勉強会④
勉強、勉強。
食事の片付けも終わり、部屋に戻ろうとした時。
「光、部屋だと狭いからリビングでしたらいいんじゃない?」
「母さん達は邪魔じゃないの?」
「私たちは気にしないで、ねっ、愛華?」
「うん、お兄ちゃん見ていたいし全然良いよー」
「分かった、皆んなもそれで良いか?」
「うん、良いよー」
「大丈夫だよ。」
「は、はい、問題無いです。」
「俺は何処でもいいぜ。」
「オッケーだよ。」
「じゃあここで勉強の続きをしよう。」
さっきも思ったけど意外な事に野川と江藤は真面目に勉強をしている。
吉野さんは思った通り、スムーズに勉強してるし、我妻さんは何かぶつぶつ言いながら勉強してるな笑
織田は江藤について教えながらしているから、面倒見が良いんだな。
まっ、それで江藤も静かなんだな。
「新城君、ここの問題の解き方教えてくれるかな?」
野川が俺に聞いてきた瞬間、俺の顔をずっと見ている愛華の目線が冷たく突き刺さる、、、
妹よ、何故、お兄ちゃんをそんな目で見るのかな?
「ああ、ここはこの方式を使うんだよ。」
「こうかな?」
「そうそう、それで合ってるよ。」
「やったー、ありがとう、新城君❤️」
「ああ。」
前に吉野さんが言ってた通り、頭が悪いわけじゃ無いみたいだな。
飲み込みが早い。
そして妹の目線が辛い、、、
「新城君って教え方上手だよね?」
「そうかな?」
「ねっ、向日葵?」
「うん、とても分かりやすかったよ〜」
「月に教えてもらったらスパルタで心が折れそうになるもん。」
「何か言った、ひ・ま・わ・り?」
「な、何も言ってません‼️」
野川は本当に吉野さんに頭が上がらないんだな。
一度吉野さんに指導をお願いしたいもんだな。
と思ってたら妹の視線が一段と冷たくなった。
「新城君は教師とかに向いてるかもね?」
「教師?」
「うん、教え方も上手いし、前の行事の時も頼りになったし。」
「そうだよねー、私も新城君は教師に向いてると思うなぁ〜」
「わ、私も、新城君は教師にむ、向いていると思います。」
我妻さんまで。
「吉野さんでしたよね?」
「貴女はお目が高いです‼️」
愛華、突然どうした?
「お兄ちゃんは教師に向いているんです‼️」
「頭脳明晰、教え方も完璧、容姿端麗、スポーツも万能、そして、キスも上手、伝説の教師になります‼️」
何、その伝説の教師、、、それに、キスって何???
「ふふ、そうだよね、愛華ちゃん。」
「はい‼️」
「私たちいいお友達になれそうね?」
「はい‼️」
「私の事は月って呼んでね、愛華ちゃん。」
「分かりました、月さん。」
「これから新城君と一緒に可愛がってあげる❤️」
「はい、よろしくお願いします‼️」
えっ?、吉野さん、怖いんだけど、、、、
兄として吉野さんと愛華を一緒にしてはいけないと俺の感が言っている。
皆んなが帰った後、愛華にはちゃんと話そう。
「ふふ、良かったわね、こんな綺麗なお姉さんが出来て。」
「うん、嬉しい‼️」
「愛華がこんなに懐くのは雪ちゃんと花ちゃん以来じゃない?」
「うん‼️」
「あの〜、お母様、その、雪ちゃんと花ちゃんてどなたなんですか?」
野川、そこを突っ込むのかよ、、、
「あら、光に聞いてなかったの?」
「花ちゃんは皆んなと同じ高校に通ってる花乃ちゃん、雪ちゃんは光の元カノよ❤️」
「「「「「⁉️」」」」」
母よ、えらい事をぶちかましてきやがったな、、、
普通はそんな事他人に話さないだろ、、、
皆んなの視線が俺に集まる。




