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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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87、 みんなで初めてまして

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

夏が過ぎ、秋も過ぎようとしていた土曜日。

「…なぁ、本当に俺もいていいのか?」

「何言ってんだよ。裕也もって言われてるんだから」

雨宮がなんとも言えない顔をして言うと滝が呆れたように言う。

「雨宮くん、珍しく緊張してるね」

「そりゃそうだろ。慣れてる連司と一緒にすんな」

「俺だって慣れてるのは智とハルだけだっつーの」

同期組のやりとりを聞きながら苦笑する。

「なんかごめん」

雨宮に謝る。

「別にいいけどさ。てか、家バレるけどそっちの方が大丈夫?って思うけど」

「みんなならいいって」

キッチンで料理をしながら答えるとふーん、と返事がきた。

「ま、落ち着けよ」

「全員初めましてで落ち着けるかっつーの」

「なんか、やさぐれてるね雨宮くん」

料理の手伝いをしてくれる由里香がコソッと言ったのを聞いて苦笑して頷く。

「そりゃそうよね。1回番組の取材でちょっと話したぐらいなのにってなるわよ」

「そんなこと言ったら私取材の時会ってない!」

「由里香は滝から紹介してもらってご飯もしてるじゃない」

そう言うと由里香は確かに、と言う顔をした。


ある程度料理ができたらピコンと通知音。

「あ、今家の前に着いたって」

「とうとうご対面だ」

滝が言うと2人はどことなく緊張してる。

料理を並べていると玄関が開く音と話し声。

「ただいまー」

「おじゃまします」

「いいにおーい!!」

「善、うるさい」

賑やかだなぁと思ってると4人がリビングに入ってきた。

「おかえりなさい」

「ただいま!」

いつもの通りにぎゅーっと抱きしめられる。

「ちょ!智!お客さんいるから!!」

「えー、いいじゃん」

押し返そうとしても力で勝てるわけなく、諦める。

「お前ら、相変わらずだなー」

滝が呆れたように言う。

「高校の時もそうだったじゃん。会うたびに智が抱きしめる」

「そうだっけ?」

「…不可抗力よ」

そんな会話をしてると間宮さんが苦笑する。

「智くん、みんなびっくりしてるから」

「…智くん、そんなにデレデレになるんだね」

「……TPOは弁えた方がいいかと」

林田さんと高橋さんが見たことない驚いた顔をしてる。

「えー?」

「こっちも驚きすぎて固まってるって」

滝が雨宮を指すと固まってる。

クールな雨宮がこんな風になるのは初めて見た。

「とりあえず、座ろっか」

「そうだな」

間宮さんと滝の言葉にみんな頷いた。


「とりあえず、かんぱーい!」

間宮さんの音頭でみんなで乾杯する。

「智くん、みんなに紹介しないと」

「うん。中倉蓮華さん、結婚を前提にお付き合いしてます」

「初めまして。中倉蓮華です」

緊張しながらも頭を下げる。

「ほら、善と瑛太も自己紹介しなよ」

間宮さんに言われて2人は自己紹介をしてくれる。

「初めまして!林田善です!よろしくね!」

「高橋瑛太です。よろしく」

ちょっとぶっきらぼうな高橋さん。

「瑛太、智くん取られていじけてるなよー」

「善、うるさいよ」

2人のやり取りに思わずクスッと笑う。

「よろしくお願いします。こちらは私の同期と親友です」

「中倉の同期兼、同級生兼、智の親友の滝連司です」

「蓮華の同期兼親友の西山由里香です!あと連司の彼女です」

「同期の雨宮裕也です」

3人が自己紹介するとRuneの3人も頭を下げる。

「雨宮さん、お久しぶりですね。西山さんは初めまして、間宮晴人です」

雨宮さんが挨拶をすると由里香は慌てて頭を下げる。

「中倉、俺たちに彼氏紹介しろよ」

雨宮がビールを飲みながら言う。

「…みんな会ってるじゃない」

「俺、今日はお前の彼氏とその仕事仲間さんを紹介してもらえるって聞いてきたんだが?」

「私も〜!」

こう言う時に妙な結託をする2人に「もう!」となる。

「…彼氏の大嶋智くんです」

()()()大嶋智です!よろしくお願いします!」

彼氏の部分を強調する智は嬉しそう。

顔が熱くなる。

「智くん、嬉しそうー!」

「蓮華、テレてるの可愛いー!」

惚気(のろけ)ですね」

「中倉、彼氏のことになると表情筋緩くなるな」

4人のテンションを見て滝が苦笑する。

「なんか、お互いに似たようなテンションが揃ってるな」

「本当だね」

間宮さんも苦笑しながらビールを飲んだ。


初めましてはちょっと緊張。

みんなで初めましてをしました。

彼氏として紹介された智くんはテンションMAXです。

次のこの会の続きを書きますが、無意識に同じようなテンション組を書いていたことに気づきました。

マジで無意識。無意識って怖い。


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