば、暗殺者も動きやすいはず)

「いいえ!私が術士です」


団長(ぇ?かぶせてきたってことは長が暗殺者ってこと!?こんな簡単に事が運ぶなんて!!夜になったら調べないと!!長のばーかばーか!泥棒猫!!)

「ぇぇ?そ、それじゃ誰を調べたの?」

長(現状、一番真っ白な雰囲気で部外者って感じの人を断定することで信頼を得る!)

「お爺ちゃんを調べました!村人です!」

団長(うわ、確かにお爺ちゃんって発言が普通過ぎて怪しさがないし、凄く落ち着いている、心の動揺を感じ取れないから村人っぽいのよねぇ、やられたかも…先手を許しちゃった)

「わ、私はメイドちゃんを調べました!村人!村人だったよ!」


メイドちゃん

(真っ先に私を疑ってきた辺り、団長が本物のような気がする、だって私って、まだ何も発言してないもの、長の方が先に情報を出してはいる、出してはいるが、誰がどう見ても、お爺様って村人って雰囲気を醸し出してるから、これは、どっちかだけど、ううん、長は術士じゃない気がする、

どうしよう…まずは、発言しないと黙っている時間が長引けば長引くほど、団長が疑われる、だけど、私が殺されるリスクがあがる、うううう)

「はい、私は人畜無害の村人です、殺す価値もない村人ですよー?殺さないでくださいねー?」

(平穏を装えていたかな?いるはず、こういった、ばかしあいって苦手ですぅ…)


団長

「だよね!それじゃ怪しいのは長だよね!?み」

『はーい、お時間でーす!発言は強制的にシャットアウトしましたー』


会場がどよめいている

この状況で会話が途切れてしまう、壇上にいる全員が状況を把握しきれていないだろうと、会場にいる全員が、この後の展開を楽しみにしながらざわざわと近くにいる人達と楽しそうに話し合っている。


『では!夜になる前に、追放しましょうそうしましょう!選んでください誰を追放するのか!考える時間は三分です!!』


会場のどよめき、ざわめきが渦巻く中、誰を追放するのか投票される


団長

(現状で一番、怪しいのは長!長を追放しないと!)

No2

(…団長の性格を考えると、どう考えても長が敵なのよねー、発言者の思考を考慮してもいいのかなぁ?ずるしてるみたいでいやな気がするけれど…罰ゲームは避ける!!長、ごめ~んね!)

女将

(…おさぁ、あれは、怪しいっていってるようなものじゃねぇか、立場的に取り合えず、団長に票をいれる、けれどもぉ…術士が団長であると、知らしいめちまったから襲撃したいけれど、襲撃するのは怖いねぇ…守衛が厄介さぁねぇ・・・)

ベテラン

(…わからぬ、両者ともに怪しさしかない、わからぬ、取り合えず、無効票とするために、一番投票されそうもないメイドちゃん辺りに投票しておくであるな)

お爺ちゃん

(孫の性格を考えれば、怪しいのは長だのぅ、もう少し議論する時間があれば、覆せたかもしれぬが、時間を見余ったな、若い若い)

ティーチャー

(…二人の性格を考えれば、怪しいのはどう見ても愛する妻である長、だけど、ここで僕が投票すると長が落ちる、罰ゲームが近づく、ぅぅ、愛する妻を守りたい一心が、僕の心を惑わせる)

(…さぁ、罰ゲームってなにかなー、逃げれないのかなー?)

メイドちゃん

(時間制限が味方してるぅ!やった!長、一択でしょー)

旦那

(…両方怪しい、議論する時間もなかったし、判断が出来ない、無効票にするとして、怪しくないメイドちゃんに投票しよう、僕の仕事は誰かが死んでからだからね、確か、追放された人も調べれるはず、それからだね僕のすべきことは、身を潜めて潜伏したのが正解だと思う、何度も露骨なアピールは危険過ぎるからね、僕だって罰ゲームは避けたいし、欲しい物があるからね!生き残らないと)


