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千春は走ることにした。

作者: とりのかわ
掲載日:2017/06/21


何書いてるのかわかんねってなるかもですが、てかなると思いますがよろしければ読んでやってください!




如月千春は昔から目立つことが好きでした。

小学生の時は毎年、学級委員になっていました。しかし、中学生を目前に転校してからは目立つことが苦手になりました。



如月千春は昔から走るのだけは速かった。

幼稚園の時はいつも誰よりも先に白いゴールテープを切っていたし、小学生の頃はリレーでいつもアンカーをやっていました。だから千春は中学生になったら陸上部に入ろうと決めていました。自分は走るのが速いから、大きな大会でも良い記録が出ると思っていました。






中学生になった千春が陸上部に入ってびっくりしたことは自分より走るのが速い人がいた事です。

今までは走っている時、前の人の背中を見たことがなかった千春は、自分の前に人がいることに驚きました。さらに、陸上の大会には千春の前を走っている人よりも速い人がたくさんいたのです。

そこで千春は、やっと自分は井の中の蛙だったんだなと気づくことができました。大きな大会で良い記録なんて夢のまた夢だと理解しました。

でも、千春はそんな事よりもっと大切な事に気付きました。


『あー、私は走ることが好きなんだ。』


今まではただ走るのが速かったという理由で走っていました。でも千春は自分が思っていたよりもずっと走る事が大好きでした。


そのまま千春は大きな大会で良い記録どころか小さな大会で少しだけ良い記録を出すのが精一杯でした。でも千春は走ることが楽しかったし、好きだったので高校に行っても必ず走ることを辞めない。そう思っていました。




高校生になった千春はやっぱり陸上部に入りました。でも、少しだけ違うのはそれと並行して生徒会にも入ることにしました。高校生になったら何か新しい事がしてみたい。それに、千春は元々目立つのは好きな方です。正直、生徒会と部活の両立は大変で毎日走ることが出来なくなってしまいました。でも、それ以上に生徒会の活動はやりがいがあってとても楽しいものでした。

生徒会では、話の会うとても仲の良い友達とも出会いました。

彼女との出会いは千春の価値観を大きく揺るがすものでした。彼女との会話はとても楽しく、千春は部活を生徒会だと嘘を吐いてサボるようになりました。

千春が彼女との会話を楽しんでいたように彼女も千春との会話を楽しんでいました。

そんな時、彼女が好きな人ができたと言い始めました。千春はびっくりしつつも、自分も恋バナができる年頃になったんだなと思うと、嬉しくなり彼女の事を応援しました。

結果、彼女は好きな人と付き合うことができました。それでも千春と彼女は以前のように会話を楽しんでいたし、これからも続くだろうと思っていました。



高校生になって2回目の春が来た時、千春は生徒会長になることを決心しました。1年間役員をやり、とてもやりがいがあるのでもっとやりたい。何より、彼女が一緒に頑張ろうと言ってくれたのでやってみたいと思いました。

選挙に勝って、見事生徒会長になった千春は生徒会役員になった彼女と共に学校をもっと良くしていきたいとよく話しあっていました。

そんな話しの中で彼女は突然


『好きな人ができた』


と言いました。はて…?彼女には既に好きな人がいたはずです。千春はその人のことかなと思い話を聞いてみると、なんと別の人のことを好きになり、もうすでに告白をした。と言うではありませんか。恋愛経験のない千春には理解が出来ませんでした。これはよくある事なのか、彼女が特別なのか。千春は頭をぐるぐるさせながら考えました。

考えた結果、千春は彼女の思うことを応援することにしました。なぜなら千春は彼女のことが好きだったからです。


それからすぐ、彼女は新しい彼氏ができました。


そんな時です。千春が彼女に対しておかしいなぁと思い始めたのは。


前までは一緒に話し合っていた学校を良くしていこうと言う話し合いも彼女はしなくなってしまいました。


生徒会の仕事があるのに彼女は生徒会に来てくれません。


一緒に頑張ろうと彼女が言ってくれたから生徒会長になったのに、その彼女はだんだん千春から離れて行きました。千春は落ち込みました。でも、千春は生徒会長なのです。行事がくれば仕事があるし、生徒会長としての責任もあります。何だか千春はその責任と彼女がいない事に心が重くなっていきました。


そんな時、彼女にも変化がありました。なんと彼氏と別れたと言うのです。正直、千春はホッとしました。これで彼女は元に戻ってくれる。


でも、千春の思いは外れ彼女は違う友達と毎日遊ぶようになりました。

実は彼女は小学生の頃からの友人が高校にいました。

さらに、別れた彼氏は違う人のことを好きになっていたようでその友人が彼女を慰めていたのです。


それからの彼女は前よりも千春と話さなくなっていきました。どうしても生徒会の仕事がある時は嫌そうな顔をしながら生徒会に来て、まだ仕事があるのに帰ってしまうようになりました。



千春は裏切られた気分でした。そして彼女の友人に彼女を取られたと思うようになりました。でも、そう考える自分が千春は一番嫌いでした。



千春は彼女を頼ることを辞めました。

千春は昔から真面目で出来ないことも出来るまで頑張る子でした。だから千春は生徒会長も責任と重圧と色々ぐちゃぐちゃになりながらもなんとかこなしていました。


そして、生徒会としてとても大事な仕事が近づいてきました。それは各部活動との予算の話し合いです。千春はそれだって1人で予算を組んで頑張りました。さらに、その頃には彼女以外の役員の子達とも助け合いなんとか予算の話し合いに望もうと思っていた時、なんと彼女のほうから手伝うと言ってきました。正直いまさらかよ。と思う気持ちはありますがやっぱり千春が1番信頼して1番好きなのは彼女でした。

だから千春は淡い期待を寄せました。もしかしたらこの仕事をきに戻って来てくれるかもしれないと。



でも、彼女は千春の予想を見事に裏切ってくれました。彼女が予算の話し合いについて手伝いたいと言ったのは彼女の友人の部活の予算を少しでも、上げようとしているからでした。

千春はただただ悲しかった。悲しかったし、彼女に失望しました。




それから千春は部活に行くことにしました。彼女との会話の時間がなくなったからです。


千春は走ることにしました。


走っている時は何も考えなくて済みました。

走っている時は何だか安心しました。



風を感じている時は体が軽くなりました。

景色が変わる分だけ過去を置き去りにできました。


走っている時の自分はなんだか好きになれました。



千春は思いました。

どうして辛かったとき走らなかったんだろうと。

あんなに走るのが好きだったのにと。


千春は走ることを辞めないと思ったはずなのに走ることを辞めていました。

そして千春はもう一つ思い出しました。

走るだけの練習は時としてとても辛いです。でも、終わった後に共に走った友人と笑い合うことが1番好きでした。


千春は思いました。

『あぁ。私の1番はこれだった。』


だから千春は走ることにした。





最後まで読んで頂きありがとうございました!

神です!あなたは神です!

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