第29話 別格
第29話 別格
リッド「あっちこっちに居たキングスライムがこっちに向かってきてるよ!」
ギン「なんだって?」
エフナ「いきなりどうして…?」
リッド「ん?キングスライムより弱い魔力が4つ…そいつらを追いかけてるみたい!」
?「うぉおおおおお」
?「そこの人助けてくださーい」
男女2人ずつの4人組のパーティがこっちに大声を出しながら向かってきた。
リーダーらしき剣士とハゲた盾役ぽい人と魔法使いぽい女の子と聖女ぽい女の子…
スパーク「俺の名前はスパーク!Bランクパーティー…輝きのシャイニングのリーダーだ!」
ギン「あー、こいつらが輝きのシャイニングさんか」
リッド「なんか…イメージ通りの顔だね」
リア「そうですわね」
エフナ「君たちが最近噂のパーティーにゃのか」
スパーク「俺たちはこの前のバークのじいさんの護衛を失敗して次の以来失敗したらギルドから追放されちまうんだ!」
ティア「私はティアです。このパーティーで聖女をやっています。なんだかとても凄い魔力を感じたのでここに助けを求めに来ました」
ドスタン「俺はここで盾使い…タンクをやっているドスタンだ。ギルドマスターからレッドスライム5匹倒したらギルド追放を免除してくれると依頼を受けここに来たらキングスライムが居て見つかりそれから逃げる場所全てにキングスライムが居てこの状況に至る」
マーシャ「だから!別の依頼にお願いしようって言ったじゃない!」
スパーク「今更そんなこと言っても遅いだろ!」
リア「醜い喧嘩です」
リッド「ね!」
ギン「それよりどうするんだ?このキングスライムたち…」
押し寄せるキングスライム17匹の前にリッドが飛び出る。
スパーク「じゃ、じゃあ後は任せたぜ!」
ティア「お願いします」
ドスタン「任せた」
マーシャ「頼むわ!」
ギン「結局逃げるんかい!」
思わずツッコミを入れてしまった。
エフナ「まぁ、リッドくんが龍とバレたら大変にゃからね!戦力にもにゃらなそうだし」
ギン「それもそうか」
リア「それもそうですね」
リッド「そろそろ僕から離れて」
リッドの周りに目で見えるほどの魔力が取り巻きつく。
リッド「龍乃波動」
魔力が波のようにキングスライムに伝わり一瞬にして爆発した。
エフナ「凄すぎるにゃ…」
ギン「これでも力失われてるんだよな…」
リッド「ふぅ…流石に疲れたや!一撃で倒さなきゃいけなかったから多めに魔力を放出したけど放出させ過ぎたかも!」
リア「大きなクレーターが出来てますね…」
そしてキングスライムを倒した所に大きな光る石が転がる。
エフナ「これは魔石にゃ!一定以上の強い魔物から出てくるにゃ!付与魔石や封印魔石とかによく使われるにゃ!」
ギン「あぁ、リアのネックレスのも付与魔石だったな…」
リッド「これからどうするの!」
エフナ「とりあえずこの魔石を回収してギルドに帰るにゃ!」
次回に続く…