第3話 伝説
第3話 伝説
少女「銀龍様…?」
振り向くと少女が目を開けこちらを見ていた
自分の光線で森林が破壊された事と少女がそれを見ていた事で少し混乱し佐藤はなんて話しかけようか戸惑った。
すると少女の方から
少女「あ、あの私、リアって言います、訳あって家からこの禁忌の森の中に追放させられました…!!」
佐藤 (禁忌の森…?)
佐藤「今の世の状況を説明して欲しいんだけど」
自分が思ってよりも低い声が出た。
喋り方も前世の自分の喋り方では無い感じに変換されてしまう
そんな事を思っていたら…
バタッ
あの少女…リアが倒れてしまった…
少し焦り飛んでリアの元まで駆けつけた。
佐藤 (疲労か…)
この花畑に来るまでどのくらいの時間を要したか分からないくらいのボロボロの肌に服装…
佐藤 (俺に回復の魔法が使えるのか…?)
そう思うとまた熊を葬った時のように魔法の言葉であろうものが頭に浮かんだ…
佐藤 《完全回復シェネラ》
傷はもちろん、みるみるとボロボロになった靴や服まで治っていく…
佐藤 「チート過ぎないか」
そう思う程の回復の速さだったが心が疲弊しているのであろうか幸せそうな顔でそのまま寝ている
佐藤 「自分には何が出来るかもっと調べないとなぁ」
そんな疑問に答えるかのようにリアのショルダーバックから本がズレ落ちてきた。
本のタイトルは…日本語ではないがなぜか読める…
佐藤 「勇者伝説…?」
次回に続く…