117、 誕生日はまったりと
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本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。
本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。
「と1/2」シリーズは不定期です。
今年の誕生日は金曜日。
大きな仕事はひと段落したし、この前のイベント要員で休日出勤した分の振休をしてほしいと部長にも言われてる。
智と共有してるスケジュールアプリを開く。
このアプリは由里香に教えてもらった。
『連司と共有しとくと出張とか遊び行くとかわかるから便利だよ。細かく入れなくても大嶋さんのオフとお家にいない日を入れてもらったら?』
それは確かに便利かも、と思い智に提案したらすぐにOKしてくれた。
だから智のオフと地方の仕事の日はすぐ確認できるようになった。
「んー、と」
智はこの日オフだ。
「…言ってみようかな」
智にメッセージを送るとすぐに返信が来た。
【マジ!?全然いいよ!!むしろ来て!!】
文字からでもわかるテンションの高さに思わず笑った。
誕生日の朝。
目を開けると窓の外が明るい。
「…あさぁ?」
時間を見ようと体を動かすとだるさが残って力が入らない。
原因はわかってる。
「…さとしめ」
昨日、仕事の後に直接智の家に来た。
日付が変わった瞬間、キスしたと思ったらお姫様抱っこされて寝室に。
『誕生日おめでとう。まずは俺の愛をプレゼント』
そこから意識が無くなるまで愛された。
絶対そのせいだ。
「うー…腰痛い」
そんな風に唸ってたら寝室のドアが開く音がした。
「蓮華、起きた?」
「…うん、おはよ」
「おはよ」
智がベットに座って私の頬に唇を落とす。
「今何時?」
「9時だよ」
「…わぁ、めちゃ寝てた」
そう言うと智は苦笑した。
「休みだし、いいんじゃない?昨日は無理させちゃったし」
「!!もう!!」
恥ずかしくて思わず智の肩を叩く。
智は苦笑しながら受け入れてる。
「今からご飯作るから、蓮華もシャワー浴びてきたら?」
「…そうする」
ゆっくりと浴室に向かう私を見て智はまた苦笑した。
シャワーを終えてリビングに行くといい匂い。
「わー、いい匂い」
「パンケーキ。べーコンと目玉焼き付きのやつ。あとサラダとコーヒー」
「わ!私の好きなものばっかり!ありがとう!」
お礼を言うとふふっと笑う智。
「誕生日だもん。今日はお姫様ですよ」
「…智はいつもお姫様扱いしてくれるよ?」
「そりゃ、俺のお姫様ですもん」
当たり前でしょ、と言う顔で言う智。
こういうのが困るんだってば。
「…ありがとう」
「うん、食べよ?」
向かい合って座る。
「「いただきます」」
パンケーキとベーコンを切って口に含むと甘塩っぱさが広がる。
「んー、美味しい」
「よかった」
「智のパンケーキ、絶妙なフワフワ加減で大好き」
「本当?」
「うん」
そんな会話をしながらブランチを食べた。
食べ終えてからは私はソファーの住人。
『蓮華は今日は何もしないの!』
智が家事をしようとするのを止めてきたのでそれに甘えることにした。
見たかった映画を観て、コーヒーを飲んでまったり。
『一緒にどこか行けないけど、家で蓮華のやりたいことやろう?』
事前にそう言われてたから見たかった映画を観ることにした。
「ごめんね、どこにも行けなくて」
智がコーヒーも渡しながら謝ってきた。
私は受け取りながら首を横に振る。
「ううん。智と一緒にいられるなら何でもいい」
「…そっか」
隣に座る智の耳が赤い。
「テレてる?」
「そりゃそうでしょ」
智の肩に寄りかかると智も私に頭を乗せてきた。
そこから2本映画を観て3本目のBlu-rayをセットしようとして智に止められた。
「…ね、これも俺出てない?」
「え?うん」
観た2本も智が出てる映画。
「俺が出てる映画ばっかりじゃん」
「いいじゃん」
智と再会する前までは智が出てる作品を観れなかった。
正しくは観る勇気がなかった。
だからその分、観れてない映画を今日観るって決めてた。
「もー、俺、夕飯の準備する」
「えー」
「えーじゃないの」
頭をポンポンされて智がキッチンに立つ。
私は1人で観ることに。
さっきまで隣にいたのでちょっと寂しい。
誕生日に家で智とまったりする
こんなに幸せなんだな
「蓮華ー、使わないコップ持ってきてー」
「はーい」
コップを持ってキッチンに行って隣に立つ。
「ありがとう」
お礼を言われて智をジッと見る。
「?何?」
「んーん、何でもなーい」
智は不思議そうな顔をしつつ小さく微笑んだ。
誕生日だからこそ一緒にまったりとゆっくり過ごしたいの。
お誕生日にまったりとお家デート。
一日中一緒にいることがなかなか無いからこそ感じる幸せなんでしょう。
智くんの前になると甘えたな蓮華さん。
かーわいいー。
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