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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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86、 みんなで会える日が楽しみ

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

「明日引っ越しだよね」

ご飯を食べてソファーでゆったりしてると智が聞いてくる。

「うん。明日の11時に引越し業者がきてくれるからそれまでに家に戻らなきゃ」

「じゃあ俺と朝同じ時間に出れば大丈夫かな。引越し終わったら新しい部屋に行きたい」

「うん、ぜひ」

こうやって週末に2人でのんびり過ごすのも慣れてきたし、心の支えになってる。

初めて再会した時には考えられない。

「明日は片付けるから来れないの。ごめんね」

「気にしないで。生活できる部屋にすることが優先だよ」

智はチーズを食べてワインを飲む。

仕事先で買ったワインらしく、すっごく美味しい。

「このワイン、美味しいから飲みすぎないようにしなきゃ」

「ね。みんなも買ってたから今頃飲んでるかなー」

今日はメンバーさんとの仕事だったらしい。

「明日もグループでの仕事って言ってなかった?」

「うん。打ち合わせしたあとにツアーの合わせするんだ」

智と話してるとアイドルって意外と打ち合わせが多い。

メディアに出ることだけが仕事じゃないのはわかってたつもりだったけど想像以上だ。

「ツアーってもう始まってるのに合間も合わせするんだ」

「うん。やってみての改善点もあったりするからね」

ふーん、と聞きながら智にもたれかかった。


蓮華と朝ごはんを食べて一緒に出て事務所に向かう。

「最近、大嶋さん体調良さそうですね」

マネのタカくんに言われて頷く。

「ちゃんと食べるようにしたからかな」

土日に蓮華が来て一緒にご飯を食べる、平日は作り置きを食べるから家でもちゃんと食べるようになった。

そのおかげか確かにここ2ヶ月はダルい感じは少ない。

「“愛のパワー”ってやつですね」

バックミラー越しにタカくんがニヤッとしたのが見えた。

事務所で俺たちが付き合ってるのを知っているのはメンバーと三倉さんとタカくんだけ。

「ふふ、そうかもね」

そんな話をしてたら事務所に着いた。

2人で会議室に行くともう3人がいた。

「おはよー」

「おはよう」

「おはよ!」

「はよ」

みんなに挨拶をして定位置に座る。

「今日も愛妻ご飯食べてきたの?」

「うん」

ハルくんの言葉に頷く。

「愛妻って…結婚してないじゃん」

「わかりやすく例えただけだよ」

ちょっとムスッとする瑛太にハルくんが苦笑する。

「瑛太、寂しいんだー?」

善ちゃんがニコニコで瑛太の顔を覗くと押しのけられてた。

「てゆーか、早く会わせてよ!!」

ちょっとキレ気味な瑛太の言葉に確かに、と思う。

「そうだね。みんなに紹介したいし」

「せっかくだから連司くんたちも一緒に会えたらいいよね」

「そうだねー。どうしようかな」

ハルくんと話してると2人がまた騒ぎ出した。

「ハルくんだけずるい!!」

「俺たちにも会わせろ!!」

2人をなだめて俺は蓮華に相談しなきゃと思った。


細かい片付けをしてると智から電話がきた。

「お疲れ様。お仕事終わったの?」

【うん。今家着いた。蓮華は片付けどう?】

「あとちょっとかな。物減らしたから今日中に終わりそう」

片付けながら今日の話を聞いていく。

今日もメンバーさんと仲良しだったみたい。いいことだ。

【でね、蓮華と会いたいってなったんだけど来週いいかな?】

その言葉に手と思考が止まる。

「…会いたいって?誰が誰に?」

【メンバーが蓮華に】

「…えぇー」

前々から智も言っていたからいつかはくると思ってたけどこんなに早く?

【あと、連司と由里香さんと雨宮さんも一緒にって思ってる】

「雨宮も?」

確かに智と雨宮は会ったことはあるけどなんで?と思っているとそれを察したのか智が説明してくれた。

【蓮華が俺のこと話してるいつもの同期組なんでしょ?じゃあ長い付き合いになるだろし】

「あー、それはそうね」

本人からしたらドッキリかと思うんだろうな、と思った。

「でも、まずは私だけでもいいかな?私がメンバーさんとちゃんとお話できた方がいいかなって」

【うん、大丈夫】

「3人にもいつかメンバーさんとの時間作るからって言っておくね」

【うん】

いつかみんなでご飯する日が来るのかな、と思うとわくわくする。

【みんなで会う日が楽しみだね】

同じことを思っていた智に嬉しくなった。


メンバーさんにもちゃんと挨拶をする日が近いみたい。

実は智くんを取られたと思って嫉妬してる瑛太。

可愛いやつです。

マネくんはこんなに出てくる予定では無かったので名前をつけなかったのですが、いい加減マネくんに名前をつけてあげないと、と思い鷹城たかしろ わたるくんにしました。

あだ名はタカです。 

過去のお話への反映は作者が余裕ある時にしていきます。


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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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