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第13話

1


それは2ヶ月前の、6月5日のことだ。

僕たちは、ダイヤモンドスライム討没後、ある場所に来ていた。

「……ねえ、なんでこの子たち付いて来てるのよ。」

「仕方ねーだろ。勝手に付いて来やがったんだから。」

「ああ、もう。ドアの鍵を閉めておくべきだったわ。」

そんな会話をする中、結衣奈アニオタバカは。

「ひゃっほー! ラノベラノベ!」

勢い付けて、喜びながら、その中へと入って行った。

つーかそんなものあるわけないだろ。

まあ、結衣奈の言葉から察する通り、ここは、図書館である。

「お、おい。結衣奈……。」

僕は結衣奈を引き止めようとするが、そんな事はお構い無しに、結衣奈は図書館に入っていく。

ああ。もう。あのアニオタバカが!

そんなことを思いながら、やれやれと手のひらで自分の顔の右半分に触れる。

「キャーッ! ガイコツ!」

「は!? 図書館でガイコツって、一体ここで何が!?」

そして悲鳴の聞こえた方へと走った……。


「結衣奈!?」

「結衣奈ちゃん、大丈夫!?」

僕たちはアニオタバカのいるところで、そんな声を上げた。

そんな声に対して、結衣奈アニオタバカは。

「……あ。ごめん。ただのアン○ンマンの絵本だったわ。ホ○ーマンが表紙の。」

僕たちはドリフのようにずっこけた。

「そんなんで驚くな! ただの子供用のやつだろうが!」

僕は結衣奈に、そう突っ込んだ。

「子供用に描かれたガイコツの絵でも、怖いものは怖いわよ! だってこの人(人?)全身ホネよ!」

「……つーか、なんでここに、この本があるんだ?」

僕は結衣奈の言葉を完全無視し、疑問を言った。

すると。

「前に転生してきた人たちが、ここでお茶を出して貰ったお礼にと、本ばかりを下さったんですよ。」

そんな声が後ろから聞こえてきた。

「へえ~~~っ。……って、誰だ!?」

振り向くと、そこにはまた美女がいて……。

「すみません。申し遅れました。……私、この図書館の管理人、ウラン・ナイトメアと申します。」

彼女はそう言った。

「は、はあ……。」

「何か、お探しでしょうか。」


2


「……ラ、ラノベ! もしくはマンガ!」

結衣奈がそう言った。

「れ、百合レズ系の本!」

続いてイリシアもそう……って、今イリシアからとんでもない言葉が聞こえたような。

「……それでは、マンガとラノベはこちらか、こちらに。百合レズ系の本は、こちらの棚に置いてありますので、ご自由に。」

……あるんだ。

「……ところで、貴方達も、この人達と同じ物を探しに?」

「いえ、違うわ……。……せ、世界の○大脅威! みたいのはないかしら?」

「ありますよ。『世界の三大脅威!』で良いですか? 次元はここのと合わせて9000次元分はありますが。」

「ここの次元のでお願いします。」


「その1、魔王幹部・ヴァルバスト=エプリングドゥードゥル。その2、魔王幹部・ドゥルーガルド=デスクラッシュ。その3、魔王・エイドランド=デッドサウンド。……全然載ってねえ。」

「そのエイドなんとかってのも、6日前に私が倒したネクロフィリア(死体愛好)の変態だしね。」

「ん?何かここに小さい文字で書かれてるぞ?」

“魔王は討没されると、討没した者を強制的に魔王にしてしまうという。だが本人からの手紙により、魔王から勇者に戻った者もいると分かったのだが、詳しい事は現在調査中である。”

「やっぱ分かってないのか。」

「まあ、そういうのは自分で探さないと、多分駄目なのよ。」

結局元に戻す方法は入手出来なかった。

だが、一つ確実なことが。

元に戻す為の方法がある。

それが分かった。

それだけでも、十分だろう――……

____________________________________________________________

はいはーい!今回はこの話数の自己評価とお知らせをしまーす!

まず、自己評価から!

文字数:多すぎ

内容:おわり方が納得できず。

まあこんな感じですね。

じゃあ次、お知らせ!

さらっと言うね!

次回、めっちゃ長いので、三回以上に分けまーす!

はい終わり!

長くなって、申し訳ありませんでした!

じゃあ、また次の話書くからじゃあね!

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