『はーい投票が終わりましたー、会場の皆様には誰が投票されたのか、数だけお見せしますー!』


長4票

団長3票

メイドちゃん2票


会場がさらにどよめく、何故あの人に二票もはいっているのか、この状況で票が割れていることに理解に苦しんでいる。

当然、この会場のどよめきは伝わる、壇上のいるメンバーに…


『予想外な票数に私はもう、楽しくて楽しくて、最高だよぉ…っさ、投票によって村から追放されるのはー!!この人!』

追放される人の頭上が明るく照らされる


「はーい、私ですぅー」

灯りに照らされた人は立ち上がって、バックヤードに帰ってもらう、迂闊に会場にいると手助けをされてしまうので


『さぁ、夜がやってきたよー!守衛、暗殺者、術士、探偵は仕事してねー!』


団長

(やった!これはもう、村人チームが勝つでしょ!やったやった!罰ゲームが楽しみぃぃ!!長には悪いけれど、楽しませてもらうんだからね!!…さぁ、気持ちを切り替えて、勝つために、誰を調べたらいいのかな?)

No2

(…誰が狙われるのか、予想が出来ない、連続でお爺様を狙ってくるとは思えない、なら、団長を守るのが一番じゃない?)

女将

(これは、まずいねぇ、団長を襲撃したいけれどさぁ、守衛が絶対に守ってるはずさぁねぇ・・・なら、それを逆手にとらせてもらうよ!一番最初に派手なふるまいをした人を狙うさぁ)

旦那

(長を調べるしか仕事が無いね)


『はーい、シンキングタイム、ながーい長い、夜があけましたー!朝になるとー!!』

姫様の近くで太鼓がダラララララっと叩かれてカーンっと鉄の鍋が叩かれる


『旦那の死体が発見されましたー!』


この発言に会場は、驚いている、あの人が、相手の裏を読んでくるだと!?といった言葉が聞こえてくる

なお、壇上の人達には声の部分は聞こえないようになっているのでご安心ください。


『それじゃー朝の会議だよー!犯人を捜すのだー!』


会議がスタートすると、すぐにお爺ちゃんの座っている席から声が聞こえてくる。


お爺ちゃん

「まぁ、孫ちゃんか、旦那の何方かが、狙われるのはわかっておったからのぅ、ほれ、守衛さんや、術士さんである孫ちゃんや仕事結果をいうておくれ」

団長

「あ!はい、お爺ちゃんを調べました、村人でした…」


(なぜ、そこでお爺ちゃんを調べる!?)


その場に会場全員がそう思ったであろう、お爺ちゃんが村人っぽい感じがするのに、何故、調べるのか?


団長

「もしかしたら、長とお爺ちゃんが繋がっているかもーって考えたら調べずにいられなかったの、疑ってごめんね、お爺ちゃんって嘘上手だから、傍で何度も見てきたからね?言い訳が上手なのしってるからね?」


身内ならではの考察に会場の全員が納得する、確かに、あの人であれば、さらっと嘘をつき、堂々と逃げれる気がすると


お爺ちゃん

「ほっほ、これでわしが、ただの村人だと皆が思ってくれているじゃろうから、狙われる可能性が一気に跳ね上がったわい、暗殺者の人が誰を狙うのか絞るのが難しいのぅ、守衛さんが誰かは知らぬが、そなたの読みあいがこの村の運命を握っておるぞ」

お爺ちゃんのエンターティナーとしての感性が状況を説明しつつも、守衛や暗殺者を煽ってくる。


No2

(やめてよ、お爺様、選択肢を広げないでもらえる?少しでも暗殺者が誰かわかれば、読みあいに勝てるかもしれないけれど、現状では難しいのよ)

女将

(…それは悪手さぁねぇ、場を温めるための煽りだけど、それの結果、守衛がどちらを守るのか悩むだけさぁねぇ、術士を生かす為に囮になるってことかい?)


