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報われない  作者: 棚果
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しきの訪れ

少々胸糞要素や胸が苦しくなる内容がございます。

ネタバレのため内容には触れられませんが、心してお読みください。

 私が高校に上がった時、ついに私の恋は実った。



 私が恋焦がれたのは、二つ年上の行輝こうき君。

 学力は学年上位を競う相手がいないほど、体力は人を背負ってマラソンをしても少し余裕があるくらい。

 人に優しく、気配りができ、性別年齢関係なく仲を深めることができる。おまけに顔がいい。

 そんな人が身近にいたら、恋しないわけがありません。

 私が恋を自覚したのは中学生になったときでした。

 それまでは仲がいいだけだったが。行輝君が同級生の女子と話している姿を見て、やきもきした気持ちを抱いたとき、その感情に恋が含まれているのに気づきました。



 そこからの私の行動は早かった。

 直接愛を伝えたが、それまでの関係性のせいで求愛ではなく親愛だと捉えられてしまった、失敗。

 ラブレターを書いて靴箱に入れる古典的な方法を試したが、名前を書き忘れるありきたりで愚かなミスをしてしまう、失敗。

 帰り道や校内、休日などにスキンシップをとろうとしたが家族として扱われむしろこちらの心が耐えられなくなってしまった、失敗。



 行輝君の反応は告白前から一度も変わっていません。

 私は我慢の限界になってしまって、ついに直接思いをすべて伝えることにしました。

 「お兄ちゃん。いえ、あずま行輝君。お話があります。」



 俺の名前は東行輝、高校二年生の男だ。

 俺には四月ころから悩みがある。

 それは妹の未来みらいが俺に好意を持ってるっぽいことだ。

 昔からブラコンな妹だったし、俺も重度のシスコンだとは自覚している。

 だが、いくら愛しているとはいえそれは兄妹としてだ。

 妹の恋ならもちろん応援したいが、さすがに俺はまずい。

 未来は兄目線でも男目線でもかわいい女子だとは思う。

 しかし、さすがに恋愛には持っていけない。

 だから、どうにか避けてきた。

 好きだと言われたら家族として答え、

 手紙をもらったら字で気づいたが名前がないことで無視し、

 スキンシップをとられたら兄としてシスコン全開で返した。

 そんなこんな数か月、ついに呼び出しを食らった、というより俺の部屋に未来が来た。

 


 「お兄ちゃん。いえ、あずま行輝君。お話があります。」

 私は意を決しました。

 「私、東未来はお兄ちゃんである東行輝を男性として愛しています。

 恋しています。大好きです。

 どうか恋人になってください。」


 

 ついにこの時が来てしまった。

 妹から告白された。

 男として、兄として。答えは決まってる。

 でも相反する答えだ。

 でも決めなきゃいけない。

 「時間をくれ。」

 

 未来は部屋を出ていった。

 時間をおいても解決しない。

 決めるのは俺だ。

 そういえば次の春から未来も高校生だ。

 あいつは俺と同じ高校に入るつもりらしい。

 俺は高校を出たら大学に進むため県外に出る予定だ。

 

 一年、一年だけなら。



 兄から呼び出されました。

 呼び出されたといっても自分の部屋に来るように言われただけですが。 

 兄は家族として私と向き合ってくれる、だから答えはわかっていたつもりでした。

 「一年だけ。

 未来と俺が同じ高校にいる間、その一年だけ恋人として関わる。

 ある意味条件だな、未来は高校に合格しないといけない。

 俺は未来が合格したら付き合う。」

 そう言われました。

 私は嬉しかった。大好きな兄と付き合える可能性がゼロではなくなったのです。

 


 三月二十日、合格発表日。

 私は兄との交際権を手に入れました。

 


 四月 高校入学

 私の恋は実りました。

 行輝君と同じ高校に通うことができ、恋人になることもできました。

 行輝君も私も恋人ができたのは初めてだったので恋人らしいがわからず、日常を繰り返していました。

 ただ一つ変わったとしたら、登下校や買い物などの小さな時間をデートと考えたり、手をつなぐようになりました。



 五月 妹の誕生日

 俺が未来と付き合って一か月、恋人らしいとか兄妹の在り方とかわからないけど、とりあえず今は恋人だ。好きな相手だと思おう。

 5月15日、妹未来の誕生日、恋人として初めての誕生日だ。

 何を送るべきか、何をしてやるべきか。

 

 兄が財布をくれました。誕生日プレゼントだと。

 恋人としての初めての誕生日、たぶん最後の誕生日。

 デートだといって買い物に連れて行ってくれて、服やアクセサリーを見て、ブランドのお店によったら、財布のコーナーで好きなのを選べと言ってくれて、選んだら買ってくれました。

