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シュレディンガーのぱんつ

作者: 海土竜
掲載日:2017/11/29

 シュレディンガーの猫を知っていますか?

 猫を箱の中に入れて……、という話ですが、この話のために、シュレディンガーは、猫を実験のために虐待した変人狂人と言われ、不当に扱われているのではないであろうか?


 猫は関係ない、猫は例えなのです、別に好き好んで猫を殺した変人ではないのです。

 彼の生きていた時代に、猫ではなく、ぱんつを例えに使ったら、それこそ変人扱いされて、表も歩けなかったでしょう。


 ならば、シュレディンガーの誤解を解くために、私がぱんつを使って説明してみましょう。



 シュレディンガーのぱんつ


 クラスメイトに、少し変わったシュレ子さんという女の子がいます。

 シュレ子さんは、挨拶をするといきなり飛び蹴りをしてくる攻撃的な性格と、「ごきげんよう」と返す、おしとやかな性格という二面性を持ち合わせております。

 日によって、性格の違う彼女ですが、その行動を注意深く観察していると、彼女は、ぱんつを履いていたり履いていなかったりするのです。

 それにより、

 ぱんつを履いている時は、他者に対して飛び蹴りをする。

 ぱんつを履いていない時は、おしとやかである。

 ということが分かったのです。


 いきなり飛び蹴りをしたり、御淑やかであったりと、とても付き合いにくい彼女ではあったが、シュレ子さんが、ぱんつを履いているか、履いていないかを先に確認する事で、跳び蹴りをされる事態を回避することが出来るのです。


 しかし、我々が混乱する要因として、シュレ子さんには、双子の妹、ディン子さんがいたのです。

 ディン子さんも、一卵性のため何から何までそっくりで、区別が付けられない程。さらに、二面性の性格を持ち合わせているのです。


 だが、観測を進めるうちに、シュレ子さんの家には、ぱんつが一つしかない事実が判明したのです。


 シュレ子さんのぱんつを確認する事で、同時に、ディン子さんのぱんつも確認できていたのです。

 シュレ子さんがぱんつを履いていない時は、ディン子さんがぱんつを履いているために、ディン子さんから飛び蹴りをされることになり、シュレ子さんがぱんつを履いている時は、シュレ子さんから飛び蹴りの洗礼を受ける事になります。


 つまり、ぱんつを履いているか履いていないかを確認しなければ、次の瞬間、飛び蹴りをされるかどうかは分からないのです。

 そう、ぱんつは関係ない。

 それがどんなぱんつであっても関係ないのです。


 ぱんつを履いているか観測している者がいるからこそ、

 シュレ子さんは飛び蹴りをしたり、御淑やかであったりしていたのです。


 もし、誰も、シュレ子さんのぱんつを観測して居なければ、彼女はもっと自由に生きられたのでしょう。





 注意:現実で女性のぱんつを観測すれば目がつぶれます。


私の作品、砂の国の『魔法』少女では、ぱんつを履いています。


……。

いや、ぱんつは関係ないのです。

観測者、つまり、小説を読んでくれる読者がいるかどうか、それこそが重要であるのです。

そんな、ありがたい読者様に、厚く御礼申し上げます。


小説の宣伝のために、書き始めたエッセイであるが、

これは、さすがに、無理と言うもの……。

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