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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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94、 来年も再来年もずっと

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

年末はいつも通りの怒涛の仕事や会社の忘年会を終えて、休みに入った。

自分の家の大掃除をして、智の家の大掃除をしに行く。

『え?いいよ、大掃除なんて』

『大掃除って言ってもいつものお掃除より細かくやるだけだよ』

『…ありがとう』

ちょっと渋ってたのは何か触られたり見られたくないものがあったのかな?とちょっと思った。

どこを掃除するか伝えてOKもらったからそこだけやって、ちょっと作り置きして実家に帰る予定だ。

年末年始はびっくりするスケジュールみたいだから私はあえて実家に帰ることにした。

『俺、元旦は実家に泊まるけど2日にはこっちいるから、蓮華もそうしてくれると嬉しい』

『もちろん。お雑煮、作るね』

『楽しみだ』

ちょっと疲れた顔で笑う智を思い出しているとタクシーがマンションに着いた。


大晦日。

「あー、食べすぎちゃった」

「姉ちゃん、珍しくめっちゃ食べてたな」

「だって美味しかったから…」

「よかったわ」

母さんが片付けを終えてこたつに入る。

我が家では毎年大晦日にすき焼きを食べる。

今年はちょっといい白菜をもらったと母さんが言っていたので、それがすごく美味しかった。

「蓮華が買ってきてくれたタルト、どうする?」

「「食べる」」

甘党な我が家。デザートは別腹ってやつ。

みんなでこたつで話しているとRuneがテレビに映った。

【次はRuneの皆さんです!】

【今年はドームツアーやドラマでも大活躍でしたね!】

司会者の人と話してるのを眺めていると父さんがリモコンを持った。

「変えるぞ」

「あ…大丈夫だよ」

「…」

父さんはリモコンを置いて新聞を読む。

『父さん、まだ怒ってるけど別に俺が見たいって言えば智くん出ててもチャンネル変えないんだ』

前に啓太から聞いた言葉を思い出す。

智とのことはいつかは言わなければいけない。

でも今じゃない。

テレビの向こうでは智がかっこよく歌ってる。

『ちゃんと蓮華のご両親にご挨拶と謝罪に行きたい』

智が言っていた言葉がどこか胸を重くさせた。


年越しをして寝たのは1時。

ふと携帯のバイブ音で起きる。

「…もしもし?」

【明けましておめでとう、蓮華】

「明けまして、おめでとう」

起き上がって目を擦る。

時計は6時40分。

「お仕事お疲れ様。メンバーさんと飲んでたの?」

【うん。みんなまだ飲んでるけど俺はベランダ】

「元気ね」

私も羽織をしてベランダに出る。

キンッと冷えた空気に目が覚める。

『今年も蓮華と初日の出見たいなって』

「ありがとう」

薄ら明るくなっている空。

ギリギリまで電話しないでくれていたのだろう。

「今年も一緒に初日の出見れるね」

【うん。来年も再来年もずっと一緒に見よう】

「うん」

智の言葉に嬉しくなる。

『Runeってすごい人気だよね。ライブ全然取れないって』

会社の人が言っていたことを思い出す。

そんなすごい人と付き合っているのは信じられない。

「ね、智」

【ん?】

「大好きだよ」

私が好きなのは”Runeの大嶋智”ではなく、”大嶋智”なんだ。

それは高校の時から変わらない。

【…なんで今言うの。抱きしめたいのに】

「ふふっ。お年玉かな」

【2日は全力で俺の愛を伝えるから】

智の言葉に頬が熱くなる。

そんな会話をしていると日が出てきた。

「あ、日の出」

【うん】

強い光で眩しい。けど、嬉しくなる。

「智」

【ん?】

「今年もよろしくね」

そう言うと智も【こちらこそ】と答えてくれた。


これからずっとどこにいても一緒に日の出を見よう。

蓮華さんの大好き、破壊力すごいです。(作者なのに)

電話を切った後の智くんはきっと3人に惚気まくって解散はお昼の12時です。


皆さんは大晦日の定番ってありますか?

作者の実家はすき焼きです。


====

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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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