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鎖かけの命

作者: 心の人

死にたい


そう思っていたのが懐かしいくらいには成長したつもりだ


今僕は鎖に繋がれている


いや、元々繋がれていたのにそれに気づいたのがつい最近だったのだ


まるで心臓が鎖で絞められているような息苦しさを感じる


もし、この感覚を表すとしたら「恋をしたが想いを伝える自信がない。そこで諦めようとすると何故か胸が苦しくなる」この感覚を「右下」とした場合の「左下」である。


そう、おそらく「死にたい」からの「生きねば」からの「でも生きるのが辛い」からの「それでも生きねば」からの「あぁ、辛い」からの「生きる意味ないじゃん」からの「死にたくない」だ。


いや、それだけではない


この先さらに「死にたい」と「生きねば」を繰り返さなければならないことに対する心の疲弊

さらにそこから来る疲れることに対する絶望感だ


もうたくさん疲れた

なのに今何も得ていない

もう疲れるのはごめんだ

私の心はもう死にかけている。


どうしようか

もうどうしようもない気がして仕方ないのだ

一人疲れては泣き疲れては泣き

何度繰り返す?

もううんざりだ

絶望は恐怖から来るものだと思っていたが、まさかこんな状況からやって来るとは思ってもみなかった。



...ふと心臓に繋がれた鎖を見てみた。

少し錆れている鎖が多い


鎖の元は一体なんだ?

臓器を傷つけないように鎖の出てくる場所を探し歩いた










...






辿り着いたのは鏡の前だった


もちろん鏡に映っているのは....私....だ

私は....自分で自分を苦しめていた....

もう鎖は.....外せない....















もしこれを....見ている人がいるならどうかどうか自分を責めることだけはしないでほしい

自分で締めてしまった鎖は自分以外の誰かではないと外すことができないのだ

なぜなら、そうやって自分で自分の首を絞めるような人間に自分で自分を救い出す能力なんてないからだ。

もしあなたがそうなら分かるだろう。

だけど、こんな稚拙な言葉だけれど文字にして伝えることはできる。

どうか、どうか命を大切に

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