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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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88、 小さな嫉妬と大きな幸せと

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

自己紹介が終わってみんなでご飯を食べる。

「皆さんのお口に合うといいんですが…」

「蓮華のご飯は全部美味しいから大丈夫だよ」

俺がそう言うと蓮華は恥ずかしそうにした。

可愛いなぁ。

「うまそー!いただきます!!」

「いただきます」

善ちゃんと瑛太が食べるのを蓮華がドキドキして見てるのがわかる。

「うまーい!!この肉じゃがめちゃめちゃうまいよ!!」

「…悪くないね」

「瑛太、素直に美味いって言えよ」

ハルくんが苦笑していうと瑛太はフンッと横を向いた。

「よかった」

「蓮華のご飯、美味しいもん。私、このエビチリが好きー!」

蓮華の隣の由里香さんが幸せそうに食べる。

「これ、俺好きなんだよねー」

雨宮くんが食べてるのはグラタン。

「雨宮、そのミートグラタン好きよね」

「俺、これだなー」

連司は里芋の唐揚げ。

「2人とも芋が好きなだけじゃない?」

「そんなことないって」

「中倉の飯は基本美味いから自信持て」

2人言葉にちょっと納得してない顔の蓮華。

俺がムスッとしてるとそれに蓮華が気づく。

「智?」

「…俺、エビチリとグラタン食べたことない」

「そうかも。智には和食しか作ってないから」

確かに再会してからは和食ばっかりだった。

いや、全然嬉しいんだけどね!

「今日はみんなもいるからみんなが好きな洋食・中華もちょっと作ったの」

「4人で飲む時はお店行かないの?」

ハルくんが連司に聞く。

「基本店だけど、休みの時に集まろうってなったらウチで昼から飲むからその時に作ってるな」

「女性陣が料理担当で俺らが酒担当な」

雨宮くんの補足にみんな納得する。

「…俺も食べたい」

「あ、じゃあお皿に」

「じゃなくて、俺も和食以外食べたい!!」

俺の言葉に蓮華がポカーンとしてると連司とハルくんが笑った。

「智くん、ただのわがままだよ」

「いや、ハル。智は基本中倉のことになるとわがままだ」

「いいじゃん!蓮華のご飯は全部食べたいし!」

俺たちのやり取りに蓮華が理解する。

「智、和食以外も食べたいの?」

「蓮華の作ったものなら全部!」

「…だって胃もたれしてなかった?」

確かに、高校の時はファミレスで和食以外を食べると胃もたれしていた。

「今は大丈夫!!」

「むしろ大丈夫じゃないと仕事できないですから」

瑛太の言葉に蓮華は納得した顔。

「そっか、仕事で色々食べますもんね」

「智くん、焼肉はキツそうだけど他はちゃんと美味しく食べてるよ」

善ちゃんがモグモグしながら言う。

「じゃあ次からは色々作るね」

「うん!」

俺が頷くと蓮華は嬉しそうにクスッと笑う。

「…連司、俺あんなデレデレな中倉初めて見たわ」

「そりゃーそうだろ」

「雨宮くん、知らないの?蓮華、大嶋さんの話する時は超可愛いんだよ!」

蓮華の同期3人がそんな話をしてるとこっち側の3人も話しだす。

「智くんなんてずっとデレデレしてるよね!」

「そうだなー。蓮華さんの話始めるとゆるゆるだよ」

「メンバーだけになると可愛い自慢始まるし」

その言葉に蓮華の顔が赤くなる。

「智!もう!」

「えー?だって本当のことだもん」

ニコニコな俺に蓮華が軽く叩く。

「ハルくん、お花さんはちゃんとした人ですね」

「だからそう言ってるじゃん」

「お花ちゃん、すっごい美人さん!」

3人の会話に蓮華が首を傾げる。

「お花?」

「あー、ごめんなさい。俺たちの中で蓮華さんの通称みたいな感じです」

「仕事柄、どこで誰か聞いてるかわからないもんで」

瑛太の言葉に納得する。

どこからリークされるかわからない業界だ。

「でもなんでお花?」

「連司、わからないのー?蓮の花だよ」

由里香さんが言うと連司と雨宮くんは納得する。

「なるほどね。誰が言い出したんですか?」

「俺」

瑛太が手を挙げるとみんな納得してた。

「高橋さん、1年前にお花屋さんのドラマしてましたよね」

由里香が言うと瑛太は頷く。よく見ると耳が赤いからテレてる。

「俺たちも大嶋さんの通称作る?」

雨宮くんが言うと連司と由里香さんは楽しそうに頷いてた。

「それいいかも!」

「いい案出るか?」

連司が怪訝そうに言うと善ちゃんがはい!と手を挙げた。

「シーサーとかは?智を後ろから!」

「”と”はどこに行った」

瑛太が突っ込む。

「いや、でもいいかも。わかりにくいし」

「周りは沖縄のシーサーと勘違いしそうだしね」

「じゃあ智のことはシーサーだな」

雨宮くん、由里香さん、連司がノリノリの様子にハルくんと瑛太が驚く。

「え、まさかの採用?」

「マジか…」

「やったー!」

そんな様子を見て俺は嬉しくなる。

「智、嬉しそうね」

「ん?うん。ちょー幸せ」

蓮華と顔を合わせてクスクス笑った。


俺はわがままで幸せ者だ。

みんなで飲もうの会の続きでした。

この後は裕也(雨宮)と瑛太が趣味が同じで意気投合します。

それを嬉しそうに見るメンバーなのでした。


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