 ピンク色の、リボン型のアクセサリーがついた、カードスペースの多い財布。

 若者向けだけど大人になっても使えるデザイン。

 兄として、恋人として、行輝君が考えてくれたのだと嬉しかったです。



 六月 ジューンブライド

 梅雨、雨が多い季節、傘をさすため必然と相合傘ができたため心がわくわくドキドキしました。

 町内の教会では雨の降る中挙式を上げるカップルが数組いました。

 私にはできないこと、したくともできないこと。

 傘を差し手を引く兄の歩みが少し早くなりました。

 自分にはかなえられない妹の夢への後ろめたさからか、恥ずかしさからなのか。

 


 七月 七夕

 願いは何だろう。

 俺の願いは妹の幸せ、しかしそれには俺との交際が必要。

 しかし、それは本当に幸せなのか。

 商店街の七夕展示に短冊を飾れる大きな竹があった。

 未来は「彼氏と永遠に恋人でありたい」と書いてあった。

 俺はこう書いた。

 「俺と妹の未来が明るくありますように」


 八月 夏休み

 行輝とプールに来ました。

 せっかくなので誘惑できたらと、ビキニタイプの水着を選び、そこまで厚くない胸部装甲を大きく見せかけ、更衣室からプールサイドに出ました。

 「どうですか、お兄ちゃん。

 私の水着姿はエッチですか?」


 妹が何やらとんでもない水着を選びやがった。

 そこまで大きくなかったはずの未来の胸は、わからないけどEはあるように見えた。

 いつもはほぼ平だった気がしたが、いつの間にか大きく育っていたのだなと、少し鼻の下を伸ばしながら、周りの視線に気づいた。

 俺が来ていたラッシュガードを着せ、耳元でささやいた。

 「その恰好は最高に似合ってるが、あんまり周りのやつらに見せたくない。

 大人げないし、子供っぽいけど、付き合ってるやつ以外には見せるなよ。」


 泳ぐには泳いだし楽しむこともできたけど、ほとんど記憶に残りませんでした。

 だって耳元であんなこと言われたら恥ずかし嬉しくてほかのことなんて覚えておけませんでした。

 とりあえず、唯一覚えていることは、兄の筋肉は、すごかったです。



 九月 中盤

 未来と交際して半年。

 行輝と付き合って六か月、別れまで半分。

 兄として、どうするべきか。

 この夢のような期間にも終わるが来てしまいます。

 終わらせなくちゃいけない。

 終わってほしくまりません。

 あと、半分。



 十月 ハロウィン

 せっかくなので、仮装大会、もといコスプレを二人で楽しむことにしました。

 狼男とヴァンパイア、魔女と使い魔、ゾンビメイクなどいろいろ試して、写真を撮りました。

 両親にはせっかくだからデートに行きなよと、兄妹からハロウィンディナーをプレゼントしたので、ゆっくりお家デートを楽しめました。

 コスプレをしながら、だんだんと雰囲気を作っていき、ついにキスをすることに成功しました。

 このまま既成事実を作って、行輝が逃げられないようにしたいです。



 十一月 彼氏の誕生日

 11月17日 行輝の誕生日、恋人になって始めての誕生日。

 私の誕生日は最高でした。ショッピングに、デートに、プレゼント。

 私は何ができるのでしょう。

 お金はない、センスもない、技術もない。

 でも、知識はありました。

 彼の好み、甘いものと優しい味付けの煮物、安い筆記用具、使い古された文庫本、安物のアンティーク時計。

 はたから見たら安く済ませたひどい女に見えるかもしれません、しかし、昔彼に告白していた甘ったるいチョコを送ったあの人よりは好みに沿ったプレゼントだと自負していました。

 

 誕生日当日、未来が手料理をふるまってくれた。優しい味の肉じゃがと筑前煮、甘く味付けされた卵焼きとプリン、昔から好きだった近所のケーキ屋のショートケーキが食卓に並んだ。

 腹が満たされたとき、未来は紙袋を差し出し、中身を見るように言った。

 中身は、文房具屋で合計1000円くらいの手帳とボールペンのセット、少し色の変わった人間失格と吾輩は猫である、そして針の止まった真鍮製のくすんだ時計。

 すべてが好みにドストライクだった、家族なのだから当然かもしれないが、その中に親愛でなく、情愛が含まれていた。

 その夜、未来が俺の部屋に来た、バスローブを着て。

 部屋の中に入り、鍵を閉め、バスローブを脱いだ未来は、クラシックなメイド服を着ていた、何故に?

