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大好きな妻と歩む道  作者: ゆき


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67日目 妻の夢 弍 と死後の世界

これは私と妻故人を日記と言う形でしたためた真実の記録である。

前作「大好きな妻が亡くなった」からの続編で今回はその後を書き記した。

なので妻が亡くなってからの日付がエピソードタイトルとして表示されている。

何日、何ヶ月、何年掛ければ故人の悼みを素直に受け入れ前を向く事が出来るのか、今を苦しむ私自身が知りたかった。

その為のタイトルナンバーだ。

また、私と同じ様に今を苦しむ方達にも知ってほしかった。

私の様な涙脆いダメ夫が愛する妻を亡くし失意の中をどう生きたのか、その生き様を赤裸々に語る事で少しでも前に進めたらと願う。

午前6時頃

この日はあいにくの雨模様

線状降水帯が発達しており今日がその最初の日になる。

雨戸を開けると外はどんよりとして暗い。

気分も物凄く滅入る。


午後3時頃

それは突然やって来た。

胸を締め付けられる様な感覚で寂しさと孤独感が襲う。

キッチンの床に伏せて動けない。

また妻の名を呼び始める。


寂しいよムッチぃ…会いたいよ〜


言えば言う程苦しくなる。

でも言わずにはいられない。

この激しい悲しみは数分間苦しむが、キッチンの水が出しっ放しに気づきフッと我にかえり洗い物の作業を続ける。


最近、苦しみが明ける感覚が変わった。

妻の事で物凄く気持ちが落ち込んでいる状況で急に違う何かを思い出し行動する。

すると今まで気落ちしていたのが嘘の様に日常へ戻る事がある。

勿論以前と同じ様に一日中気分が沈む日もある。

前に動画配信のグリーフケアカウンセラーがこの行動を話していたのを思い出した。

とても冷たい行為に思えるがグリーフケアに於いて必ず通る道だとか

これを専門用語で“スイッチング”と言う。

心理学的な比喩として使われている言葉だ。

これらはのレジリエンス(精神的な回復力)が徐々にではあるが戻っている証らしい。


午後10時前

就寝


11時25分

妻の夢を見た。

リアルタイムで話す。

柔らかく白く輝くほんわりした輝きの世界だ…

外はコバルトブルー海が広がる。

ギリシャのエーゲ海に浮かぶサントリーニ島らしき全体が白い建物内の広い部屋で大きな窓?越し(大きく四角に切り取った様な出入口、地面から2m以上は高い造り)に妻と二人で戯れ合う夢を見た。

まずは妻に駆け寄り行きなり妻の胸を揉む私、妻はその後で私の胸をちゃんちょんしたり揉み合ったりで笑いながら二人で戯れあっている。

(自分で言ってて恥ずかしいが正直に話す。)

妻は真っ白にほのかに輝いている胸元を少し隠す程度のノースリーブのワンピース姿だった。

あれは下着だったのか?

妻全体がほのかに輝いている。

天界人の様な姿とも言える。

可愛かったな…とてもとても可愛いかった。

微笑んだ彼女の顔が脳裏に浮かぶ

やっぱり若くなっていた。

そこは譲れないんだ。

ここは天界それとも別世界なのか?ほのかに輝くほんわりした優しい世界だった。

夢の中で私はほっこりした気分だった。

ふわ〜っと何とも言えない安らぐ気持ちだ。

もっと夢の中に居たいと思うほどに気持ち良くその中でうつらうつらと目が覚め「はっ!」と気づき今記録している。

物凄く癒される夢だった。

外の雨音が聞こえる。

今真っ暗な中でこれを打ち込んでいる。

勿体ないと思った…もっとあそこにもっと一緒に居たかったけどもしあそこで夢に戻っていたら記憶として残らないんだろうな


トイレへ行く


ここからは翌日の感想。

真っ先に妻の胸を触りに行った私、今思うと願望めいたものを感じとても恥ずかしい気持ちだ。

でもとても癒された。

いつもの戯れ合いの一行為でありきっとその後は抱き合うのだろうと想像した。

(抱き合うと言っても性行ではない普通にだ)

肉の欲求よりこの温かな気持ちが断然素晴らしいものに思えた。

天国、天界、極楽なのかは分からないが妻はきっと欲物には無い素晴らしい感覚がここにはあるんだよと私に伝えたかったのではないだろうか

これは妻が居る次元でしか体感出来ない。

早く私の人生を全うして妻の元へ行きたい。


但しこの夢を見て思ったのは現世にいる私が初めに妻の胸元目掛けて突進している時点でまだまだ欲まみれなのだと自身の未熟さに恥ずかしさを覚える。

それでも妻は道筋を示してくれた。

その事に感謝したい。


ありがとうムッチぃ〜

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