ティーチャー

「そういえば、探偵って誰なのかな?誰も名乗り出てこないってことは、隠れているのかな?それとも長が実は探偵だったのかな?それとも旦那が探偵だったのかな?うーん、現状ではわからないなぁ、みんなの意見を聞きたいね」

(妻の罰ゲームは免れない、なら、せめて勝って、妻の欲しい物を手に入れよう)


ティーチャーの発言の後、またまた沈黙が続く

『はーい、10秒沈黙なのでー誰がでるかなー、はい!No2コメントどうぞー』

No2

「ぇー?私?」

(最悪じゃないの、迂闊な発言して守衛である私が襲撃されちゃったら、詰みかねないじゃないのよ)

「探偵が誰かは名乗り出てこないあたり、まぁ、しょうがないでしょ、長の事を占って欲しいところだけど、調べた結果を今の状況で言っちゃうとさ、命が狙われるだけじゃない?暗殺者の人ってさ、結構慎重派って感じがするものね~」

(濁すような感じで逃げれたかな?)


全員がけん制しあっているのか、沈黙が続く

『罰ゲームが怖い弱虫さんばっかりでつまんなーい!10秒沈黙が多いよー?箱から誰の名前がでるかなっと、って、ぇぇ?なんでーお爺ちゃん発言どうぞー』


お爺ちゃん

「またまた、わしか?ううむ、現状では暗殺者が誰か読めきれないのでなぁ、そう、じゃのー、敢えて言うのであればじゃ、老骨のしがない意見でよければじゃが、一言も話さない人が怪しいと感じとる、ほれこれのせいで、更に、発言しにくくなってしまうからのぅ、どう思う?粉砕の」

女将

「あたいかい?…いきなりだねぇ、あたいは賢くないから状況を整理してた、、、だけさぁねぇ、あたいは当然村人だからねぇ、仕事が無いからねぇ、一言も話してないと言えばアンタはどうなんだい?ベテランさんよぉ」

ベテラン

「うむ、先の流れであれば、吾輩に矛先が向くのもわかりきっておる、吾輩も村人で役職が無いのである、現状ではな、なんともいえないのである、メイドは、村人であるな?」

メイドちゃん

「そうですよー。術士である団長のお墨付きですよー!でも、おかしいですよね~村人ばっかりですよねー、まぁ役職もちが隠れると決めている以上、隠れてもらうのがいいのかもしれないですけどー、現状だと誰を追放したらいいのかわからないのが怖いかなー」

団長

「言われてみればそうだよね!敵を追放しないといけないのに、敵の手掛かりがなさすぎるよね

!次、誰を調べたらいいと思う?誰が怪しいの?みん」

『はーい、時間なので場が温まってきたところで申し訳ないけどー!投票のお時間でーっす!!』


団長の言葉が再度、遮られたことに会場が笑いに包まれている中、各々は術式の影響で静寂の中へと誘われ静かな世界で思考を巡らせる


団長

(判断材料が無いからてきとーでいいや、夜はNo2調べよう)

No2

(…また、二択じゃないの、団長か、お爺様か、いや、違う、今の状況だと誰が狙われるかわからないのよね?判断材料が無さ過ぎるもの、前日に団長を狙わない辺り、泳がされている?実は、団長は敵?敵だから狙われないの?内通者?ぁ、だめだ、これ、疑心暗鬼になっちゃうじゃないの、敵だとすれば、団長が狙われる可能性は低い、違う人を守って見ましょう…あれを守る必要あるのかしら?)

女将

(いやー、術士が邪魔だねぇ、探偵が名乗り出てこないってことは、うちの旦那が何かしらの役職だったっぽいから、旦那だとおもうけどねぇ?

団長を狙うべきだけれど、守衛ががっちり守ってそうさぁねぇ・・・団長は泳がしておくべきかねぇ?

でも、あたいを調べられてしまったら、団長の信頼度は高そうだから、負けてしまうねぇ、これは、悩むねぇ…

現状で誰が疑われているのかもわからないからねぇ、誰が票を集めるのか、そこを読み切ることが出来れば勝ち筋が見えてくるんじゃねぇのかい?

だけど、予測できないねぇ、団長・お爺ちゃん・メイドちゃんは投票から外してもいいさぁねぇ、となるとってことさぁねぇ)

ベテラン

(…役職が無いと暇であるな、投票は適当でいいである)

お爺ちゃん

(孫ちゃんが術士である、っと、わしはおもっとるが、如何せん、孫ちゃんはちょーっと抜けてるところがあるからのぅ、術士で間違いないと思っとるのじゃが、実はっという可能性もあるのかのぅ?