 「行君の本棚の中に中身と表紙がチグハグな本があったのです。

 その本のヒロインが来ていたので私も来てみました。

 自分で処理するなとは言いませんけど、私という彼女がいることも忘れないでください。」

 忘れてなんかいないが、使えるわけないじゃないか。

 ただ、シスコンをこじらせた俺が、強く言えるはずもなく、

 「すまない。

 直接頼むわけにもいかないし、写真を数枚撮らせてもらうよ。」

 なんて言ってしまった。

 結局、何故本棚をあさっていたのかも、どこでその服を手に入れたのかも問いただせず、

 写真撮影を行い、その日の夜は明けてしまった。

 俺のスマホには、妹のメイド姿の写真がアングル別で数枚、興に乗った彼女が服をはだけさせた写真が数枚保存されることになった。

 そういえば、紙袋の底の写真が一枚挟まっていた。

 よくあるアイドルのブロマイドのようなものだ。

 内容は未来の水着写真。しかもなかなかに際どい。

 夏にプールで着ていたものだが、上の水着ははだけかけ、下の水着もなぜかずれていた。

 けしからん、実にけしからん。

 写真の裏にはこうあった。

 「親愛なる兄上、もとい大好きな行君

 さっきの撮影会ではさすがに最後まで脱ぐわけにはいかないから決定的な道具は手に入っていないはずです。

 なので今後はこれを含めた私の写真たちをお使いください。

 もし、汚れたり破れてしまった場合はご一報ください。

 代わりのものか私自身をお渡しします。

 親愛なる彼女より」

 大事に使わせてもらったのは言うまでもない。

 


 十二月 せいなる夜

 世間はクリスマス一色、だんだん恋人の関係に慣れてきた私たちはついに油断してしまいました。

 「あなたたち家族で何してるの。」

 俺たちの関係が母に見つかり、家族会議が開会されてしまった。

 まず関係性の確認がされた。

 「お前たちの始まりは何だったんだ。」

 父が問いただす。

 俺はこう答えた。

 「我慢ができなくなった。

 家族だとはわかっている、でも兄妹であることに耐えられなくなったんだ。」

 妹は、彼女は反論しようとしていたが、俺が止めた。

 こういう場は、男の過ちが相場だ。

 

 母様の提案で、同性同士の話し合いの場が設けられました。

 私は、昔から兄に対して好意があったこと、私の方からアタックし、三年ののち一年だけの約束で付き合うことを許されたこと、その一年が幸福であふれていたこと、一年は短いことを語りました。

 驚くことに、母は私の言葉を否定しませんでした。

 「わたしは親として、認めてはいけないんだと思うの。

 あなたたちの関係は世間からすれば異端だわ。

 でもね、こういってはあれだけど、わたし、こういうお話が大好きなのよ。

 結ばれない恋、許されざる恋愛。

 子供に対して言う話じゃないけど、わたし個人としては問題ないと思うの。

 もちろん孫が見れないのは残念よ。

 でも大事なのは子供の幸せだもの。

 今後、あなたたちの関係が続くのか終わるのか、わからないけど。

 わたしはあなたたちの関係の終わる理由にはならないわ。」


 「さすがに見逃せねえよ。」

 父の言葉はびっくりするくらい崩れていた。

 俺はとりあえず、俺から妹をたぶらかしたことにしてそれ以外のことは包み隠さず(スマホのマル秘写真以外)告白した。

 「まさか自分の子供が近親相姦してるとは思わねえじゃん。

 正直男だからそうゆう話は読んだことあるし見たことあるけど、でもそれとこれとは別じゃん。

 親として、大人として許可はできねえ。いや、できない。

 考え直しなさい。愛には形がある。別の形を探しなさい。」

 父はそう言い、今日の会議は閉会となった。

 殴られるくらいは覚悟していたが、動揺が強かったのは、怒鳴られることもなかった。

 俺も、覚悟をしっかり決めなばなるまい。

 


 一月 新年 門出

 今回は、俺の招集で家族会議を、開会することにした。

 「今回の議題、というか話すことは一つです。

 俺、東行輝は、妹である東未来と交際をしています。

 これはすでに周知されておりますが、

 この度、本格的に交際したく、告白させていただきます。」

 「あら!」

 「なぬ!?」

 「え!?」

 父は愕然とし、妹は驚愕し、母はなぜか頬を赤らめていた。おい母よ。

 「行輝、本気なのか。」

 「ああ。

 反対されるのはわかってる。

 でも半年以上交際ごっこをして、こんなにかわいい女子と恋人になって、

 もともと重度のシスコンだった俺が。

 我慢できるわけなかったんだよ!!」

 「あらあらあら♪」

 「…(赤面)」

 父は沈黙しながら悩んでいるようだった。

 「俺は勘当される覚悟もある。

 でも、俺のわがままだが、未来だけは家に置いてやってくれ。」

 数分の沈黙ののち、父が口を開いた。

 「もう考えるのに疲れた。

 好きにしろよ。

 ただ、子供は作るなよ。

 欲しくなったら養子をとれ。」

 「そこまで考えてたのか!?」

 「お父さん、あなたたちの関係知って苦悩しつつもどうにか応援しようとしてたのよ。

 結婚はできないけど、家族として認めることくらいはできるんじゃないかとか。

 未来と行輝のお互いへの告白内容が違ったから多分行輝は未来をかばってるんだろうとか。

 いろいろ悩んで末の今回の行輝の公開告白だったから。

 ある意味諦めがついたのかもね。」

 母の発言に父はどこか恥ずかしそうに、悩ましそうに表情を変えながら、でも否定はしなかった。

 

