その2"王都クエンツェル"
4月30日、修正しました
俺は、王女様の護衛を引き受けたため
馬車に乗っている
馬車の中での会話で
王女様の名前がユーリカとゆう事と
王都の名前がクエンツェルとゆう事がわかった
よく見るとユーリカ王女は
銀色で長髪の髪に翡翠色の瞳をしていてとても美しい
ポールさんは、白の髪に白の髭と
まさに執事のような感じだった
なんでも2人は、内密に隣国
セクステット帝国に行っていたらしい
理由は話してくれなかったが
内密なのだからきっと国がらみだろう
(俺がこの世界に来たのにはいや、
連れてこられたのには
きっと理由があるはず·····しかし、なぜ俺なんだ?)
(それにしても、服装といい所持品といい
何もかもがあっちの世界と違う、なんでだ?)
と、色々と考えていると
ユーリカ王女に話しかけられた
「あの···お名前はなんと言うのですか?」
(そういえば、その事は考えていなかった)
「えっと、鑑聖人と申します」
「カガミセイト?」
(なんか、カタカナみたいな呼び方だけど
そっちの方が良いかもしれない)
「はい、旅の途中でして」
「そうなのですか」
(本来、俺はこの世界にいないから
色々と偽らないとな)
(とても疲れそうだ)
「旅の途中ですか····
そのお陰で私たちは、助かりました」
とポールさんが言ってきた
「きっと運命だったのでしょう」
と、言ったときなぜか
ユーリカ王女が顔を赤らめた、なんで?
そんな話をしていたら
ポールさんが言った
「王都が見えてきました」
「あれが、我が国の王都クエンツェルです
あまり気候が変わらず自然に囲まれているため
常夏の都とも言われいてます」
(あれがこの国の王都か)
確かに、大きい山々に囲まれ
自然豊かそうな町が見えてきた
(この距離でこんな大きいなんて
実際の大きさは、どのくらいなんだ?)
町が目前に迫ったとき
ポールさんにこう聞かれた
「カガミさんは、個人証をお持ちですか?」
「何ですか?それ」と、聞き返す
「その名のとうり持ち主の、
名前やスキルなどの
個人の承認をする物です」
(なにそれ?スキル?知らないし持ってない)
「すいません、持ってないです」
そう言ったとき'えっ'とゆう顔をされたが
仕方ない、数時間前にこっちの世界に
来たのだから。
「そうですか、ではお作りします
ですが今回の事を王に
報告しなければいけないので
その後でいいですか?」
「お願いいたします」と即効答えた
そんな、やりとりをしていたら
馬車は、王都クエンツェルにつき
入り口の門をくぐり王城に続く道を走っていた
(ここが、王都クエンツェルか···)
しばらくすると、
町の入り口より大きい門があった
これが、王城の入り口らしい
門をくぐるとそこには白く美しい城が建っていた
(デカイな、やっぱり国王の住まいは
これくらいなのか?)
大きい扉の前で馬車が止まる
俺は、馬車を降り
ポールさんとユーリカ王女のあとに続く
扉が開いたところで俺は驚いた
そこには、沢山のメイドさんがいた
ユーリカ王女が扉を越えると
一斉に「お帰りなさいませ王女様」と言った
(マジか)一瞬固まった
更に奥の方から
「ユーリカ!」と呼ぶ声が
そこには、銀色の髪に
たくましい体をした人が立っていた
直感的にこの人は、
ユーリカ王女の父親だとわかった
(ん?ちょっと待てよ·····
ユーリカ王女の父親とゆうことは
この人がこの国の王カサブランカ.コバルトか)
「ただいま帰りましたお父様」
「お帰りユーリカ」
と、親子で会話していた
(最後に親と会話したのはいつだっけ?)
そんな事を思っていると
「ご苦労だったねポール
それより、その人は誰かな?」
カサブランカ王は警戒しながら聞いてきた
「はい、その事を報告したいのですが
ここでは、話しにくいので
応接室でもよろしいですか?」
少しの沈黙の後
カサブランカ王から許可が出たので
応接室に向かった。
「で····説明してもらってもいいかな?」
カサブランカ王が俺を見て言った
俺の座るソファーの反対側のソファーに
カサブランカ王は座っていた
ポールさんは俺の隣で立っていた、
ユーリカ王女は着替えのため席を外している
そのためこの場には、3人しかいない
そして、ポールさんが説明する
「こちらの方は、旅人のカガミさんと申しまして
我々が盗賊に襲われているところを
助けて頂き城まで護衛してくました」
「盗賊だと‼」
息を荒くしてカサブランカ王は言った
「はい」
それを冷静に肯定するポールさん
「そうか、感謝するカガミ殿
私の娘を助けてくれて
あの娘は私の1人娘でね
なにかあっと思うとゾッとするよ」
頭を下げてそう言った
「頭をおあげください
私は、当然の事をしたまでです
それが王女様なら、なおさらですよ」
「君は、謙虚だな」
「さて、本題に入ろう」
今までとは違い真剣な眼差しでこちらを見る
「本題とは?」
俺は、疑問に思ったので問いかけた
「なに、護衛をしてくれた報酬と
私の娘を助けてくれたお礼に君は何を望む?」
(やっぱり、その事か)
(と言っても特に望む事なんてないけど)
沈黙が続いたため
カサブランカ王は、気をきかせてくれて
数日間この城で過ごしその間考えてくれ
と言ってくれた
俺は、その事を承諾し
ポールさんの案内で部屋に向かった
「こちらです」
部屋の前に着いた
俺は、部屋に入りこの城の説明を
ポールさんから受けていた
「本当にありがとうございました
今日は、ごゆっくりとお休みください
個人証の手続きは明日にしましょう」
ポールさんは、部屋を出る前にそう言った
(さて、急に異世界に来たと思ったら
王女様を助けたり、望みを叶えてやろう
とか言われたり、色々あったな)
俺は、あくびをしながら思った
「そういえば、俺まだ寝れてないじゃん」
そう言った瞬間、今までの眠気が襲ってきた
(今回は、ちゃんと寝かせてくれ)
そのまま、ベットに横になり俺はようやく
寝ることができた。
今回も、読んで頂きありがとうございます
今後数回は、
大きい事件やバトルはない予定なので
気楽に読んで頂ければ幸いです