いや、ないのぅ、直感が告げとる。

怪しい雰囲気があるのは、動揺も何もせずに冷静な心を保てる歴戦の戦士のような気がするのぅ、っとなるとしぼれるわいしぼれるわい)

ティーチャー

(話し合う時間が少ないってのは難しい、これはまた、良い経験になるね、誰を投票すべきか、これは票が割れるのは確実で、三名は、省いていい、術士である可能性が一番高いのは団長、これは、疑いようがない、申し訳ないけれど、妻のあのうっかり発言は彼女らしい…そうであれば、お爺ちゃんとメイドちゃんは村人で間違いない)

メイドちゃん

(隠れるのがうまい、暗殺者?隠れるのが上手なのはティーチャーさんだから、あの冷静さが怪しい…)


『投票が終わりましたー!先に会場のいるみんなに結果が伝わるけど、反応はー?』


ええええっといった驚き声が響き渡る


『だよねー!これは面白くなってきたよー!!』

ぱっとティーチャーの頭上が明るくなる


そう、投票されたのは村人であるティーチャーだった、8割の観客が恐怖し絶望しはじめる、開始されたときにここまで村人が劣勢になるとは思ってもいなかったからだ。


ティーチャー3票

女将2票

ベテラン1票


ティーチャー

「正直、自分が追放されるとは思ってもいなかった予想外の出来事に驚きもありつつ、第三者として面白くなってきたと、実感しております」


手を振りながらバックヤードに歩いていくティーチャー


バックヤードには、静かに退場させられた旦那が驚きの表情で出迎えてくれた

長に関しては、勝ち目が出てきたことに喜んでいた。


『では!夜の時間だよー!ここから、ミスは致命傷になるからねー?』


団長

(てきとーにティーチャーにいれたらやっちゃったかも…これ、私が戦犯にならない?と、取り合えず、No2を調べよう)

No2

(誰よーティーチャー君に票をいれたのー、ベテランか女将の方が怪しいでしょー?ん~、取り合えずアレを警護してみますかー)

女将

(いいねぇ!いいねぇ!勝てる、勝てるよぉ!運が向いてきたさぁねぇ!!長が真っ先に消えた時は絶望したけれど!良い流れだねぇ!ここで、団長に消えてもらうのが一番勝利への近道さぁねぇ!!!一か八か、消えてもらうよ)

ベテラン

(むぅ、無効票になるかと思いきや、そうなるかぁ…)

お爺ちゃん

(…わしの推理推察は、外れておるのか?ティーチャーを下ろす理由がわしにはわからぬ)

メイドちゃん

(終わらない?やってしまったかも、長は確実に敵だと思っていたけれど、実は団長?ティーチャーは、味方?皆さんの考えがよめないですぅ…)


『ちょっと時間も押し気味なのかな?ぴゃぴゃっと発表しちゃうよー!朝になると!!』


『団長が死んでましたー!!』


守衛は何やってんだーっとヤジが飛ぶ


『さぁ、朝になりましたので皆さん!暗殺者を見つけ出してね!!このままだと、負けちゃうよー?』

No2

(っわ、やっちゃった、やらかした、これ、うわ、え?あーもう、ほんっと、私ってここぞって時に判断間違っちゃうー、ぇー、これもう、守衛ですって名乗れないじゃないのよー)

女将

(これ、勝ちだよねぇ?あとは、ゆっくりと料理すればいいだけじゃ、ないのかねぇ?)

ベテラン

(…団長が死ぬということは、かの者が言っていた言葉が全て真であると考えるのが妥当であるな、だとすれば、暗殺者は、No2・女将の何方かであるな…む?昼の追放投票が間違えた場合、これは、負ける、負けるのである!?)

お爺ちゃん

(孫ちゃんは術士であると間違いないの、内通者であれば殺される必要はないからのぅ、っであればだ、三名に容疑者が絞られるわけじゃのう)

メイドちゃん

(…あえぇ?もう、本気でわかんなーい!!三名なのは確実だよね?どう絞ったらいいの?守衛さん死んでる?旦那とか、ティーチャーが守衛?)


