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53、 ロケ先に知ってる顔がいる?

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「今日は今注目されている企業を見学させていただきます」

外でオープニングの撮影。

今日は俺とハルくんでロケだ。

一緒にいるアナウンサーの人が説明してくれる。

「大嶋さんと間宮さんは普段パソコンは触られますか?」

「僕は触ることはありますけど、智くんは見たことないですね」

「触りません。できる人に頼みます」

俺がはっきり言うとアナウンサーさんとゲストさんが笑った。

「だからいつも俺に頼んできてたの?」

「うん」

そんなやりとりをしてたら営業部のえらい人が出てきて会社を案内してもらうことになった。

中はおしゃれなオフィス。

「弊社はPCのセキュリティーに特化しており、そこからプログラムのバク発見ソフトなども開発しております」

「聞いてるだけだと難しそうですね」

ハルくんが言うと営業さんは苦笑した。

「そうですね。でもそのセキュリティーを組み込むことで安心してPCを使っていただければと思ってます」

そういう分野の人達がいるから安心して使えるのはありがたいなーと思いながらついていく。


そして案内されたのは広い部屋。

「ここは会社の要であるシステム部です。ここで次のセキュリティーや新しいものを作り出しています」

「つまり、ここの皆さんはプロフェッショナルということですね」

「はい」

そんなやりとりを聞きながら部屋を見渡してると見たことある顔が一瞬見えた。

「ん?」

「智くん?どうしたの?」

「…今、連司が見えた」

「え!?」

ハルくんが声を上げるとみんなこっちを見た。

「間宮さん、どうかされましたか?」

アナウンサーさんに聞かれたてハルくんが慌てる。

「あ、えっと」

「たぶん、俺の友達いますね」

俺が答えるとみんな驚く。

「ちょ、智くん、言っていいの?」

「たぶん」

「どの方ですかね?」

聞かれて見かけた方を見ると今度は立ち上がっていた。

「連司!」

俺の声に驚いてこっちを見る連司。

「はぁ!?」

驚いて叫んでるのが面白い。

「やっぱり連司だ」

「本当だ。連司くんだ」

ハルくんも顔を見て認識した。

2人で手を振ると連司はさらに混乱。

「なんで智とハルがいるんだよ!」

珍しく慌ててる連司に俺は思わず笑う。

「滝と雨宮、ちょうどいい。こっち来てくれないか」

営業さんが声をかけて、連司と雨宮さんがこっちに来る。

「やっほー、連司」

「お前な、そんなのん気な…」

連司が呆れた顔をしてる。仕事で会うなんて不思議だ。

「大嶋さん、お友達というのは…」

「あ、友達です」

連司の肩に手を置くと連司はペコリと頭を下げる。

「イケメン〜」

ゲストさんが呟くと連司は恥ずかしそうにしてる。

珍しいものを見たなぁ。

「滝は営業部のエースで、一緒にいる雨宮はシステム部のエースなんです」

「へー。そうだったんだ」

「知らなかった」

俺とハルくんが連司を見ると嫌そうな顔をした。

「言わないだろ、友達にそんなこと」

「間宮さんも滝さんをご存知なんですか?」

アナウンサーさんに聞かれてハルくんは頷く。

「智くんが一緒に飲もうよって誘ってくれて、紹介してくれました」

「連司、お前アイドルと友達だったんか」

「うるせーな、そうだよ」

雨宮さんに言われてちょっとテレてる。

「あ、もしかして同期でいつも一緒にいるっていう」

「そう」

「初めまして、雨宮裕也です」

「大嶋智です」

「存じ上げてます」

クスッと笑った雨宮さんはイケメンだ。

そこからは連司が色々説明してくれたけど、その顔がいつもと違う。

「ちゃんと営業マンだね、連司くん」

「いや、営業の仕事してるからな」

ハルくん言うと連司は「何を当たり前な」という顔。

仕事の連司を見るのは新鮮だ。

親友の知らない顔を見るのが面白い。

「連司、すげーな」

「いやいや、芸能人の方がすごいだろ」

そんなやりとりをするとハルくんと雨宮さんが笑った。


ロケ先にはまさかの親友。ただのロケも楽しさ倍増だ。

智くん、連司くんの会社に社会科見学。

蓮華さんは展示会設営なのでお休み。

この社会科見学、後々にちょっとした影響が…。


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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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