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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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132/140

127、 羨ましくないと言ったら嘘になる

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

由里香と滝からの報告から1ヶ月後。

正式に会社にも報告をしたらしく、月初の部署の全体朝礼で報告がされた。

「今時、結婚の社内報告なんてあるんですね」

隣の後輩が呟いた。

「普段はしてないわ」

「そうですよね?滝リーダーと西山さんだからてことですか?」

「んー、そうね」

ちょっと言葉を濁す。

由里香は大々的に発表しなくていいと言っていたが、滝が発表すると説得していたのを見ている。

『いいよ、そんなことしなくても』

『いや、する。絶対する』

『あいつ、なんであんなに必死なんだ?』

雨宮に小声で聞かれる。

『どうせ、牽制でしょ。滝と付き合ってるって知ってるのに由里香口説こうとするアホがいるみたいだし』

『あー、なるほどな』

結婚となったらさすがに手を出そうと思わないだろう。

もしそんなことが起こればその人は会社に来れないぐらい滝に詰められるだろう。

「ま、でもいい報告は聞いてて嬉しくなるからいいんじゃない?」

「そうですね」

後輩もクスッと笑って拍手をする。


昼休憩。

いつもの休憩スペースで由里香を待っていると疲れ切った顔でやってきた。

「お疲れ様。なんだか疲れてるわね」

「お疲れぇ。疲れたぁ」

由里香がテーブルに突っ伏す。

「お祝い祭だった?」

「うん…というか質問祭」

総務課は同じフロアに人事、経理もあるからめちゃくちゃ聞かれたんだろう。

「だから全体に報告はしなくていいって言ったのにぃ」

「こればっかりはしょうがないわよ。滝の気持ちもわからなくもないし」

お弁当を開けてると由里香が起き上がった。

「なんで!!教えて!!」

「…えーっと」

「教えて!!」

「由里香が大好きで大事だからこそだと思うよ」

間違ってない、と思いつつ言うと由里香は嬉しそうだけど腑に落ちてない顔をした。

「いいから、お昼にしましょ」

そう言うと由里香もお弁当を広げた。

総務課の様子を聞いていると由里香の指輪が目に入る。

今までつけていなかった左手の薬指。

本当に結婚するんだなーと改めて感じる。


家に帰って夕飯の準備。

今日は智も一緒に食べられる。

「20時って言ってたからすぐ作れるものにしようかな」

冷蔵庫の中を見て今日は八宝菜。

野菜を切って炒める。同時に味噌汁も作って、作り置きのひじきを小鉢に盛る。

20時ちょっと前に作り終えたから片付けをする。

洗い物をして拭いている時、ふと左手を見る。

「…由里香、幸せそうだったなぁ」

左の薬指に指輪は憧れる人が多い。

私だっていつかって思って生きてた。

「…」

自分の薬指をさする。


わかっている

”普通”ではないことを選んだのは自分

だけどやっぱり羨ましいと思ってしまった


「…一緒にいられるだけでも幸せなのに」

思わず苦笑する。

「欲張りになったなぁ」

「何が欲張りなの?」

後ろからの声に驚いて振り向こうとすると抱きしめられた。

「あ、おかえりなさい」

「うん、ただいま」

智がギュッと腕に力を入れた。

「ごめんね、気づかなくって」

「それは大丈夫。で、何が欲張りなの?」

「えっと…」

なんでもないと言おうとしたら更に力が込められたのがわかる。

あ、これ言わないと離してくれないやつだ。

「由里香とお昼食べててね」

「うん」

「…今までつけてなかった指輪を見て幸せそうで嬉しいし、いいなって」

「…」

智が黙ってしまった。

慌てて振り返る。

「違うの!!智を責めてるとかじゃなくて!!」

「…ごめん」

「違うの!!なんていうか、親友が実際に結婚するってなると色々感じるというか!!」

何言っても墓穴を掘ってるのが自分でもわかる。

もう!と思って智の顔を両手で挟む。

「確かに羨ましいって思ったけど、智も絶対つけてくれるんでしょ?」

そういうと智は頷く。

「その約束があれば十分なの。私は智と生きていければそれでいい」

「…俺もだよ」

ギューッと抱きしめられたので抱きしめ返す。

「ごめんね、不安にさせるようなこと言って」

「ううん。大丈夫」

顔を上げてふふっと笑う。

「ご飯にしよ?」

「うん」

二人で料理を運んで夕飯を食べることにした。


羨ましいけど、いつか自分もそういう日が来ると信じてる。

ちょっと羨ましいと思った蓮華さん。

身近に結婚する人がいるとそう思うのもしょうがないですよね。

智くん、蓮華さんの本音に何を思ったのでしょう。


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