ベテラン

「さて、いかがかな?お二人さん、弁明するのなら、いまであるぞ?」

お爺ちゃん

「これこれ、自分は、さも容疑者から外れたような発言じゃが、若造よ、お主も容疑者だぞ」

ベテラン

「…っは!?確かに言われてみればそうである!?わ、吾輩は村人であるぞ!?」

メイドちゃん

「そうですよー、しっかりしてくださいよー」

女将

「まったく、ちゃんとしねぇっと負けちまいそうじゃねぇか、あたいは村人だっていっても、どうしようもないさぁねぇ」

No2

(まって、私が守衛だっていえば…どうやって照明すればいいの?でも、ここで名乗らなかったら、私が追放されちゃうかも!?)

「わ、私が守衛よ!ええ、自他ともに認めるポンコツ守衛よ!!術士を守り切れなかった愚かな守衛よ!笑いなさい!」


お爺ちゃん

「ほっほぉ、この状況で身の潔白を証明するために、恥を受け止めて晒すのは勇気がいるじゃろうて、わしはその勇気、信じたいのぅ、ちなみにじゃ、何をどう、守ってきたのか教えてもらってもよいか?」


No2

「信じてもらえるのなら何でも言うわ!追放されるのは嫌よ!姫ちゃんが考える罰ゲームって、えぐいのが多いから嫌なのよぉ~

初日はお爺様、二日目は団長、三日目は女将よ!初日はお爺様を守れたの、そうよ!これが守衛である証明じゃない!?初日からずっと生き残っているお爺様が証拠じゃないのよ!やったわ!これで勝ちよ!」


ベテラン

「っむ、言われてみればそうであるな、初日は、確かに誰も殺されなかった、初日から生き残っているのを考慮すれば、っで、あるが、御父上が村人であるとわかりきっているではないであるか、であれば、それに便乗しただけであろう?現に初日から吾輩も女将も生き残っているのである」

No2

「ちょっと坊や!それを言われると私が暗殺者みたいに聞こえるじゃないのさ!やめてよーお願いだから、罰ゲームは嫌なのよー欲しい物よりも、罰ゲームがいやなのよぉ」

メイドちゃん

「村側の陣営であれば、勝てば1ポイント入るじゃないですか、そんな必死になるなんて、本当の本当じゃないんですかー?」

No2

「メイドちゃんもお願いだから、信じてよー生きれば2ポイントなのよ!?罰ゲーム回避がほほ確定されるのよ!?罰ゲームさえ回避すれば私はそれでいいの!欲しい物があれば、譲ってあげるから!!」

お爺ちゃん

「むぅ、べっぴんさんの言うことを信じてあげたいのはやまやまなのじゃがなぁ?旦那や、ティーチャーが探偵、または、守衛である可能性だってあるのじゃわい、何故なら術士や探偵がいない現状で真実を知る術がないからのぅ」

No2

「…落ち着いて考えれば、その通りですわ、お爺様、昨晩、団長を守るという選択肢を取らなかった私が愚かでした…私ばっかり矢面になるのはおかしいでしょ?貴女も何かいいなさいよ!一言も話してないでしょ!」

女将

「あたいかい?話したじゃないさぁって。いいたいけれどねぇ、内容が無さ過ぎるねぇ、あたいが村人だって証明できるものがないからねぇ、同じ村人で役職が無い人だったらあたいの気持ちはわかるだろぉ?どう足掻いても信用を勝ち取れないさぁねぇ、こうなるのなら、もっと積極的に村人だってアピールするのが正解だったのかねぇ?でも、死にたくないからねぇ…」


『はい!議論はおしまい!気持ち長めに時間とってあげたよ!面白かったから!さぁ、誰を追放するのかきめちゃってねー!』


No2

(これは生き残るのが先決!これを乗り切れば、敵の動きは読める!!だって、お爺様かメイドちゃんの2択でしょ?これの何方かを守り切れば証明できる!!ってことは、だれに投票するべきか?…みんな私にいれそうな気がするのだけれど?女将orベテラン、どっちが怪しまれているの?)

