表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/59

第53話 勉強

第53話 勉強



?「ちゃんと聞いてますか?」


湊 「あ、はい」


この気の強そうなお姉さんは、メイドのシメルさん。

この世界について教えてもらっている。


湊 「あの、僕って元の世界に帰られるんですか?」


シメル 「あー、それはー」


シメル 「前の魔法陣の術式を反転させれば帰ることは可能ですよ」


湊 「え、そうなんですか。てっきり帰られないかと」


シメル 「まぁ、でも過去何百年…勇者が帰った例は無いんですけどね」


湊 「え?」


湊 「そもそも勇者って何で呼ばれるんですか?」


シメル 「それは、主に防衛と開拓のためよ」


湊 「防衛?開拓?」


シメル 「この世界はですね、人間の生存圏が世界の10分の1くらいしかないのです」


湊 「10分の1!?」


シメル 「9割以上は、未開拓…まだ何があるのかすら分からない土地や、海、あるいは森かも知れないのです」


シメル 「人類のほとんどは、このデメス大陸に居て、結界やあるいは聖女や英雄と呼ばれる他者よりも強い力を持った人で、数々の災害や魔物から自国を守っています」


湊 「魔王…とかを倒すのではないんですね?」


シメル 「魔王なんてよくご存知で」


湊 (漫画で見ただけなんだけどね)


シメル 「確かに魔王という存在は確認されていますが、過去に銀龍と勇者が倒しています」


湊 「銀龍…?」


シメル 「この世界…リポルアテナンには、十龍教という宗教があります」


湊 「宗教…」


シメル 「十龍教…神元教…霊想教…この3つが主な宗教となっています。この国…ルアラス王国の大半はこの神元教に属しています。」


湊 「なるほど」


シメル 「それぞれ文字通り…十龍教は龍を崇める宗教。神元教は、神を崇める宗教。霊想教は、精霊神や霊獣を崇める宗教です。」


シメル 「話を戻しますと、銀龍は十の龍の一翼でその強さは、この世で1番強いと言われています」


湊 「神様よりもですか?」


シメル 「はい、そう言われてはいますが実際のところ見た人すら居ないんですけどね」


湊 「神様も精霊も龍も実際にいるんだ…」




次回へ続く…




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