第28話 緊急
第28話 緊急
リア「ということは偉大なる龍が今お2人も居るということ…?」
エフナ「た、確かにワイバーンとは違うし良く魔力を見ると龍の魔力を感じるにゃ…」
リッド「ぎ、ギンくん何とかしてくれ…」
ギン「もう遅い」
リッド「もうバレちゃったから力を隠す必要も無いね!さっさとこの依頼終わらしちゃおう!」
ギン「リッドが終わらせるのか?」
リッド「本来の力の大半を失っててもキングスライムくらい見つけるのも倒すのも簡単だよ!」
エフナが色々と考えている内にリッドが魔法を発動する。
リッド「探知」
地面に魔法陣が現れ広がる。
リッド「大体10kmくらいの範囲の魔力を持っているものを探知できるよ」
エフナ「す、凄いにゃ…優れた魔法使いでもせいぜい2kmくらいしか探知出来にゃいのに…しかもそれを無詠唱で…」
リッド「居たよ…!この魔力はキングスライムで確定だね…!えーっと南に1匹…」
ギン「南にキングスライムがいるのか」
リッド「北に2匹…西に4匹…」
リア「え…?」
リッド「東に5匹いるね!ん?」
エフナ「な、なんでそんなにいるにゃ!」
リア「そ、それが本当なら1国が滅ぶレベルの数ですよ!」
ギン「キングスライムが17匹?」
エフナ「キングスライムの怖さは手下となるスライムを自ら生産出来るほか性格も攻撃的で1度敵と見なせば永遠と追ってくるにゃ」
リア「永遠…」
エフナ「しかも自分の体力が半分になると自爆するんだにゃ…しかもかなり大規模な爆発にゃ…」
ギン「つまり1度の攻撃でキングスライムを倒せば良いってことか」
エフナ「これは緊急事態だにゃ!1度ギルドに報告して戦略を考えるしかないにゃ!」
リッド「待って…!」
リッド「あっちこっちに居たキングスライム全部がこっちに向かってきているよ!!」
ギン「なんだって?」
次回に続く…