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  作者: 朧 光闇
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内にためたもの

初めてのオリジナル小説になる予定です。

拙いかもしれませんし、文章になっていないかもしれない。

それでも最後まで読んでいただけたらと思います。

その前に最後まで書き終わらなくてはね。

よろしくお願いします

私はこれをいつかの遺書にしたいと思う。

ただの独り善がりであくまでも馬鹿馬鹿しい持論のために起こしたものだということ。

他人に知って貰いたい訳ではない。

これを書かなければ自分が可笑しくなりそうだったというだけなのだ。

他人の気持ちが解らない壊れた人形が変わるために必要なものなのだ。



私は小さい頃から他の子よりも物覚えが良かった。

子供らしく明るく、元気で、時には元気すぎて叱られることがあるくらい普通の子供だったのだ。

誉められれば嬉しく、怒られれば悲しい。

だが、自分ではまだ気づいていないことだったが他の子よりも全てにおいて誉められた。

優しい、元気、絵がうまい、字がきれい、友達が多い、発想がいい、などなど。

今にして思えば子供のことを考えた大人の戯れ言なのだが、一丁前に嬉しかったのを覚えている。

子供というのは残酷なもので、あまりの純粋さ故に他人を傷つけてしまうのだ。

今日もまた私は知らないうちに誰かを傷つける。

「えへへ。わたしね、先生に絵がじょうずだってほめられたんだ!」

「私も誉められたよ?一緒だね!」

どっちが私かわかるのだろうか。

誉められたのなら自分だけという自信が欲しいはずなのに、それをすぐに打ち砕く。

小学校に入る前のこんなものはかわいいものだ。

まだ、似たようなことをやったという他人もいるかもしれない。

小学校に入ってからは授業で習ったことは一度で覚え、宿題も応用以外は一人でやっていた。

親には楽だったと言われたが、それもいかがなものかと思う。

それだけでなく、テストで間違えるのはまだ分かるけれど授業中に分からなくなるということが解らなかった。

だって目の前で今も先生がしっかりと教えてくれているじゃないか。

その通りにやればそれでいいだろ?

隣同士になった子と勉強するのは大変だった。

解けるだけで理解していないのだから教えることはできないし、なぜ分からないのか解らないのだから教えようもなかった。

そんなこんなでテストでは80点以上をキープしていた。

あまり高すぎない点数というのも私らしい。

だから私自身は頭がいいと思ったことはない。

ただ全てにおいて最高ではないけれど、できないことはないと思っていた。

そのまま成長し他人と同じように苦手な範囲の勉強や得意な範囲もでてきた。

けれど、自分から勉強したことは一度もない。

宿題は怒られるのが嫌だからほどほどにやるし、やったらテストでそこそこの点をとることができた。

クラス替えをしたあとでは習い事で算数を主にやっている男子がいた。

私はちょっと頭のいい他人を見つけるとすぐに点数を競った。

別に勝ちたいっていうわけじゃない。

ただ勉強しないでテストを受けて頭がいい他人に勝ったら嬉しい。

それぐらいのものだった。



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