 

 二月 入試

 行君の告白と家族会議の結果、私たちの交際にタイムリミットはなくなり、しかも家族からの公認も手にすることができてしまいました。

 二月は行君の大学入試試験もあり、心配はしていませんが、一応デートなどをあまりしないようにしました。

 二月下旬、行君の大学の合格発表。

 オンライン発表があったので家で確認しました。

 もちろんといっていいほど、合格でした。

 少し心配もあった私は、自分のことのようにうれしくなり、家族の前で行君にキスしてしまいました。

 母はラブコメを見る少女のような反応をし、父はまだ完全には認めきれないのか、複雑な表情をしていました。

 行君は私のキスにハグと頭ナデナデで返すという高等テクニックを行い、私のライフに必殺コンボを決めてくれました。

 改めて、私たちはほんとの恋人の成れたのだと思いました。



 三月 終劇

 入試も終わり、私たちは、時間的に余裕ができたので、最後の高校生デートをすることにしました。

 大学で必要なものや、私の私服、行君の私服、私の好きなかわいい小物や、行君の好きなアンティークの小物などを見たり買ったりして、新生活への準備を終わらせたり、恋人としての関係を進展させたりしました。

 

 妹と付き合うことになって一年。

 初めは妹のはかない夢を少しだけかなえてやるだけのつもりだった。

 でも、デートやイベントを繰り返すうちに、いつの間にかこっちまで恋心を持つようになってしまった。

 世間的には認められることはないんだろうが、でも俺たちの中にしっかりとした愛があったら、それでいいと思うようになった。

 俺ができるだけのことを、未来にしてやりたい。

 

 「あっ」

 その言葉が聞こえたと思ったら、子供が道路に飛び出していました。

 子供の行く先には風船が飛んでいました。たぶんどこかの店がセールで配っていたのでしょう。用ある光景です。

 そして、物語でよくあるように、そして常識ですが、道路には車が走っているものです。

 寄りにもよってその時は知っていたのは大型のトラックでした。


 俺は気づいたときには飛び出していた、未来がいるのに。

 子供の体を引き寄せ、歩道に戻すことには成功した。

 でも、その無理な行動をしたせいで、俺はバランスを崩し、逃げられる気がしなかった。

 俺は未来の、恋人として、やらなきゃいけないことが。

 やりたいことが。


 行君は動かない、声をかけても、ゆすっても。

 遠くからサイレンが聞こえる。

 周りでは誰かが叫んでいる。

       なぜ 兄は 赤いの 

         なぜ 行輝は うごかないの



 東行輝 享年18歳

 死因内臓破裂による失血多量

 葬儀はつつがなく執り行われ、妹である東未来は終始心ここにあらずといった印象だった。

 

 行輝の葬儀から二日後、未来は行輝の自室にこもったままだ。

 せっかく恋人に慣れたというのにかわいそうだ思いながら、自分自身もまだ信じられないでいた。

 妻の行美いくみもまだ立ち直っていない。

 父として、旦那として、支えねばと思うが、してやれることがない。

 行輝は人を助けて死んだのだから、あいつらしいとは思うが、愛する恋人である妹をおいて行ってどうするんだ。

 

 行君の部屋にこもって一週間。

 部屋の中には思い出が詰まっていた。

 その中でも、机の上の手帳に目が留まった。

 私があげた手帳だった。

 中にはメモや日記などが書いてあった。

 わたしのことを書いた内容もあった。

 

 俺は未来の夢をかなえるだけのつもりだった

 でも何時しか俺も未来に恋してしまった

 未来を傷つけたくないし、永遠に優しい俺でいたいけど

 たぶんそうもいかないだろう

 でもできるだけ愛を与えたいと思う

 

 いつの間にか手帳にはシミができていた。

 まだまだ二人でしたいこともあった。

 できることなら愛も育みたかった。

 手帳の最後には写真が挟まっていた、私があげた水着の写真。

 少し黄色くなっていた。

 なぜかはわからないけど、少しうれしかった。

 もう、私が恋することはないんだと思う。

 私が最も愛した人は、もういないのだから。

実は兄妹の誕生日は交際デーで少し意味があるものを選びました。

 余談ですが

 父 光来こうらい

 母 行美いくみ

 なので兄妹の名前の由来は親の名前から少しづつ連想ゲームで決められたようです。

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