表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニートの異世界交響曲  作者: 田上武人
第1章 始まりの国
6/27

その6"王妃"

申し訳ありませんが

今回より魔法の詠唱を少し変更します

3月10日修正しました

新しい仲間、月影とシリウスを連れて

早速、カサブランカ王の元に行った。



「カガミ殿それで、妻を助ける方法は

 見つかったのか?」

「絶対的なものではないですが

 いくつかの方法を見つけました」

「そうか、ではメリーの部屋に案内しよう」

カサブランカ王は少し落ち込んでいたが

それでも諦めてはいなかった

カサブランカ王とユーリカ王女の後に続く

「ここだ」

とある部屋の前で止まる

カサブランカ王が扉を開け、中に入る

そこには、ベットで眠る女性がいた

「この方が、」

わかっていたが、念のため確認した

「あぁ、妻のメリーだ

 カガミ殿よろしく頼む」

「カガミさん···」

カサブランカ王とユーリカ王女が

こっちを見て言った

「わかりました、やってみます

 月影、シリウス頼む」

「わかりました」

月影とシリウスが俺の前で人の姿になる

「カガミ殿、この方達は?」

カサブランカ王はとても驚いていた

そりゃそうだ、突然鳥がしゃべったと思ったら

人の姿になったんだから

「大丈夫です、彼らは僕の眷獣で

 月影とシリウスです

 影帝と光帝ですので

 きっとお役にたてると思います」

カサブランカ王は、より驚く

「影帝と光帝?」

「カサブランカ国王、

 彼の言っていることは本当です」

クリティカが補則する

「そうか、彼らがあの属性の王か」

「何か?」

少し戸惑っていたので聞いてみた

「いや、なんでもない続けてくれ」

「わかりました

 月影、シリウス君達の力で

 メリー王妃が昏睡状態になった

 原因を探してくれ」

「はい」

俺が指示すると月影とシリウスは

メリー王妃の横に立ち魔法を使う

月影の周りを黒い光が

シリウスの周りを白い光が囲う

そして、その光が消える

「月影、シリウス何かわかったか?」

そう、聞くと月影が答える

「はい、彼女は何者かに呪いをかけられています」

俺は、スキル"フォースアイ(第四の目)"で

メリー王妃を見てみたが確かに

呪いをかけられている

俺は、とっさにクリティカを見る

クリティカは、少し頷いた

「呪い?カガミ殿それは、なんだ?」

カサブランカ王が、緊迫した表情で聞いてくる

「呪いとは、魔法の一つで

 その魔術師より

 レベルが低い相手にのみ発動します

 ですが、呪いは上位魔法ですので

 使える人は滅多にいません」

俺が、呪いを知らないと思ったのか

クリティカが説明してくれた

「どうにかならないのか?」

「呪いを解く魔法があるとしか······」

クリティカの答えに

カサブランカ王は落ち込み椅子に座り

ユーリカ王女も下を向いている

「月影、シリウス

 呪いを解く魔法を知っているか?」

俺は、月影とシリウスに聞いてみた

「はい、私が」

名乗り出たのはシリウスだった

「じゃあ、メリー王妃の呪いを解く事は?」

「可能です」

「じゃあ、早速やってくれ」

「わかりました」

そう言うとシリウスはメリー王妃に手を向ける

その光景を見たユーリカ王女が聞いてきた

「一体何を?」

「シリウスがメリー王妃の呪いを

 解くことが出来ると言うので

 やってもらっています」

「本当か‼」

それを聞いたカサブランカ王は

椅子から立ち上がり聞いてきた

「はい

 シリウス、頼む」

そう言うとシリウスは魔法を唱えた

「[呪解]ディスペル」

シリウスの手から魔方陣が現れる

その魔方陣が消えると続けて魔法を唱えた

「[回復]ヒール」

その魔方陣も消えると

メリー王妃が目を覚ました

「ありがとう、シリウス

 それにしても、さすがだね」

「いえ、」

「そうです主

 我らにかかればこの程度造作もないことです」

「そうだね、月影」

「メリー‼」

「お母様‼」

すぐさまカサブランカ王とユーリカ王女は

メリー王妃の元に行った

「あなた?にユーリカ?」

「あぁ、私とユーリカだ」

カサブランカ王は、泣きながら答える

「私は、何を?」

「ずっと昏睡状態だったのだ

 しかし、戻って来てくれた」

メリー王妃は、いまいち状況を

理解できていなかったが

カサブランカ王の言葉でなんとなく理解したのか

3人は抱き合い、共に涙を流す



「クリティカ、とりあえず良かったのかな?」

「ええ、今はこれで良いわ」

俺とクリティカは部屋を出て図書館に向かう

「それにしても、誰が呪いをかけたのか?」

「確かにそれは、気になるわね」

「月影、誰が呪いをかけたとかわかる?」

「申し訳ありませんがそこまでは、

 ですが魔力の波長がわかりました」

「魔力の波長?

 クリティカ、何か知ってる?」

いつもどうり、魔法の知識が皆無なので

クリティカに聞いてみた

「少しならね、

 魔力は1人1人波長があって

 その波長は全員違うらしいわ」

(だとすれば、

その波長が同じ奴を探せば良いのか?)

「月影、シリウス

 そろそろ動物になってくれ

 あと、もし同じ波長の奴を見つけたら

 すぐ俺に教えてくれ」

月影とシリウスは頷き、再び鳥になった



「クリティカ、魔法が載っている本とかないか?」

図書館に着き、少し落ち着いたので

クリティカに聞いてみた

「ええ、あるわよ

 メリー王妃が目覚めたことだし

 良いわ、この本を読んでみて」

そうして、1冊の本をもらった

「その本には、多くの魔法が載っているわ

 考えて使って」

「ありがとう」

「あなたとは、まだ会って2日しかないけど

 あなたの事が好きになったわ」

「それは、どういう意味だ?」

「そういう意味よ

 私はこの後、色々あるからこれで」

そう言ってクリティカは図書館を後にした

(変な気分だな

異性にそういう事を言われたのは

初めてだからかな?)

「とりあえず、俺も部屋に戻るか」

俺も、図書館を出て部屋に向かった。

今回も読んで頂きありがとうございます


王妃が昏睡状態から治りましたね

次回からバトル要素が入る予定です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