表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
602/704

593, 144000 part2

 ……落ち着いてきたわ。ここで、ハッシュ関数に、少し深く触れてみる。


 今まで……何となく、逃げてきたのよね。結局……わたしったら、女神なのに、こんな状態であんな塔に閉じこもっていた。結局は、わたしだってショア連呼と一緒。


 こんなわたしを、量子アリスはかばってくれるけれど……実際のところ、闇にある程度は揶揄されても、反論はできないのよね。


 でも、今は違うわ。真剣に向き合うことで、新しい時代の扉を開いてみせる。


 そうね……闇にも、感謝しないと。そういう気持ちを奮い立たせてくれたのだと、前向きに受け取れるようになったわ。


 さて。結局、わたしも「含めて」、こんな勘違いをしていたのよ。列挙するわ。


「ハッシュ関数は数学」

「一様性は前提」

「設計者の意思は関係ない」

「だから信用できる」


 ……。改めて並べてみると、ひどいものね。これで、絶対に問題ないと……量子が投げ込まれるその瞬間まで、疑問すら微塵もなく、信じ切っていたわ。


 ところが、実際は……以下なのよね。


「数多くの介入パラメータ」

「回転量」

「補助関数の構成」

「ラウンド数」

「ビット演算の順序」


 ……。つまり、「最適化」という名の調整余地が、たっぷり残されていた。


 そして……、統計テストを通る。ランダムっぽく見える。致命的な攻撃は、まだ見つかっていない。それらが揃えば、実質的に完成扱いになる。


 これが……ハッシュ関数の、真の姿だった。


 闇で包まれていた補助関数を、ひとつずつ剥ぎ取っていくと、そこに現れたのは……これ、だったのよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