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第一章 叛逆と転落、そして目覚める

 

 俺の名前はメッサ・モンダッタ。しがないラップミュージシャンだ。俺の住んでいる国の名前はジーペンゴ。この国は中央管理サイファーってやつらが独裁政治で治めている。俺はこんな現状が嫌でこの国を変えようとhiphopでこの国のおかしさを伝えようとした。

 だがそんな音楽は国に認められるはずもなく、俺は国家反逆の大罪人として瞬く間に全国各地に指名手配されてしまった。

 苦肉の策として逃げ込んだこの国一番の自殺の名所であるトゥージンブゥーでMC警察に見つかってしまい、フリースタイルラップバトルをする羽目になってしまう。

 相手の8小節が終わり俺のバースが来た瞬間に突如とてつもない突風が吹き、俺の体は宙に巻き上げられてしまった。

 そのままトゥージンブゥーの崖下にたたきつけられたと思ったその瞬間・・・!?


 ーーーーーーーーーーーーー


 俺は気が付くと、ボロボロの屋敷にいた。

 雰囲気はどことなく中世。でも綺麗とはいえず軋むベッドはうるせぇ。突如頭の中に流れ込む運命。

「お前は没落hiphopお嬢様として侯爵貴族の超バカどもを引きずりおろせ。ついでにお前はラップ以外はお嬢様口調でしか喋れない」

 何を言われてるのかがわからねぇ。たが俺の胸の熱さには抗えねぇ。俺は今度こそ世界を変えてやるぜこの言葉と舌と頭で。

「待ってろ世界の貴族共。俺が今から挑むとこ。リリック綴ったメモ帳が希望の書。これは俺の物語の備忘録」


「やってやりますわよ。このクソみてぇな世界、ブッ潰してくれましてよ」


 手始めに、軽く天下取りますわよ

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