第59話 必然
第59話 必然
ハイト 「そう、基本は魔物を倒せばその経県値は全部自分の物になるがあるアイテムを使えば経県値を丸ごと誰かに譲渡出来るんだ」
ハイト 「ただそのアイテムは世界に一つしかなくてしかも持っているのがある組織らしいんだ」
ミーシェ 「組織?」
ハイト 「その組織の名前は、」
? 「VOID、ですよね?」
ミーシェ 「貴方は…」
リア 「リアです」
ハイト 「やっと来たかい」
湊 「この方は?」
ハイト 「聖女だ」
湊 「聖女?」
インダス 「僕もいるぞ!」
湊 「この子は?」
ハイト 「インダスだ」
ミーシェ 「インダス?あの三大災害の?」
ミーシェがインダスをじっと見る。
ミーシェ 「嘘よね?」
インダス 「失礼なっ!」
湊 「あの、三大災害って…?」
ムエル 「巨災インダス、歩くだけで地は沈み森が荒れ街は滅ぶ。決して倒そうとするな、ただ命が踏み潰されない幸運を祈れ。
空災セヌリリア、羽ばたくその翼の影に消して入るな、全てのものが壊され逃げる者を喰らう。
海災シャルゼイダ、海が少しでも荒れたら直ぐに離れろ、飲み込まれる前に命を惜しめ。出逢えば全てが終わるのだから。」
湊 「それって」
ムエル 「昔からの言い伝えです。絵本にも載っています」
インダス 「そんな書き方されてるんだ」
ハイト 「まぁインダスくんは現存する伝説のモンスターだからね。僕でも敵わないよ」
湊 (ハイトさんでも敵わないってどんだけ強いんだ…)
ハイト 「さて、話を戻すが今の目的としてはそのvoidという組織から経験値譲渡アイテム…まぁ正確にはアムトというアイテムなんだけど、それを貸してもらいにいくんだけど…」
ミーシェ「問題はどうやって接触…そして交渉するかよね」
ハイト 「そう、この国を…世界を裏から牛耳るような組織。そいつらが1番興味を示すのは何だと思う?」
湊 「お金ですか?」
ハイト 「ははっ、奴らは僕らが想像出来ないほどの莫大な資金を持っているよ。今更少ない金を詰んだって話すら聞いてくれない」
シメル 「ではどうやって…?」
ハイト 「これさ…」
次会へ続く。