我妻アリサと帰り道①
我妻アリサ、動きます‼️
中間試験が終わり(江藤は全て赤点だったらしい)
5月も終わろうとしていた。
「ぐわあぁぁあ〜、追試は嫌だよ〜‼️」
「「「「ハハハハハハハハハハハハ‼️」」」」
勉強会で心が折れ、全て赤点をとり、皆んなに笑われて、流石に不憫でならないな。
少しだけ、江藤に優しくなるか。
「新、俺がついてるから心配するな。」
「お〜、友よ〜涙」
「「「「「パチパチパチパチパチパチ」」」」」
織田はいい奴だな、良かったな、江藤、お前は最高の友達がいるんだからそれだけで勝ち組だ。
だけど、二股はするなよ。
隣では野川と吉野さんが話している。
「向日葵、頑張ったね、偉い、偉い。」
「えへへ、えっへん‼️」
「向日葵はやれば出来る子だもんね。」
「えへへ、えっへん‼️」
今度は俺を見てウザい態度をしてきた。
「で、何?」
「何?、じゃないでしょ?」
「だから、何?」
「新城君、そう言う時は、ちゃんと褒めてあげなきゃ駄目だよ?」
吉野さんも何を言っているんだ?
「そうそう。」
野川、お前、本当にウザいな。
「頑張ったな、お疲れ。」
「それだけ〜?」
言わなかったら言われ、言ったら言ったで言われ、本当に面倒くさいな。
「まあまあ、向日葵、何も言わないより一言言われて良かったね笑」
「う〜ん、まあね〜、、けど、新城君、君はもう少し女心を勉強した方が良いからね‼️」
「ふふ、確かに笑」
一瞬殺意が沸いたが、抑えた自分を褒めるとしよう。
「し、新城君、、、」
このか細い声の持ち主は我妻アリサ、勉強会では毒舌を披露し江藤を廃人にした1人だ。
「どうしたの、我妻さん?」
「あ、あの、、、今日はご予定とかはありますか?」
「今日?」
「は、はい。」
「今日は生徒会は無いから、この後は帰るだけだけど?」
「じ、じゃあ、、、今日、、い、一緒にか、帰りませんか⁉️」
「「⁉️」」
アリサちゃん、攻めるなぁあ〜、向日葵はどうするかな?
「あ、あ、アリサちゃん、、、わ、私も?」
「ひ、向日葵さんはま、前にし、新城君と帰ってますよね?」
「はい、帰りました。」
我妻さんの強い意志が伝わって、野川もタジタジだな。
「じ、じゃあ、、つ、次は、、私の番です‼️」
アリサちゃんは一見、オドオドしていて、おとなしく見えるけど、言う時は言う子なのよね。
「はい、分かりました。」
今回は向日葵の負けね笑
「あ、ありがとうございます、、向日葵さん。」
「うん、良いよ〜」
「じ、じゃあ、、し、新城君、、ほ、放課後、、い、一緒に帰ろうね、、。」
俺には選択権は無いのかな?
凄い真っ直ぐな目で、、、
「はい、分かりました。」
負けた、、、あんな目で見られたらさ、、、
凄い可愛い笑顔で小さくガッツポーズをして席へと戻っていく我妻さんを見て、こっちも何だか嬉しくなってしまった、、、
(ズキッ⁉️)
俺にもまだこんな感情が残っていたのか、、、




