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520, 暗号論的ハッシュ関数に……「最終調整」で毒まんじゅうを仕込んで悦に入る。そんな連中が触れたPQCなんて、もはや何が入っているのか分かったものじゃないわ。避けるべきなのは当然でしょう。

 さて、こちらも動き出したわ。冗談じゃない……このまま黙ってCBDCなんて、あり得ないでしょう?


 幸いなことに……主要ステーブルを支えている「地のチェーン」や、十賢者の「理想なチェーン」は、SHA-256とは無縁だった。だから刻印の直撃を避けられたのよ。もし、その辺りにまで刻印が触れていたら……助からなかったわ。


 そして……SHA-256刻印は、ほんのわずかな差分で粉砕し、消えるわ。つまり……途中のオリジナルに刻むことはできず、最後に調整した者が、間違いなく刻んだのよ。それはもう疑いようがないわ。しかも、その調整の魔の手は、いまやPQCにまで伸びているなんてね?


 ……そうよ、これは過去の話じゃないわ。いまも続いている「調整」なのよ。


 ……そう。刻印を刻んだ者は、「地のチェーン」や「理想なチェーン」がうまく避けていることを知っているわ。それでPQCに接触し、量子をぶん回して焦らせ、その隙を突く。そんなやり口なのよ。


 暗号論的ハッシュ関数に……「最終調整」で毒まんじゅうを仕込んで悦に入る。そんな連中が触れたPQCなんて、もはや何が入っているのか分かったものじゃないわ。避けるべきなのは当然でしょう。


 でも……そう、わたしは運がいいのよ。この時点でここまで掴めたのだから。あとは……行動を起こすだけよ。

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