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序章
いつからだろう
生きるのがつらく感じ始めたのは・・・・。
俺の名前は向田 修。
サッカー好きな普通の高校生だ。
朝7時、朝食を食べる、いつも通りの朝
そして決まって母が言うんだ。
「修、あんたちゃんと進路はきまったの?お兄ちゃんのようにもっとしっかりしなさいね」
もう高3だから心配するのはわかってる。
でも毎日のように呪文のように繰り返されたら頭がおかしくなる。
「俺には俺のペースがあるんだから口出しすんなよ」
と反抗したいけど親子喧嘩戦争が長引くだけだからいつも我慢している。
昔は期待の息子って言われてて兄と違って特別扱いされてたのに
いつから立場が逆になったんだろうって最近考えてしまう。
そしていつの間にか自信さえも失っている。




