シュレディンガーのぱんつ
シュレディンガーの猫を知っていますか?
猫を箱の中に入れて……、という話ですが、この話のために、シュレディンガーは、猫を実験のために虐待した変人狂人と言われ、不当に扱われているのではないであろうか?
猫は関係ない、猫は例えなのです、別に好き好んで猫を殺した変人ではないのです。
彼の生きていた時代に、猫ではなく、ぱんつを例えに使ったら、それこそ変人扱いされて、表も歩けなかったでしょう。
ならば、シュレディンガーの誤解を解くために、私がぱんつを使って説明してみましょう。
シュレディンガーのぱんつ
クラスメイトに、少し変わったシュレ子さんという女の子がいます。
シュレ子さんは、挨拶をするといきなり飛び蹴りをしてくる攻撃的な性格と、「ごきげんよう」と返す、おしとやかな性格という二面性を持ち合わせております。
日によって、性格の違う彼女ですが、その行動を注意深く観察していると、彼女は、ぱんつを履いていたり履いていなかったりするのです。
それにより、
ぱんつを履いている時は、他者に対して飛び蹴りをする。
ぱんつを履いていない時は、おしとやかである。
ということが分かったのです。
いきなり飛び蹴りをしたり、御淑やかであったりと、とても付き合いにくい彼女ではあったが、シュレ子さんが、ぱんつを履いているか、履いていないかを先に確認する事で、跳び蹴りをされる事態を回避することが出来るのです。
しかし、我々が混乱する要因として、シュレ子さんには、双子の妹、ディン子さんがいたのです。
ディン子さんも、一卵性のため何から何までそっくりで、区別が付けられない程。さらに、二面性の性格を持ち合わせているのです。
だが、観測を進めるうちに、シュレ子さんの家には、ぱんつが一つしかない事実が判明したのです。
シュレ子さんのぱんつを確認する事で、同時に、ディン子さんのぱんつも確認できていたのです。
シュレ子さんがぱんつを履いていない時は、ディン子さんがぱんつを履いているために、ディン子さんから飛び蹴りをされることになり、シュレ子さんがぱんつを履いている時は、シュレ子さんから飛び蹴りの洗礼を受ける事になります。
つまり、ぱんつを履いているか履いていないかを確認しなければ、次の瞬間、飛び蹴りをされるかどうかは分からないのです。
そう、ぱんつは関係ない。
それがどんなぱんつであっても関係ないのです。
ぱんつを履いているか観測している者がいるからこそ、
シュレ子さんは飛び蹴りをしたり、御淑やかであったりしていたのです。
もし、誰も、シュレ子さんのぱんつを観測して居なければ、彼女はもっと自由に生きられたのでしょう。
注意:現実で女性のぱんつを観測すれば目がつぶれます。
私の作品、砂の国の『魔法』少女では、ぱんつを履いています。
……。
いや、ぱんつは関係ないのです。
観測者、つまり、小説を読んでくれる読者がいるかどうか、それこそが重要であるのです。
そんな、ありがたい読者様に、厚く御礼申し上げます。
小説の宣伝のために、書き始めたエッセイであるが、
これは、さすがに、無理と言うもの……。




