第14話 実技
第14話 実技
受付嬢「戦いと言っても簡単な動きや護衛や討伐が出来そうなのかの確認だけです」
そう受付嬢に説明されギルドの中庭に連れてこられた。
ブォン ブォン
剣が空気を切り裂く音が聞こえた。
佐藤 「ギルド長?」
ギルド長「おう、来たか今日の試験官は俺だ!」
受付嬢「すみません、本来なら今日は実技の日では無いので試験官が誰も居なくて…」
リア「ギルド長が試験官なんて出来るんですか?」
大柄な男「ああ見えてギルド長は元Aランクの冒険者だ、生半可な攻撃は全てかわされるぞ」
佐藤 (誰…)
大柄な男「俺はBランク冒険者のゾルドだ!たまたま用あってギルドに来てみりゃ面白そうな事になってたんで見学させてもらうぜ!ガッハッハッ」
リア「悪い人じゃなさそうですね」
佐藤「気にしないでおこう」
そしてまずはリアとギルド長が戦う事になった。
ギルド長「俺は防御しかしないから魔法なりそこに置いてある剣なり槍なりで俺に攻撃してこい!」
ギルド長「制限時間内に1回でも俺に攻撃が当たれば1人前冒険者の仲間入りだぜ、まぁ今まで1回も当てられたことは無いんだがな」
佐藤 「とりあえずギルド長のステータスでも見とくか」
分析
種族 人間
Lv 92
【体力】375/375
【魔力】32/32
【魔法】回避・見切り
佐藤 (流石ギルド長と言う訳か、レベルが高い)
リア「水槍」
佐藤 (あれ?分析で見た時の魔法の欄にそんな魔法あったけな…)
?「分析の魔法でみた魔法は特有スキルの魔法だよ、基礎的な魔法…魔力のみで形成される魔法は魔力を持っている人ならば誰でも扱えるよ、まぁ扱いやすさの属性とかはあるけどね!」
佐藤 (誰だ?人の心を読んで解説してるやつは?)
視線を横に向けると…緑色の小さな龍が佐藤の左肩ら辺で浮かんでいた…
緑龍 「やぁ!僕は緑龍だよ」
佐藤「え?」
次回に続く…




