第15.5話
今回は至って平和な回。(?)
設定などは、あまり気にせず頭を空っぽにしてお読み下さい。
暗くなるかもしれないんで、その話の前に読んだら、余り気が悪くならないように作ったんで、いろいろとぶっ飛んでます。
1
その日の夜。
「よーし。始まるわ。そろそろ……あのアニメが。……録画残量はあと365000000000000時間。よし。80チャンネルも同時間帯に録画できる。直接BDとDVDにも録画出来るみたいね。ええと、このチャンネルと、このチャンネルと、このチャンネルと、(中略)このチャンネルを画質をSPにしといて……。毎週○曜日に予約録画っと。」(テレビにも間違ってチートがかかった。)
「……結衣奈お姉ちゃん?」
「ぴゃっ!?」
「何してるの?」
「なんだイリシアちゃんか……。今アニメを見るの。このテレビで。」
「あにめ……てれびって何?」
「あっ。始まった。……良いからイリシアちゃんも見てみなさい。きっとハマるわよ。」
2
「ローゼルちゃん! 頑張って!」
「そこです!頭を突くんです!」
部屋の中では私とイリシアちゃんの声が響き渡る。
【ローゼルピンチ! 果たしてライド・アルフラネスとの決着は! 次回に続く!】
「ふう。『ラララホワイト』第一期、やっと9話まで見終わりました。」
「早く次見よう!」
「いや。その前に。」
そう言って私はテレビのチャンネルを変えた。
「あ、そっか。『ブギウギブック』の第八期最終回、今日放送だもんね。」
「果たしてコドラは現れるのでしょうか……。」
……
「なんなの! あのエンド! 第九期に続くとか! あー! もう! 早く九期見たいんだけど!」
「そうです! あんまりです!」
「うるせえんだよお前ら! つーかなんでイリシアも一緒に見てんだ!あっ! もしかして結衣奈! お前が引きずりこんだのか!」
「いいじゃん。減るもんじゃ無いんだし。」
「減るわ! 俺とお前らの体力と、あと寝る時間が!」