女将

(ここでNo2が落ちれば勝ちはもらったものじゃないか!)

ベテラン

(No2か女将か、No2のあの慌てる様、若かりし頃から見ていた人であるから、あれは真であると思えるのであるが、ううむ、どちらにも取れるのであるなぁ、負けが決まってしまうから嫌なのだと、罰ゲームから逃れるために2ポイントを勝ち取りたいのだと、完全に2択である、吾輩の1票で全てが決まるのであるなぁ…)

お爺ちゃん

(ふむ、女将一択じゃの、わしの勘が告げておる、この巧みで巧妙な気配隠しは猛者の気配じゃ)

メイドちゃん

(…罰ゲームかぁ、姫様の罰ゲームはえぐいのもあるけれども、楽しいのもあるので、私は苦じゃないからそんなに恐れるものかな?…怪しい)


『はい!投票が終わったよー!運命の分かれ道けっかはー?』


No22票投票者:女将 メイドちゃん

女将3票投票者:No2 お爺ちゃん ベテラン 


女将の上に明かりが照らされると同時に


『村人陣営の大勝利ーーーーーーーーー!!!!!』


姫様の言葉に、No2が大きな胸を弾ませながらジャンプをして喜んでいる

No2

「きゃぁああああぁぁ!!うっそー!絶望的だとおもったーー!!っていうか、貴女だったの!?うそでしょ!?守衛として守ろうとしちゃったじゃないのよ!隠れるのうまいわね貴女…」

女将

「うっそだろぉ、あたい、怪しかったかぃ?」

ベテラン(直感が当たって助かったのである、言わぬが花であるな)

「…」

お爺ちゃん

「おお!わしの勘もまだまだ、現役じゃのぅ」

メイドちゃん(もしかしなくても、私って団長寄りのポン、コツ?…気の迷いよ、誰だって間違いはある!きっと好きな人に近づこうとしてるだけ!そう思うの!私は精鋭、賢い、選りすぐりのダントツで一番に選ばれたじゃない、自信を持つの!)

「…」


『はーい、各々の反省会は置いといてー脱落メンバーのいんたびゅーたぁぃむ!!』

一番最初に消えてしまった長ー?何かひとことー?

「…制限時間を見誤りました、会話の途中で強制的に切られるとは、姫様の非情で無情な性格を考慮していなかったのが、敗因です、罰ゲームを回避するためにも!絶対に次は死にませんから!」

『だねー、長と女将はポイント0だから、罰ゲームに一番ちかいねー』

丁度近くにいた、だんちょー何かひとことー?

団長

「頑張ったよね?大活躍だったよね?活躍した人のご褒美ポイントとかないの?」

『いちおーねー、ある、後で伝えようと思ってたんだけどー、会場の皆から最優秀賞とか募る予定だよー!』

旦那もー、ひとことーいいかなー?


旦那

「みんなの為に良い行いが出来たと信じています」

『真面目に取り組んでくれるその姿勢が、好感がもてるよねー』

はーい、ティーチャーも何かひとことー?


ティーチャー

「そうですね、疑われないように怪しまれないようにしっかりと、陣営の事だけを考えて動きたいと思います」

『その含みは大事な大事な愛する奥様のことをおもってって、いみかなー?』


『今回の役職のおさらいだよー!次に活かしてねー』


術士団長(占い師)

守衛No2(騎士)

探偵旦那(霊媒師)

暗殺者女将 (人狼)

内通者長(狂人からのサブ人狼)

村人ベテラン お爺ちゃん ティーチャー メイドちゃん


『それじゃ、前半戦はこれにておしまーい!後半戦を始めるまえにーポイントの確認だぁ!』

2ポイント 勝利して、尚且つ生き残った人達

No2 ベテラン お爺ちゃん メイドちゃん


1ポイント 勝利しちゃったけど、退場した人

団長 旦那 ティーチャー


0ポイント 負けた人

女将 長


『ちなみにー、確認だよー!一番ポイントが少ない人達、同一ポイントでも罰ゲームだからねー!その逆もしかり!ポイントを多く持っている人達、同一ポイントでも報酬があるからねー!』


後半をおったのしみにー!


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