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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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125、 祝福と切なさ

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

【次の月曜、残業禁止な。ウチ集合】

4人のグループに滝からメッセージが来た。

「禁止って言われてもその日にならないとわからないんですけどね」

「蓮華?どうしたの?」

隣でくつろいでいた智が聞いてきた。

「滝が今度の月曜日にいつもの4人飲みするって」

「ああ、仲良し同期組の」

「うん。だから月曜日は私も遅くなるね」

その日は智は22時ぐらいに終わるらしいから、もしかしたら同じぐらいの時間に家に着くかもしれない。

「わかった」

「あ、でも作り置きのおかず作っておくからお腹減ってたら食べてね」

「うん。いつもありがとう」

ギュッと抱きしめられる。

智の温もりを感じながらOKのスタンプを送った。


「…残業禁止って言ってたの誰だっけ?」

「俺」

「定時ギリギリに明日の資料修正持ってきたのは誰?」

「俺。マジですまん」

隣のデスクで同じようにノートPC を叩く滝。

隣の後輩ちゃんはもう帰るからと滝に座るように言ってくれた。

それまでは私のデスクの空きスペースに置いてしゃがんで叩いてた。

「あと30分で終わらすわよ」

「カシコマリマシタ」

定時が過ぎてから30分。

由里香と雨宮には【滝のせいで残業。1時間以内に向かうから】と送った。

「由里香が料理用意してくれるし、裕也もちょっと残ってるし」

ちょっと不貞腐れる滝にもう一度同じことを言う。

「残業禁止って言ったの誰?」


結局50分ぐらい残業して向かう。

雨宮も合流して3人で向かいつつ、お酒を買っていく。

「ただいまー」

「おじゃまします」

「おっじゃまー」

家に入るといい匂いが玄関にまでする。

「ゆりー、ごめん遅れた」

「おかえりなさい!お疲れ様」

ニコニコと笑顔で迎えてくれる由里香にクスッと笑う。

「ごめんね、由里香。どっかの滝が残業させてきて」

「おい、間違ってはないけど」

「ツマミ買ってきたぞー」

「ありがとう!」

雨宮から受け取る由里香。

荷物を置いていつもの配置に座る。

ビールをグラスに注いで乾杯。

「「「「お疲れー」」」」

一口飲むとビールの冷たさが喉を通る。

「はー、うま」

滝が嬉しそうに言う。

「由里香、これ美味しい」

「え、本当?嬉しい!初めて作ったんだ」

「これもうまいなー」

いつものまったりご飯を食べてある程度空腹を満たしたら雨宮がハイボールを飲みながら聞く。

「んで?今日招集した理由は?」

すると向かい側の滝と由里香が箸を置いて姿勢を正す。

「実は、二人に報告があって」

滝の表情と言い方に雨宮と顔を見合わせる。

「うん?」

「もしかして…」

私が由里香を見ると幸せそうな笑顔。


「俺たち、結婚することにしました」


滝の言葉に思わず立ち上がる。

「!!」

「マジ!?」

雨宮も驚いて由里香に聞くと由里香が頷く。

「うん」

「由里香!おめでとう!」

由里香の横に行って抱きしめる。

思わず私が泣き出す。

「蓮華、ありがとう」

「よかったぁ」

由里香もちょっと泣き声で背中をさすってくれる。

「連司、おめでとう」

「ありがとう」

顔を上げると滝と雨宮が握手をしてた。

「え、指輪は?」

「無くしそうだからネックレスにしてる」

由里香が首にかけたチェーンを引っ張って指輪を見せてくれる。

「わ、かわいい!由里香が好きなタイプね」

「でしょ?えへへー」

「着けて着けて!」

私が言うと由里香はネックレスを外して左の薬指に指輪を着ける。

「素敵!似合う!」

「ありがとう」

「中倉、いい加減座ったら?」

雨宮に言われて私は椅子に座る。

「じゃ、二人の結婚祝いに乾杯!」

雨宮が言うとみんなでグラスを合わせる。

「で、プロポーズはいつしたんだ?」

「この前の記念日に」

滝が照れくさそうに言う。

「滝、ずーーーっと由里香の指輪の好みとか聞いてくるのに全然その気配なかったから安心だわ」

「その節はどうも」

ちょっと照れたようにお礼を言う滝。

「西山もおめでとう」

「ありがとう!雨宮くん!」

ふふっと笑う由里香。

今日の笑顔は今まで見た中で一番可愛いし、幸せなんだろうな、と思いつつ、どこか遠くに感じた。


家に帰るとリビングが明るい。

「ただいまぁ」

「あ、蓮華おかえり」

智が箸を置いて抱きしめにきてくれる。

「んふふ、ただいま」

「なんだかいつもよりも嬉しそうだね」

「うん、すっごい嬉しいの」

ギューッと抱きしめ返す。

ふわふわした感覚。自分が酔っ払ってるな、とわかる。

「良いことあった?」

『智には明日言うんだ』

滝の言葉を思い出す。

「ん!でもないしょ!」

「そっか。じゃあ化粧落として着替えようか」

「ん」

ふわふわしながら顔を洗ってスキンケアと歯を磨いて着替える。

「シャワーは明日にしよ?酔ってるし、俺、明日午後からだから朝起こすよ?」

「んー…じゃあ6時に起こして」

「わかった。おやすみ」

智がベッドに寝かせてくれて頭を撫でてくれる。

お酒の力もあってすぐに眠りについた。


親友と戦友の結婚に嬉しさとどこか寂しさを感じた夜だった。

連司くんと由里香さんが結婚します。

その報告に嬉しさが9割、どこか寂しい1割の蓮華さん、珍しく酔っ払いました。

連司くんのプロポーズは「と1/2」シリーズでひっそりと書こうかなと思ってます。


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