61、 名残惜しいと思ってたのは同じみたい
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本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。
本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。
「と1/2」シリーズは不定期です。
お正月も終わり、日常生活が戻ってきた。
年始早々にバタバタした日々を過ごしていた。
気づいたら1月末になっていた。
「あー、疲れた」
「本当ね」
金曜日、由里香と2人で飲みにきて女子会中だ。
飲み物が来て乾杯をする。
今日は気になってたカフェバーだ。
「あ、年始にご挨拶したよ。大嶋さん」
由里香が声を小さくして言う。
「そうみたいね、聞いたわ。由里香のこといい人だって」
由里香たちとご飯をした日の夜に智から電話があった。
【由里香さん、すごくいい人だね。連司が惚れただけあるよ】
その言葉に思わず笑ってしまった。
「やっぱりオーラがすごいけど、すっごい優しい人だった」
「オーラすごい?」
いつも会う智からオーラを感じたことは無い。
ほんわかしてる。
「オーラ…?」
「そんなに疑問になること?」
由里香が笑うと私は苦笑する。
「ごめんごめん、そんなオーラ感じたことなかったから」
「それは蓮華といるからでしょー?」
「え?」
「蓮華といるのにオーラ出してどうするの。それだけ素でいられるってことだよ」
注文していたサラダとカルパッチョが届いて由里香がサラダを取り分けてくれる。
「ありがとう。そうなのかな?」
「そうだよ。だって蓮華のこと大好きっていうのが丸わかりだったもん」
クスクス笑う由里香。私は顔が熱くなるのがわかった。
「な!?」
「ネックレスの話をした時とかサラッと惚気られちゃったからこっちがドキドキしちゃった」
「…何話したのよ」
「蓮華のことが大好きって話だよ?」
驚きすぎて声も出ないとはこの事だろう。
【由里香さん、そんなこと言ってたの?】
夜、智から電話がきたので、さっきの由里香との話をした。
「そう。何言ったの?」
【えー?大好きって話だよ?】
耳元から優しい声で当たり前のように言われる。
顔が赤いのは確実。
「もう!」
【由里香さんが言ったんだよ?大嶋さんは蓮華が大好きなんですねって】
「…何話したのよ」
【んー?色々】
クスクス笑う智。なんか少し悔しい。
「そういえば、ネックレスの話してたって言ってたけど」
【ああ、由里香さんが俺のネックレスに気づいてさ】
「さすが由里香…」
由里香はそういうところを見つけるのがうまい。
【俺のわがままでつけてもらってるって】
「…別にわがままじゃないのに」
【そう?わがままみたいなもんだよ】
「……」
【蓮華?】
「…私だって、つけたいからつけてるもん」
そう言うと智が黙った。
「智?」
【…そういう可愛いこと言わないで。会いたくなる】
きっと電話の向こうはテレた顔。
ちょっと優越感。
「智、テレてる?」
【テレてない】
こういう時にすぐに答えるのはテレてる証拠。
クスクス笑っていると智の不貞腐れた声。
【蓮華、楽しんでる?】
「んー?どうでしょう?」
そんなやりとりをしてると24時をすぎていた。
「あ、もうこんな時間」
【本当だ】
「智は明日仕事?」
【うん。みんなでの仕事の日】
「そっか。楽しみね」
智はメンバーとの仕事はいつも楽しみにしてる。
それだけメンバーが大好きなんだろう。
【蓮華は明日休みだっけ】
「うん。土日だから」
【そっか。何かするの?】
「掃除して美容室行こうかなって」
【髪切るの?】
「ちょっとだけね。あとヘッドスパしようかなって」
【いいね】
寝ないといけないのはわかってるけど、なんだか電話を切りたくない。
「じゃあ…智明日仕事だからそろそろ」
【蓮華、明日美容室何時から?】
智の質問に?が浮かぶ。
「えっと…14時からだけど」
【俺も12時からだから、午前はゆっくりなんだ。だから、もう少し話さない?】
思わぬ提案に驚きつつも嬉しさが勝る。
「うん、智がいいなら」
【もちろん】
そこから1時間ぐらい電話は続いた。
同じように思ってくれてたのが嬉しい。
女子会は由里香さんに色々聞かれて慌ててた蓮華さん。
電話でも甘々な智くんに蓮華さんも甘々です。
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