にゃーさん冒険者ギルドを訪れる
カランカラン冒険者ギルドの戸を開く。
「にゃー(冒険者登録したいんにゃけどにゃー)」
「ワン(冒険者登録ですか? それでしたらこちらですワン)」
プードルによく似た犬獣人が対応してくれる。
「にゃー(ありがとうにゃーで、どうすればいいにゃー)」
「ワン(こちらの水晶に右手をかざしていただいて種族を鑑定いたしますワン)」
前足をカウンターに乗せる。
「にゃー(こうかにゃー)」
尻尾をフリフリしながら聞いてみる。
「ワン(はい。それでは鑑定致します)」
鑑定種族猫賞罰なし
「ワン(猫? う~んケットシーの親類かなにかですかね? 見た目も似ていますしワン」
「にゃー(ケットシーってなにかにゃー)」
「ワン(ケットシーとはあなたのように毛並み豊かな猫獣人のことですワン)」
「にゃー(そうにゃのかわかったにゃーで冒険者登録は終わりかにゃー)」
「ワン(はいこちらが冒険者登録をした方々にお渡ししている冒険者カードですワン)」
「にゃー(ありがとうにゃーそうだにゃーついでといってはにゃんだけども、仕事を斡旋してくれにゃいかにゃー)」
「ワン(どんなお仕事でもよろしいでしょうか)」
「にゃー(できれば簡単で今すぐできる奴がいいにゃー)」
「ワン(でしたらゴブリン討伐などいかがでしょうワン)」
「にゃー(ゴブリンってなんにゃー)」
「ワン(緑色をした小鬼ですワン)」
「にゃー(わかったにゃー)」
「ワン(あっそれとゴブリンの右耳を討伐証明部位としてご持参くださいワン)」
「にゃー(わかったにゃー)」
「ワン(最後に東の森には近づかないようにおねがいしますワン)」
「にゃー(どうしてにゃー)」
「情報によると東の森にはゴブリンキングが出現したようなので、大変危険なのですワン)」
「にゃー(わかったにゃー東の森には近づかないことにするにゃー)」
「ワン(では気をつけて行ってらっしゃいワン)」