表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
105/147

101、 キミの行きたい場所に行こう

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

【え?ペンション?あんな山奥だぞ?】

『うん、あのペンション。GWに借りてもいいかな?』

GW前に電話したのは父方の叔父、浩二おじさん。

自由気ままに生活していて、何で稼いでるのかと思ったらマンション経営や株だって聞いて驚いた。

父さんに聞いたら相当頭がいいし、やり手らしい。

あんなのほほーんとしてるのに。

【いいけど…一人で過ごすのか?】

『ううん。彼女と』

そう言うと電話の向こう側でバタバタッと音がした。

『こ、浩二おじさん?大丈夫?』

【…大丈夫だ。悪い】

ガタッと音がした。椅子に座ったんだろう。

【…ちなみに、その彼女は付き合い長いのか?】

思わぬ言葉にキョトンッとしてしまう。

『付き合い始めたのは去年の夏だけど…』

【ほう、まだ1年経ってないのか】

浩二おじさんの声がちょっと怖くなる。

『今で言うとそうだけど』

【だけど?】

『…高校の時にも付き合ってたんだ。でも俺がデビューするから別れて…それからずっと片想いしていた人』

俺が言うと浩二おじさんは黙った。

『浩二おじさん?』

【…そうか、高校の時の子か】

浩二おじさんには会うたびに蓮華の話をしていたから覚えていてくれたのだろう。

『うん。諦めきれなくて』

【そうか】

どこか嬉しそうな声に俺は浩二おじさんにも心配かけてたんだなと思った。

【智】

『ん?』

【良かったな。次こそ手を離すなよ】

『うん、もちろん』

浩二おじさんの優しい声に俺は頷いた。


目を覚ますと蓮華の寝顔。

「…幸せだなぁ」

起こさないようにそっと抱きしめる。


週末、蓮華がいる幸せ。

家に帰ると用意された夕飯。

土日の朝は朝ご飯のいい香りか俺が早い時は蓮華の寝顔と温もり。

こんなに幸せでいいのかと思ってしまう。


蓮華の頭を撫でるとモゾッと動いた。

「ん…」

目を開けた蓮華はいつもとは違って無防備。

「おはよ」

「…おはよぉ」

俺の腕の中に潜り込んでくる姿を見てキュンッとする。

「蓮華、起きないの?」

「んー…ねむい」

「コーヒーとパン屋さんのパンで朝ご飯するんじゃなかったの?」

昨日、途中で美味しそうなパン屋さんに寄って買ったパンで朝ご飯したいと言っていた。

「…ん」

「今日は俺がオムレツ作るよ?トマトソースも」

「…んむ」

「ヨーグルトといちごも買ってきたでしょ?」

「…たべるぅ」

いつもはパキッと起きるけど、のんびりできる時の蓮華は寝起きが可愛い。

「じゃあ、俺先に起きるよ」

「…いっしょにおきる」

ギューッと抱きついてきた蓮華に俺はふふっと笑った。


「美味しそー!智、ありがとう!」

「蓮華もコーヒーありがとう」

あれから二人で起きて俺はオムレツ、蓮華はコーヒーを淹れてくれた。

「「いただきます」」

庭のテーブルに並べた朝食はドラマにも出てきそうだ。

「んー!美味しい!やっぱり智のトマトソースオムレツは絶品だね!」

「ありがとう」

蓮華は俺が作るオムレツとトマトソースが大好きらしい。

簡単にできるし、蓮華が作るオムレツの方が俺は好きだけどな。

「パンも美味しいね。今日、帰りにも寄っていい?明日も食べたいな」

「うん、寄ろうか。あと、地元の市場に美味しい野菜が多いって聞いたよ」

「え!行きたい!」

ウキウキしてる蓮華を見て俺も楽しくなる。

「美味しい野菜買ってご飯作るね。あと、フルーツ買ってデザートにしよ!」

「うん、そうしよう」

今日はペンションの掃除をした後、ちょっと寄り道して帰るだけ。

いつもは家デートしかできないから今回楽しんでもらえて良かった。

「智」

「ん?」

「連れてきてくれてありがとう!すっごい楽しい!」

蓮華が笑顔でお礼を言ってくれる。

その笑顔に胸があたたかくなる。

「うん、俺も楽しい」

「んふふ」

美味しそうに、嬉しそうに食べる蓮華。

芸能界(こういう仕事)じゃなければ旅行はいつでもできる。

でも蓮華には我慢させてしまっている。

「…蓮華」

「ん?」

「また、旅行しようね」

そう言う俺の言葉に蓮華はふわっと笑った。

「うん」

「蓮華は次どこ行きたい?」

「えー?どこかなぁ…」

そう言う笑顔はどこか固い。

その笑顔の裏は期待をしていないのかもしれない。

俺の仕事があるから。

でも…

『私は智と一緒にいれるだけで幸せなの』

この言葉は本心だって信じてるんだ。


いつでもキミがしたいことを一緒にしたいんだ

旅行の2日目の朝のお話でした。

蓮華さんは普段はきっちりしてるけど、完全オフの時は甘えたさんの可愛いやつです。

いつでも蓮華さんのやりたいことを一緒にやりたいと思っている智くんなのです。

あと浩二おじさんは今後も出てきてもらう予定です。


====

いいなど思った方は、ぜひブックマーク、評価をよろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

感想もお待ちしております(^ ^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